おはようございます。9月14日水曜日です。広島は雲り、最近は早朝は涼しく、日中は蒸し暑いという天候です。
昨日、多分、昨日生まれたばかりの蝉だと思いますが、早朝から拙宅近くで鳴いていました。最近、自宅近くで聞くのは珍しくなっていて、ほとんどの蝉は、黄金山麓で、「最後の求愛」を行っているところと思われますので、昨日産まれた蝉も、黄金山麓へ向かったと思われます。拙宅付近はまた静かな状況になりました。鳴く蝉は雄、頑張れと応援したくなります。
さて、相場です。昨夜米国CPIが出て、各市場は大きく動きました。
想定を上回る結果となったCPIを受けて、利回りは急上昇、これを受けて株価は大きく下落、債券利回りは、その後行われた債券の入札が順調に進んだことで、少し調整しましたが、最高利回り3.4450%を付けています。
ドル円は、急反発。一気に144円台へ乗ってきました。145円を伺うようになるかもしれません。昨夜、144.686円まで上昇したドル円ですが、利確も出てその後は上下しています。そして本日分取引が始まると、上値は、114.954円まで上昇し、現在値は、144.818円付近。
為替情報による上値は145.00円となっていますが、ここにストップロス買いが入っているようで、145円台へ向けた動きが出てくるかもしれません。
押し目ができるようだと、買い拾うつもりです。
欧州の株式市場は、利回り上昇を受けて、軟調に推移。世界的な景気悪化を危惧し、売られているようです。
今夜は卸売物価、明日15日は小売売上高などが出てきます。この日はNY連銀製造業景況指数なども出てきます。要注意か、、、。今週はまだ、神経質な取引が続きそう、、、。
リスクの取り方をよく考えて、取引をするかしないかを決めて、取り組むことが大切になりそう。
相場のパターンとすると、9月7日高値とのWトップ形成も考えられるし、今後、もう少し上昇した後、少し値を戻し、FOMCで天井を付けて、トリプルトップを付けるということもあるかもしれません。
Wトップの場合は、今回のケースでは、まだ、これで天井とは言い切れない部分もあり、三尊形成に動いてくるかもしれません。そうなると、本日以降は145円手前で時間調整的な動きとなり、145円を超えてきても、押し戻されることも想定され、更なる上昇には、また別の材料が必要になるのかもしれません。
FOMCを迎えるまでに出てきた材料をこなしながら、145円手前で、あるいは145円前後でうろうろするかもしれません。
本日日通し高値144.954円で新たな3MAXを形成。「天井か、それとも、中段か」を考えるレベルにあると思われます。
7日高値144.992円突きに来ると想定しながらチャートを観ているところです。
考えてみると、昨夜出たCPIの結果を見ると、FOMCでは0.75%の利上げは確定的であり、一部金融機関は1.0%の利上げを考えるようになってきています。
これを考えると、現下のドル円相場が「売り転換」するとはまだ考えづらいところです。
このような利回り動向を考えて、株式市場は、世界的な景気悪化をより具体的に認識するようになっていると思われます。
高利回りでも債権の需要が旺盛になってくると、景気後退への懸念が強まってきたという判断もできそうです。2023年新年早々、その年のテーマとして取り上げられるようになるかもしれません。
ウクライナ情勢では、ウクライナ軍がロシア軍を押し込んできているとか。奪われた領土を奪還し始めているという情報が流れ始めています。
長期化し始めているウクライナ情勢が転機に差しかかってきたかもしれません。
一部機関投資家では、相場はこれから、139円から140円付近までの押しが出てくる可能性があるという見立てをしています。
昨夜出たCPIが予想を下回るものとなっていれば、その可能性もあったかと思われますが、現段階の当座の動きとしては、下振れよりも、上振れを考えるのが現実的と考えられると思われます。
しかし、円安が相当進んできていますから、政府による「口先介入」あり、これから上値の重い展開になることも想定できそうです。どこかで山を付けた後は、米国の景気後退説が強くなってきて、ドル売り円買いが進行してくると想定しています。それがいつ開始するか、慎重に判断する必要はありそうです。
145円も近いレベルですから、値幅を稼ごうとする短期の投機筋は、相場を一旦下ブレさせてくる可能性はありそうです。しかし、買い方が建玉の決済を行わない限り、相場の下押しは限定的なものとなり、投機筋は下振れはできないと察して、買い上がってくることも想定できそうです。
本日の相場が上下する場合、それは、短期の投機筋の仕掛けと思われます。この動きには乗らないのが得策と思われます。
短期の投機筋は、下振れ開始の合図として、まずは、小さく下押ししてくると思われます。これは、一般大衆投資家を下へ誘うとする動き。これには追随反応せず、逆に、小さな押し目ができたら、そこは買い場と心得て動くのが上策と思われます。
一般大衆投資家の動きとは言え、短期の投機筋も買い上がる動きは無視できないはず。「踏み」を恐れる投機筋。
本日の相場は、短期の投機筋と一般大衆投資家の戦いになると思われます。
ウン?急落してきた。投機筋が押し込んできたと思われます。
上ブレでは稼げないと考えた投機筋が下振れで動きだしたと考えられそうです。しかし、下振れは買い方に押し目買いの口実を与えるだけですから、投機筋も早めにポジションドテンしてくると思われます。
144.95円付近まで上昇してきましたから、そろそろ決済するか、などと思考していたところでの急落開始、、、。少し決済タイミングを失いました。
さらに下がってきましたので、144.381円で買いエントリー実施。本日も辛抱する時間が長くなりそうです。
本日のシグナルは、「コスモス」は、「買い」、「桜」は「売り」、「ひまわり」も「売り」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、144.615円超、「売り」は、144.615円以下、「買い」は、143.208円以下の場合となっています。
FPVは、143.609円、R1は、145.621円、S1は、142.531円となっています。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 9時07分です。利回り上昇で、米国の2年物国債、10年物国債ともに上昇し、長短利回り逆転状況は継続中。逆イールド状態です。
今朝のドル円相場の急落は、財務官の「口先介入」があったためのようです。これが短期の投機筋の決済売りを促進したようです。
追伸 12時36分です。昼前にも、財務官の「口先介入」があったようです。しかし、市場はこれを冷ややかに見ています。「何もできない」と、、、。本日のこれからの動きは、7日の高値を付けたときのものが参考になりそうです。だいぶん環境は異なりますので、全く同様とは言えそうにありませんが、今夜、明日と出てくる経済指標を基に、ドル円は上下しそうです。
Wトップ形成と考えれば、これからは、下へ行くことも考えられそうですが、ドル買い円売りを止めるほどの材料が出てくるでしょうか。
FRBはCPIではなく、PCEを指標として優先しています。最新PCEが出てくるのは、8月分が9月31日金曜日です。
PCEコアデフレータの過去実績データ(前年同月比)は次の通り。
5月 4.7% 6月 4.8% 7月 4.6%
8月はどうなるか、もう少しすると予想が出てくると思われます。4.6%を下回るようになると、インフレピーク感が出てくるかもしれません。
昨夜の入札で、30年物国債(米国)の利回りは、3.511%となっています。30年物は、今後、下がってくることも想定できそうです。
追伸 13時12分です。最近言われていることで、「水星逆行」というものがあります。年に何回か出てきますが、今年は年間で4回ほどあるようです。そして今、第3回目のものが出現し、9月10日から10月2日までの間がそれに該当しています。
この間には、為替ドル円や株価も「天・底」を付ける傾向があるというアノマリーがあるようです。この期間も含めて前後に幅広く観ると、この傾向はより鮮明に出てくるようです。
このことと、最近のドル円相場の動向を重ねてみると、前述のように、来週のFOMC、再来週のPCEなどを考えると、一応念頭には入れておいて、相場を見ていこうと思います。
そのほかのアノマリーとしては、「満月・新月」というものがあります。この期間の「満月・新月」は、9月10日:満月、9月26日:新月になります。
10日はすでに通過し、注意は26日月曜日ということになりそうです。この前後が要注意か。
人の心理は、いろいろなものに振り回されます。科学では解明できないことですが、「なんとなく、そのような傾向が、、」ということで、市場関係者も一応意識はしているようです。
追伸 14時59分です。2時前にある情報が飛び交っているようです。「日銀が金融会社に為替レートチェックを行い始めた」。もし、これが本当ならば、為替介入の段階が「口先介入」から一段進んだことを意味するようになります。
これがあると、ドル円は一気に円高へ振れる公算が出てきます。
この後に、「介入」となるが、今回は相場を押し下げる介入であるため、「何億ドル売ればよいか」という問い合わせが入ると、さらに介入現実味が増してくる。要注意。
この三段階を経て、政府は介入してくる。
現在15時05分です。株式市場は取引を終えています。
ドル円は、昨日高値付近で下押しが終わるかどうかチェック中。