神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

ミステリー・ワンダー・ランドのセンス・オブ・ワンダー[3] パン・アメリカン・ハイウェイ

2016-03-06 22:27:04 | ペルー

ホテルで仮眠の後、というか、シャワー後にちょっとだけくつろいだだけで2Fのレストランでへ朝食に。

コンチネンタル風とは聞いていたが、本当にパンとジャムしかない。保温容器は出ているんだけど、卵もフルーツも無い。飾りみたいにオリーブか何かがちょこっと置いてある程度。

そして朝の5時。まだ暗いうちにホテルを出発。あれ、これって昨晩の救出バスじゃないか。なるほど、代替のバスが早く着いたのはこういうことか。

バスはリマから南の港町、ピスコを目指し、海岸沿いをひた走る。

海岸沿いの丘の上には派手に電飾された十字架が。そういえば、この辺りって、謎の巨大カップル像とかもあるんだっけと思っても、暗くて何も見えず。

昨晩から付き合っていただいている現地ガイドさんも、とりあえず寝ましょうかという感じで、特に案内も無し。

バスはパン・アメリカン・ハイウェイをひた走る。この高速道路はアラスカから南米大陸の南端まで繋がっているのだそうだ。凄いですね。

途中で目立ったのは、巨大な養鶏場テント。面白いことに、新しいものから古くてボロボロずたずたのものまで順に並んでいる。これって、新しいのを建てたら古いのは放置しておくんですかね。

そして、途中の集落はなぜかどこも建築ラッシュの様相。最近地震でもあって被害が出たのかと思いきや、ペルーの家はほとんどが建築中のままだという。理由はいろいろ聞くけれど、お金が貯まったらちょっとずつ増改築しているので、いつまでたっても工事が終わらないということらしい。

大きな集落が見えなくなると、今度は荒地の上に校庭のように白線を引いてある区画が目立ち始める。区画の中にはバラックがあったり、何もなかったり。これは田舎から出てきた人たちが住むための場所で、ほとんどが不法占拠なんだと。

バラックの壁には、マークや名前が書いているところが多いが、「KEIKO」と書いてあるのが眼を引く。これは、アルベルト・フジモリ氏の娘、ケイコ・フジモリ氏のことらしい。今年(2016年)は大統領選挙があり、ケイコ・フジモリ氏は有力候補なのだそうだ。日本人向けのリップサービスもあるのだろうけど、フジモリ氏の業績はペルー旅行中に何度も耳にすることになる。

人が住めるのかどうかもわからないバラック小屋とは対照的に、ゲーテッドコミュニティのような場所もいくつかあった。「アジアンリゾート」なんて看板もあって、何じゃこりゃな感じ。後で調べたところ、この辺りはアジア郡という地名で、リマの人たちにとってのリゾート地らしい。検索したらあったよ、たぶんこれだ。それにしても、紛らわしい。

途中のトイレ休憩はガソリンスタンド。併設の売店は小さめ。インカコーラやコカコーラを売っている。あんまり民俗的な感じはなく、アメリカのロードサイド文化(というか、コカコーラ?)に染まっているただのガソリンスタンド。巨大なモンスターエナジーがあったけど、それって飲み過ぎると死ぬやつじゃ……。

街中に入ると、かっこよく漢字が書かれた車を発見。さすがにこれは日本の中古車じゃなくって、自分で書いたんだよな。

原付三輪車も多く見かける。ピスコ周辺だと赤い三輪車両が多いので、これは赤いものなのだと思っていたら、他の土地に行くと今度はほとんどが青かったりしておもしろい。これは流行の問題なのか、大量生産のせいなのか。

そんな感じで、バスはピスコへ到着。

 



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