神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
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[コンサ] 2013 J2 第38節 京都 vs 札幌

2013-10-27 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第38節 京都サンガF.C. 2-0 コンサドーレ札幌 @スカパー


J2も残り5試合。プレーオフ進出圏内の6位以内へ向けて、上位陣との苦しい戦いの始まり。ここを勝ち越しで抜ければ、希望は見える。

しかし、いきなり好調だった宮澤が離脱。代役はルーキーの堀米。ベテラン河合とのコンビになるが、現キャプテンと次世代キャプテンの組み合わせは、不安よりも頼もしさを感じる。問題ない。やれるはず。

相手の京都には、あの山瀬功治。吉原宏太に続いて背番号18、さらには背番号10を付けた、札幌のスーパースターだった男だ。J1川崎からJ2への移籍は都落ち(地理的には逆だが!)の感が強いが、札幌出身の選手には、いわゆる“恩返しゴール”を決められることが多いので、もっとも注意したい男だ。


試合は序盤から京都のパスワークが良かった。細かいパスをテンポよく組み立ててくる。選手間の距離も申し分なく、J2としてはレベルが高すぎる。

それに対して、うまくドリブルを織り交ぜているのが札幌。前田や砂川が突っかけて、内村が裏を狙う感じ。

ただし、プレーの正確さという面では京都が一枚上で、札幌のパスやドリブルが京都の選手に引っかかるような感じでボールをロストし、距離感がよくて出足も早い京都にボールを奪われるというシーンが多くみられる。しかし、京都がショートカウンターというよりパスをつないできてくれるので、危ないシーンは全体的に少なかった。

しかし、早い時間で守備のミスから失点。奈良のヘディングがヒットせずにかすって、こぼれたボールに山瀬が飛び込んできて、杉山と一対一になって決められた。

ミスからの失点だったが、「山瀬はやっぱり山瀬」だった。あそこでボールがこぼれてくることを信じて走れるかどうかというのが良い選手の証拠。

前半終了 札幌0-1京都。同じようなパスサッカーを志向しているのだが、パスワークでは京都にやられている感じ。チャンスが無いわけじゃないけれど、シュートが極端に少ない。シュート数は京都3-札幌1。お互いにボールを大事に持ち過ぎ。もっとミドルを撃ってもいいのかも。


後半からは砂川に替えてフェホを投入。中盤で負けているので、前線へすっとばす気か。

ところが、メンバー変更による効果が見えないうちに、奈良がペナルティエリア内で相手を倒してPK献上。蹴ったとかではなくて、身体ごとぶつかった感じ。

これで奈良が2失点に絡んでしまうということになったが、そんなに悪かったわけではないと思う。審判がクソというほどでもないし、割と運が無かったという要素が大きいのではないか。ただ、櫛引も見たいと思うし、奈良が櫛引よりも絶対的に上だとも思えない
ので、このあたりのローテーションは監督にも考えてもらいたい。

これで勝ち点3のためには3点取らなければならなくなり、完全にプランの狂った札幌は前田に代えて榊を投入。これで前線で収めるというより、完全に裏狙い、カウンター狙いの態勢に。フェホと内村のツートップ気味。そこから荒野、榊がサイドから裏を狙うという方式。言ってみれば、大きく蹴って走るという戦法。

ところが、京都はフェホの大きさにも、翔太の小ささにも惑わされずに、しっかりと守りきってしまった。

ゴメスのプレースキックから、フェホがファーでヘディングというのは大きな武器になりそうだが、その後が、キーパーに正面でセーブされたり、ソンジンがこぼれ球を蹴り込んでもポストに当たったりと、攻撃でも運が無い。

さらに、内村に替えて岡本を投入するも、やっぱりフェホのところを無難に守られてしまうと打つ手がない。結局のところ、必死で攻め込んでも得点は奪えずに終了。

前半は札幌のシュート数1本だったものの、試合終了時のシュート数は5-7で札幌の方が多かった。とはいえ、京都の戦術がボールを大事に回して隙を伺うスタイルだったというだけで、札幌が格段に良かったわけでもない。

全体的にはJ2としてはレベルの高かった試合だったとは思うが、そんなことは求められていないわけで。これで、千葉、神戸に連勝しないとプレーオフ進出は難しい状況になってきた。

まぁ、この時期に負け越しているのに、プレーオフ進出なんて何ねごとを言ってんだって感じなんですけどね。(←だんだん、酸っぱい葡萄扱いになってきた)

 



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