SFマガジン2008年9月号
中国SF特集。
どれも名作級だけど、これは厳選されたせいなのか?
中国SFは科学啓蒙小説としての側面が強いらしいが、本誌で紹介されたものはそれほどでもない。
科学的におかしいものを発表すると、とたんにモヒカン族(ネット用語)に会うというのが、笑える。
『シヴァの舞』でウィルスという名の細菌が出てくるのも、途中で誰かの突込みが入ったせいか。
日本だと、SF仕立てのホラーとか、途端に餌食になりそう(ワラ)
精神汚染! 精神汚染!
また、世界でも有名なSF雑誌「科幻世界」の発行元が“四川省科学技術協会”というお役所なのが笑える。
さすが共産主義。
=====
『水棲人』韓 松
+1.5
中国ではないどこかである必要性があったのか、なぜか日本(?)が舞台の人間改造SF。最終戦争とか人種差別とか、背景もいろいろ深い。
『さまよえる地球』劉 慈欣
+2.0
膨張する太陽から逃げ出すために、地球にエンジンをつけて飛び出そうというバカSF。
内容はいたってシリアスだが、太陽爆発直前のエピソードなど、喜劇的なバカさ加減がすごい。
『シヴァの舞』江 波
+1.5
滅亡の先にある脱出と再生の二本の道。ブラッドミュージックだったり、ワンの絨毯だったり、ラジバンダリ。
『5017』草上仁
+0.5
ネタが途中でばれたので、減点。
『綺幻燈玻璃繪噺』今日泊亜蘭
+1.5
この方も亡くなっていたんですよね。今年は訃報が多すぎる。
旧仮名使いで読みづらいかと思いきや、リズム感のある文章で読みやすい。
『閃光ビーチ』菅浩江
+1.5
お化粧SF第2弾。メイクも深いですね。勉強になります。
=====
9月号は平均点高いです。
バックナンバーで購入もお勧め。
中国SF特集。
どれも名作級だけど、これは厳選されたせいなのか?
中国SFは科学啓蒙小説としての側面が強いらしいが、本誌で紹介されたものはそれほどでもない。
科学的におかしいものを発表すると、とたんにモヒカン族(ネット用語)に会うというのが、笑える。
『シヴァの舞』でウィルスという名の細菌が出てくるのも、途中で誰かの突込みが入ったせいか。
日本だと、SF仕立てのホラーとか、途端に餌食になりそう(ワラ)
精神汚染! 精神汚染!
また、世界でも有名なSF雑誌「科幻世界」の発行元が“四川省科学技術協会”というお役所なのが笑える。
さすが共産主義。
=====
『水棲人』韓 松
+1.5
中国ではないどこかである必要性があったのか、なぜか日本(?)が舞台の人間改造SF。最終戦争とか人種差別とか、背景もいろいろ深い。
『さまよえる地球』劉 慈欣
+2.0
膨張する太陽から逃げ出すために、地球にエンジンをつけて飛び出そうというバカSF。
内容はいたってシリアスだが、太陽爆発直前のエピソードなど、喜劇的なバカさ加減がすごい。
『シヴァの舞』江 波
+1.5
滅亡の先にある脱出と再生の二本の道。ブラッドミュージックだったり、ワンの絨毯だったり、ラジバンダリ。
『5017』草上仁
+0.5
ネタが途中でばれたので、減点。
『綺幻燈玻璃繪噺』今日泊亜蘭
+1.5
この方も亡くなっていたんですよね。今年は訃報が多すぎる。
旧仮名使いで読みづらいかと思いきや、リズム感のある文章で読みやすい。
『閃光ビーチ』菅浩江
+1.5
お化粧SF第2弾。メイクも深いですね。勉強になります。
=====
9月号は平均点高いです。
バックナンバーで購入もお勧め。