FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 国際シンジケートの逆襲

2022-09-15 08:58:50 | 日記

おはようございます。9月15日木曜日です。広島は晴れ、早朝は涼しくて気持ち良いですが、日中は蒸し暑く、残暑厳しい昨今。

彼岸花がきれいに開花しています。形も良く、色合いもいつも通り。子供のころは、この花の色を少し毒々しいと感じ、嫌っていましたが、最近ではそのようなこともなく受け入れています。秋の、この頃を象徴する花。県北地方では、台風襲来のスケジュールを考え、稲の刈り取り時期をいろいろと考えていると思われます。稲刈りが間もなく始まりそうです。

 

さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は3市場とも少し反発して引けています。前日に大きく下落していましたから、自律的反発もあったと思われます。

ドル円は、現在、142.894円付近で、上値の重い展開。

昨日、市中金融機関へ、「レートチェック」が入ったようで、これを受けて相場は急落、ドル売り円買い傾向になっています。

昨日の高値は、144.954円、安値は、142.55円、値幅が2.404円と広く、しかも「急激に」円高に振れています。

この「レートチェック」は、「為替介入」前の重要な段階へ進んだことになると思われ、昨日の東京市場から、ドル売り円買い傾向は鮮明になっています。

現在もその流れの中にあるかもしれません。

しかし、今朝、最新の為替情報をチェックしてみると、上値は、146.40円となっており、146円台に乗るということが米国市場を中心に出来上がりつつあるように見受けられます。

国際シンジケートの逆襲が始まるのかもしれません。

もし、世界中の機関投資家が、昨日の「レートチェック」を考えて、「為替介入は近い」と考えているのであれば、146円台の上値は出てこないはず、と考えられそうですが、そうとはならず、上値を伸ばすようになってきています。

 

国際シンジケートが日本政府の為替政策に「異議あり」を突きつけた可能性があります。

「為替介入」があると、売買攻防のための資金量が注目されますが、国際シンジケートの方が膨大な資金量を有しており、この「喧嘩は日本政府の負け」ということが明白なのです。

特に今回は、円高傾向へ振らせたいとする本邦政府との対決ですから、これまでの多くの場面で出てきた「為替介入」は「円安局面へ持っていきたい」とするもので、今回のものは、真逆のものになります。

これまでに何度も書いていますが、現下のドル円相場では、FRBと日銀の金融政策の差によることが大きく、その金利差傾向はまだ拡大すると考えられており、ドル買い円売りが進行している最中です。

思い出してください。現在ロングを保有している国際シンジケートは、これを売りません。絶対に。ロングを長期保有している方が売り仕掛けをしてくる方よりも強いのです。相場は崩れません。

現在少し調整しているではないか、という考え方もありますが、これは、まだ目先での動き。相場の大循環から考えれば、枝葉末節的なもの。

 

機関投資家も、「為替介入」の「口先介入」などで、少しは影響を受けたかもしれませんが、ロングポジションを取り崩そうなどとは思っていないはず。

そうなると、今回の押し下げは、一般大衆投資家が「為替介入」報道で驚き、ロングポジションを閉じてきたことが大きな要因となっているかもしれません。

これでは、投機筋は大喜びで、その投げ出された玉を食いに来ます。投機筋が、小さく「売り」を打つと、これに誘われて、一般大衆投資家は、ロングを決済し、「ショート」を売ってきます。これでさらに投機筋へ売りへ誘い込む動きをしてきます。この繰り返しが、昨日の相場のように、相場を押し下げていく結果を招きます。

 

ロングを保有する場合、どこまで相場が下がっても資金は大丈夫かを、常に考えておく必要はあります。

今週は、国際シンジケートも静かにしているかもしれませんが、日米の金利差から、相場はまだ上昇すると考えていることは明白であり、相場が下がっていくことには、「歓迎」していると思われます。

これは本邦政府筋の「歓迎」とは意味が異なり、国際シンジケートの「歓迎」は、より安くドル買いができるということからの「歓迎」なのです。

今は静かにしていても、本邦政府の意向を忖度する国内の機関投資家の誰かが、相場を冷やしに来てくれると考えていても不思議ではありません。

 

トラリピ方式で、下がったところでコツンとドル買いを打っておく、という手順も踏んでいるかもしれません。

 

現下の相場では、まだスイングトレードのスタート時期ではないと思われ、取引は、デイトレ、あるいはスキャルの葉にになると思われます。

昨日政府が行った「レートチェック」は「癇癪玉」かもしれません。下がらない相場にイラついた財務官などが癇癪を起して「レートチェック」させたとも考えられます。

現下の相場が下がることはあっても、せいぜい138円から140円前後までかもしれません。

 

以上のことから、本日は取引は行わず、相場の研究に時間を当てようと考えています。

ここまでの相場を見返し、種々確認を行っておこうと考えています。

CPI結果を受ければ、FOMCでは0.75%利上げは確定的と思われます。インフレ傾向を抑え込む新たな展開が出てくる可能性もあるかもしれません。

FOMC結果を待つ、これでもよい時期ではないかと思われます。CPI結果を受けてドル円は急騰し、山を付けていると思われます。次の山はFOMC結果を受けて出てくると思われます。それまでは、下ブレ歓迎というスタンスになっても不思議ではないと思われます。

 

本日のシグナルは、「コスモス」は「買い」「桜」も「買い」、「ひまわり」も「買い」となっています。

健太君の判定は、「買い」は、143.946円超、「売り」は、143.946円以下、「買い」は、142.744円以下の場合となっています。

FPVは、143.480円、R1は、144.411円、S1は、142.007円となっています。

 

相場の大きな循環を考え、目先の動きに動じず、腹を据えて取り組んでいこうと思います。

間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

 

追伸 14時25分です。ドル円の現在値は、143.563円付近。本日の高値圏で推移中。この動き方を観ていると、NY組が取引参加して来ると、やはり144円狙いが出てきそうな気がしています。

では、どうしてそのような動きになるか、、、、ですが、、、。

これは利回り動向を見ていて、どの期間の利回りがどのような動きをしているか、で、この期間ではまだ物価は上昇するが、この期間になると物価は下がってくるとみている様子。物価が上がるというところは利回りは上昇し、物価が下がるというところは利回りは低下すると、債券市場は考えていると推測できそう、、、。

実質金利で、2年物、5年物は10年物よりも大きめに上昇し、10年物は若干上昇し、30年物は下がり始めた、というようになると、、、、その期間に応じた市場は、この動きに沿った動きをしてくるようになります。30年物の実質金利が下がってきています。住宅市場では、住宅ローン金利が最近上昇傾向になっていて、住宅販売は不調になってきているようですが、下がってくるということは、住宅価格や賃貸家賃の上値が押さえられはじめ、価格高騰にブレーキがかかってきたかもしれません。今後の経済指標をチェックしたいと思います。

これが日々、債券市場の各期間の利回り動向をチェックする意義になると思われます。名目金利のチェックはすぐできますが、実質金利の確認は少し難しい作業を伴うようになります。

 

 

 

 

 

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