神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] やっちまえ 2011 終幕

2011-12-19 23:55:56 | コンサ
なんだかずいぶん昔の気がするのだけれど、たった2日前のことなのだな。12月17日土曜日、コンサドーレ札幌の「やっちまえ2011」は終了しました。


この日は相変わらず自宅待機電話呼び出し対応日だったのにもかかわらず、朝っぱらから埼玉スタジアムへ向かった。旭川実業高校のプレミア参入戦と、コンサドーレ札幌U-18のプレミアチャンピオンシップを見届けるためである。

まずは、朝10時からの「高円宮杯U-18サッカーリーグ 2012プレミアリーグ参入戦」。プリンスリーグ北海道チャンピオンの旭川実業高校と、プリンスリーグ東海チャンピオンのジュビロ磐田U-18が来季のプレミアリーグ参入をかけて激突する。

場所は埼玉スタジアムといっても、裏の第3グラウンド。観客席は芝生の土手みたいなところ。9:40くらいに到着したのだが、ジュビロ側も旭実側も、関係者らしき人以外の観客はちらほらといった感じ。旭実はともかく、ジュビロはU-18にあんまり力を入れてないのかね。

ところが、旭実側はどんどん人が増える。キックオフした後も人が増える。理由は当然、この試合の後でU-18を応援するためにやってきたコンサドーレサポがついでに見に来たから。まぁ、旭川が実家の自分もそうなんですけどね。おかげで、旭実のチームカラーは臙脂色なのに、観客はほとんど赤黒。

試合はジュビロペースで進むも、旭実もパスを綺麗に回して攻めるシーンを作る。ジュビロは特に長めのスルーパスでDFの裏を突こうとするプレーがなかなかうまく行っていた感じ。

しかし、後半。なんとコンサユースサポが持ち込んだ太鼓が鳴り始める。「きょくじつ アレ!」「行け旭実 仲間信じ 最後までたたかえ」。名鑑見ながら選手名もコール。ジュビロの応援は前半からやってたけど、旭実は太鼓どころかコールも無かったんだよね。

この応援に気をよくしたのか、前半とはうって変って旭実ペース。サイドからうまくボールを回してジュビロゴールを襲い、ほとんどワンサイドゲームにしてしまう。隣で見ていた指導者っぽい方々曰く「エスパルスの子はすごいと思ったけど、ジュビロにはすごいと思った子はいないな」だそうだ。

残念がら、後半は無得点に終わり、延長へ突入。しかし、旭実ペースは変わらず、ついにゴールを奪って1-0での勝利。FWの中央でのポストプレーとサイドからの攻撃を織り交ぜ、バランスよく攻撃できていたのは良かった。強豪ひしめく東海地区チャンピオンを下してのプレミア入りは素晴らしい。

正月の高校サッカーもこの調子で頑張ってください。実家帰ってるので、テレビで応援します。

そして、うちのユース応援団、なぜか小学生にバカ受けでした。「お前ら、おだっていいぞ」とか、意味不明のヤジ飛ばしながらの気楽な応援だったせいですかね。楽しいでしょ、また応援しに来てね。





昼ごはんは浦和美園イオンまで戻って、またもやステーキwithヱビス。もう、ここ来たらこれでいいや。twitter見てたら、埼玉スタジアムで食料難民も発生してたらしいけど(笑) たしかに、埼玉スタジアムからイオンまで、徒歩20~30分だからな、往復すると疲れちゃう。


そして遂に本日のメインイベント。高円宮杯U-18サッカーリーグ2011チャンピオンシップ。コンサドーレ札幌U-18 vs サンフレッチェ広島F.C.ユース。こちらはなんと埼玉スタジアム本体での開催。久しぶりに、というか、初めてホーム側に入ったよ(笑)

試合会場もトップチーム仕様ならば、応援もトップチーム仕様。なんとコールリーダーが「やっちまえ2011がまだ続いている場所があると聞いて」札幌から駈け付けてくれました。襷に大旗、太鼓も複数。

しかし、歌うはユースの応援歌。集まったサポーターも最初は聞き慣れない歌に戸惑いながらも、声を合わせて歌い始める。「俺たちの札幌ユース 今ここに 広島を倒すんだ! さぁ行こう」





広島はやっぱり強い。札幌ユースも技術はしっかりしているのだが、フィールドを広く使うということについては広島ユースの方が上だった。札幌は狭いところでもパスで回せるのだが、広島相手ではパスカットされるシーンが多く、なかなかゴール前まで持っていくことができなかった。逆に札幌は広島のパス回しについていけずに、ファールで止めるシーンが目立った。

しかし、なんとか、しのぎ切って前半は0-0。

後半も雰囲気は変わらず、遂にPKを与えてしまう。審判の動きからすると、最初のアタックでアドバンテージを取って、次のプレーで止めたように見えた。反対側だったからよく見えなかったけど、あれ、奈良だったんだね。じゃぁ、仕方がないや。J2とはいえ、トップチームのレギュラーからPKを誘うなんて、相手を褒めるしかない。

このPKから精神的に立て直す暇も無く、コーナーキックから得点を奪われ、これで本格的に意気消沈。すっかり足の止まった札幌はサンドバック状態。ボールを持っても、走り出す選手がいない。いても判断が遅く、タイミングが合わない。

さらに追加点を取られて、広島と札幌の差はどんどん広がる。

しかし、1点を返した時間帯のプレーは素晴らしかった。どんどん前に追い越すムービングサッカーを見せた。しかしそれもも一瞬の輝き。中原彰吾が1点を返したものの、結局1-3での敗戦。

試合終了とともにピッチに倒れ込んで空を見上げた荒野。この悔しさを忘れるな。J1で広島を倒そう。そして、得点を決めた彰吾をはじめとする2年生たちは、かならず来年ここに戻って来よう。

おっおっおおっおー 札幌ユース 進め 勝利へ向かって
おっおっおおっおー 札幌ユース 共に 歴史をつくろう

最後は監督の四方田コール。ありがとう、四方田さん。下部組織の目標は大会の優勝ではなく、どれだけ選手をトップに送り込めるかだと思う。その意味では、来季5人の昇格は大成功と言えるだろう。さらに2年生にも年代別代表を何人も選出されている。ユースがこれだけ頑張ってくれるなら、コンサドーレの将来は安泰だ。これぞプロビンチャの生きる道。





そして夜は調布まで戻って、サポ有志主催の「J2卒業式」。まぁ、なんというか、思ったよりも感動的でしたよ。ボールもらった(いや、買ったw)子供たちは、そのボールで世界を目指せよ。




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