おはようございます。2月22日木曜日です。広島は雨、昨日来の雨です。気温は下がり、また冬へ逆戻り、、、、。しかし、季節はこのようなことを繰り返しながら春へと向かっているようです。そういえば、昨日、雷鳴がありました。冬の終わりを告げるものになるかもしれません。時は今、雨水。雪が雨へと変わり、山岳地方では、雪解けが始まり、里では農作業開始の準備に入る時期になります。北の寒気と南の暖気がせめぎ合っているようです。そして徐々に南の暖気が優勢になってくるようになってきます。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株式市場は、軟調に推移していましたが、エヌビディアの決算が出て、これを好感したようで、値を戻し、反発上昇傾向になってきたようです。昨夜は米国債20年物の入札があったようで、これが低調な応札状況となり、結果、利回りが上昇した、というよりは、欧州タイムで少し下押しした利回りですが、昨日はもともと利回り上昇傾向にあり、国債入札やFOMC議事要旨公開で、利回り上昇が加速したようです。議事要旨公開では、150.393円~150.128円の振れ幅0.26円になりました。
FOMC公開後、ドル円相場は、利回り上昇に呼応して、反発して日通し高値を更新し、150.393円まで届きましたが、その後、少し下押し、150.2円台ででうろうろするようになっています。利回りは高止まり傾向。昨夜の動きでは、4.3270%まで上昇しています。現在は、4.320%付近となっています。
6時過ぎに出たエヌビディアの決算を受けて、利回り高止まり傾向になっていたことから、ドル円は徐々に上昇傾向になりつつあるようです。
エヌビディアの決算が出て、株式市場は値を戻す動きになってきています。
CMEN225は日経平均大引け付近でうろうろしていましたが、エヌビディア決算を受けて、米国株の動きに沿って上昇傾向になっています。CMEN225は38715付近で取引を終えています。本日の日経平均は上昇しそう、、、。3連休前ですからどこまで上昇するかになるかもしれません。
FOMC議事要旨公開を受けたその後のドル円相場の動きを観ると、動き辛そうです。利回りがここまで上昇していると、ドル円は、153円台に入ってくるかも、という観測もあります。
ここまで上昇すると政府筋からの為替介入が出てきそうですから、投機筋としてはこれを避けるために、152円へ向けて急伸させるようなことはしないと思われます。
この次の確認は、来週28日水曜日に出てくる米国GDPや、29日木曜日に出てくるPCEコアになると思われます。
これらの結果如何で、相場は振れる方向や振れ幅が決まってくると思われます。
企業決算発表はピークを越えていると思われます。
FRB関係者からは3月利下げはないという観測が強まり、利下げは早くて5月FOMC、インフレ傾向の高止まりを考えると、6月か7月のFOMCで利下げ開始となる可能性を示唆するものが多くなってきているように思われます。年内3回の利下げについてはFRB内ではあまり異論はないようです。そうなると6月、9月、そして、12月FOMCで利下げが行われる可能性も出てきます。
手ごわいインフレ高止まり傾向です。想定外論として、「追加利上げ」ということもあるかもしれないという観測も出始めています。FRBとしては、「金利はピークを付けたかもしれない」という考えがありますから、実行されれば、本当に想定外のことになると思われます。
株価が下がって国債が買われるようになれば、利回りは低下してくると思われますが、そう単純に考えるのもいかがなものかと思ったりします。
そうなると、本邦政府が「為替介入」し、ひと月後頃に、今度は、日銀が政策変更をしてくる、という動きになれば、ドル円はドル売り円買いが進んでくると思われます。相場を押し下げるイベントとしては、もうこの流れしかないのかもしれません。
今、日銀は辛抱して、時間軸効果を狙って、「動かず」を決め込んでいるように思われます。少し前に、財務相が「日銀の独自性を尊重する」という発言をしています。
これは、「政府が先に為替介入して抑え込むから、そのあと、賃金上昇が確認出来たら、金融政策の修正や変更を行ってくださいね。」という「了解事項」があるのかもしれません。
このように考えると、政府による為替介入の時期と日銀の政策修正などの動きはリンクしていると考えることができるようになります。昨年の為替介入の時は、このようなパターンであったと思われます。
この時の日銀の政策変更は、YCC幅を±0.5から±1.0%めどへ拡大ということで出てきています。今度は、「ゼロ金利政策の解除」になるだろうという観測が出ています。「時間軸効果と賃金上昇確認」があって、金融政策の修正などが可能と、日銀は考えていると思われます。
速水日銀総裁の時期に、審議委員だった植田日銀総裁は、速水総裁が、時間軸効果を狙っていた途中で政策変更し、インフレ傾向になりつつあった経済情勢をデフレ傾向へ引き戻してしまいましたから、(実績もそうなってしまいました)、今回は、自身が総裁であることもあり、時間軸効果を確実に確認してから、政策の変更に来るものと思われます。本邦では、今春闘の最中ですが、ここまでの情報では大手企業では、満額回答するところが続々出てきています。この動きが中小企業へと広がれば、日銀は安心して、政策修正に動いてくると思われますが、、、、。
本日の健太君の判定は、「買い」は、150.338円超、「売り」は、150.338円以下、「買い」は、150.067円以下の場合となっています。
FPVは、150.176円、R1は、150.500円、S1は、149.958円となっています。
ドル円は、理屈の上では、150.88円付近まで上昇しそうですが、、、。「為替介入」を警戒します。
エヌビディア株は、昨日までに少し大きめに押し込まれていましたから、決算報告(事実)が出て、買い戻しが出てきているかもしれません。株式市場は、市場予想を上回るエヌビディア決算状況や今後の予想に対して安心したと思われます。株式市場はまだ半導体関連企業やAIなどハイテク企業がけん引していくと思われます。
最近、「デジタル赤字」が大きく、これが構造的な円安傾向の拍車をかけている、と言われています。ここにもあった円安材料。これはおいそれとは修正できないものになりそうです。クラウドサービスやネットサービスなどを使えば使うほど円は流出しドルへと転化していくようです。
本邦は明日金曜日は「天皇誕生日」で、相場は休みとなり3連休になります。これも含めて本日の動きが出てくると思われます。「上値は重いが下値も堅い」という環境には変化なしかもしれません。
まもなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 9時24分です。上昇傾向が強くなっていると思われますが、上伸には慎重なようです。少し上げては少し調整する、という動き方になっています。これも「介入」をさせないための動き方と思われます。
本日分のオプションNYカットはないようです。そうなると、本日は、ストップロス売買に意識が集まりそうです。現在値は、150.4円付近ですが、この近くでは、上では、150.40円や150.50円付近に「買い」、下では、149.80円、149.60円、149.50円に「売り」があるようです。
少し前に150.40円を上抜いて150.438円まできていますから、一つ一つ時間をかけながらチャレンジしてくると思われます。次は150.50円狙いか。
日経平均は、38797円付近まで値を戻してきています。本日中に史上最高値を更新するかもしれません。
追伸 10時19分です。少し前に(9時16分頃)、日経平均は史上最高値を一時更新したようです。終値で高値更新の史上最高値となるかどうかチェック。こうなると、関心は株式市場へ向き、ドル円相場は少し傍観状態になるかもしれません。前引けから後場開始までの間で動くこともありますから要注意。
本日の株式市場は株価指数先物取引主導で上昇しているようです。
追伸 11時09分です。少し前に150.296円まで押していますが、その戻りの時、150.314円でロングを持ってみました。決済めどは150.65円付近をまずは考えています。その後の状況を観て、決済目標を動かすかもしれません。
一方的に上昇させると、介入を招きそうですから、狭い範囲ですが相場を上下に振りながら上を目指すという動きをしてきそうな相場状況と思われます。
本日は、米国でPMI速報値が出てきます。この結果次第でも相場は上下に振れそうです。中古住宅販売件数もあります。
ドル円は、150.461円でひとまずの3MAXを形成しています。もう少しは上へ伸びると想定しています。ここまでの上下値幅は、まだ0.21円と少ない状況です。
追伸 16時12分です。少し前に、「戻り売りシグナル」が点灯しましたので、これは目先の動きとは思いますが、一旦ロングは150.255円でストップをかけました。まだ完全に下振れと決まったわけではないと思われます。今夜出てくる指標待ちにするため、下押ししてきているとも考えられますが、、、、。
追伸 18時26分です。下押しは150.014円まで届き、その後、目先的には、『押し目買い』シグナルが点灯。
改めて、この場面で150.142円でロングを保有。これは欲張らず、適宜決済する予定。
日通し高値を更新してくるかは、今夜出てくる指標次第という面もあるかもしれません。PMI以外にも、定例の新規失業保険申請件数などや、中古住宅販売件数も出てきます。
また、ECBの前回会合の議事要旨も公開されますので、欧州発で相場が動くことも念頭に入れておきたいと思います。
改めて相場の動きから、種々検討してみると、一旦150.884円を「山」と考えていた方が良いのかもしれない、などと思うようになっています。
上値の重さからはそのような判断になるように思われます。上値の重さを嫌うようになれば、下振れさせようという発想も力を得てくるようになると思われます。ならば、現在の戻りはどこまでか、ということも考えてみると、本日高値を更新できるかどうかというところまでかもしれません。まだまだ多くの確認事項があり、今月の極めつけは、29日に出てくるPCEコア・デフレータと思われます。それまでは、もう少しうろうろする相場かもしれません。これを通過すると、3月8日の雇用統計待ちになってくると思われます。