隔月刊になってから、毎回買うのを忘れがちなのだが、今回は年末の発売ということもあって気付いたのは年明けも1週間過ぎてから。それでも書店に平積みになってたのはスターウォーズ効果もあるんだろうか。
ということで、特集は『スター・ウォーズ』。まあ、SFファンのお祭りみたいなものですね。
先にエピソード7を見ていたので、ネタバレも怖くないわって感じで読んでいたのだけれど、それほどびっくりするネタもなかったか。どちらかというと、1977年の『スター・ウォーズ』公開がいかに当時のSF界を熱狂させたか、そして、今回の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をSFファンがどれだけ待ち望んでいたかがストレートに伝わってくる紙面になっていて、SFマガジンらしい。
他にも、『火星の人』を原作とした映画『オデッセイ』の記事もあり、こちらも公開が待ち遠しい。
「冲方塾」は小説家発掘というより、『マルドゥック・スクランブル』の二次創作小説集みたいな感じ。なんだか知った名前もあっって面白いんだけれど、小説塾としては借り物の設定やキャラクターでいいのかという気も。あと、塩澤さんの講評が意外に辛口。
連載からは、『ウルトラマンF』の“F”はその“F”だったのかよというので大笑い。
○「契約義務」 ジェイムズ・L・キャンビアス/中原尚哉訳
これが必然の帰結であると、意外ではなく納得できることと、人工知能に対する恐怖感の克服をどうやってバランスしているのかは自分でも不思議。
○「有機素子板の中」 早瀬耕
『グリフォンズ・ガーデン』はなんとなくしか覚えていないけど、北大の描写が懐かしかった。長距離寝台列車というのも、なんとなくノスタルジーを感じるものになってしまったなぁというのが感想。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます