おはようございます。2月1日木曜日です。広島は小雨が降っています。少し暖かな早朝です。自然は、「春が来た!」と勘違いして、芽を出してくる草花もあるかもしれません。田舎では、フキノトウが出てきているかもしれません。のどかな一日の始まりか、、、。
さて、相場です。昨夜の米国市場では株価は3市場揃って下げています。先に出た、ADP雇用統計など結果を受けて相場は急落し、FOMC結果が出ても、その後も回復しませんでした。
CMEN225も400程度下げて引けています。
今回のFOMCは大きな転換点になると思われ、3月利上げはしない、とパウエル議長は言い、市場に対しては「利下げを先走るな」とくぎを刺し、その後、年内利下げが適切になるだろう、と発言。政策の変更に出てきたと考えられます。
利下げがなかなか行われない要因としては、「景気が良すぎる」点があると思われます。GDPで見て、まだ3%以上の状況があり、これがさらに下げ傾向となって、2%を割り込むようになれば、、、という気持ちがあるのかもしれません。
昨夜は、先にADP雇用統計やシカゴ購買部協会景気指数が出て、どちらも前回や予想を割り込むものとなり、相場を146.067円まで押し込み急落させています。
その後FOMC結果が出て、相場は上下に振れながら昨日安値146.005円まで押し込み、その後は、徐々に上へ向かい、147.444円まで値を戻しましたが、その後再度押し込まれそうな動きをしています。
今回のFRBの政策変更を受けて、機関投資家がどう理解して、これからどのように動いてくるか注目されそうです。
今夜ISM製造業景況指数、明日、雇用統計が出てきますから、市場としては、これらも確認したいはずで、取引には調整はあるかもしれませんが、動きとしては慎重で、方向感はまだ出てこないかもしれません。
昨夜は、久しぶりに5時半頃までぐっすりと寝ましたので、本日、FOMC結果を改めて確認し、今後を検討したいと考えています。
いつもなら今後はもう利上げはない、となれば、これを市場は歓迎し、株価は上昇となりますが、景気は悪くなってくると考えれば、市場は調整してくることも考えられます。
今回のFOMCで、3月からQTを議論するとなりましたから、これは、金利上昇を意味するようになりますから、昨夜株価が3市場揃って下落したのはこれを嫌気した影響かもしれません。
ドル円市場でも、利上げはもうないとなれば、ドル売り円買い傾向が出てきても不思議ではなくなります。
しかし、利下げは3月ではなく、早くて5月1日あるいは6月FOMCとなり、GDPなど指標を確認し、インフレが下がったという確証を得て、利下げに動くつもりのようにうかがえます。
そうなると、為替市場としては、先読みするのではなく、もうしばらく、インフレ高止まりを考えて、147.0円を挟んでうろうろするのかもしれません。
利回りのピーク感が強くなりましたから、ドル円の天井としては、151.908円となり、現在の戻りも148.805円で決まったかもしれません。
昨夜、これまでにマークしていた、146.647円を明確に割り込みましたので、相場としては、これから下押しがメインの動きになってくると推察しています。
これからしばらくはまだうろうろする相場かもしれませんが、「戻り売り」が明確になってくるだろうと推察。
本日からすぐこう動いてくるというのは少し乱暴と思われ、今夜出てくるISMや明日の雇用統計を確認してから動いてくるようになると推察しています。
これからの取り組みで、時間を味方につけるポジション取りは、「ショート」になると思われます。「吹いたら売り」になると思われます。
QTについては3月から議論する、となっています。そして、その後利下げの議論になる、というシナリオを描いているようにも推察できそうです。
昨夜の戻り高値が147.444円です。ここを狙いに来る意味があるのか、熟慮中。まだ下へ行かさないという判断がディーラーの中に出てくれば、ここを突きに来る可能性はありそうですが、本筋の動きにはならないと思われます。何を根拠としても、相場としては「戻り売り」を優先するようになると思われます。
そして、相場は、140円へ向かい、さらに下押ししてくるようになると推察しています。
ここで、少し大きめのレンジを作り、上下するようになると思われます。利下げが確定してから株式市場は買いで動き始めるかもしれません。
本来であれば、QT(金融引き締め)着地議論開始の動きは、株式市場にはプラスに作用すると思われるのですが、このあたりを考えて、相場のシナリオを考えてくるようになると思われます。
現在の相場にとって、今回のFOMCは大きな転換点になったと思われます。これを受けて機関投資家は作戦練り直しになったかもしれません。
日銀も近いうちにマイナス金利解除に動き、金利正常化へと舵を切ってくるようになると思われます。
この日銀とFRBの動きが相まって今後の世界の市場が動いてくるようになると思われます。
本日の健太君の判定は、「買い」は、147.378円超、「売り」は、147.378円以下、「買い」は、146.432円以下の場合となっています。
FPVは、146.920円、R1は、147.836円、S1は、145.943円となってます。
本日はまず動いた方へ付いていくことを考えています。となれば、ショートか、、、。しかし、明確な方向感は出てこないだろうと推察中。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 10時02分です。ここまでの動きを観ると上昇値幅は、0.224円、下降値幅は、0.242円とほぼ均衡した形になっています。やはり本邦機関投資家では、方向を決められないのだと思われますから、今夜出てくるISM製造業景況指数の発表を待つつもりかもしれません。
しかし、目先の動きではありますが、徐々に「戻り売り」傾向は増してきている感があります。ロングでも稼げるかもしれませんが、時間を味方につけるポジション取りでは、やはりショートになってくると思われます。長めの取引をする場合、特にスイングトレードではショート優先になってくると思われます。
本日ここまでの経済解説では、ドル円相場では、まだ方向感はできないようですが、どちらかというと下がったところではドルを買いたいとする投機筋が多いような内容があります。
追伸 19時01分です。ここまでの動きではやはり、方向感が出てきていないと思われます。これも今夜出てくるISM製造業景況指数を待っているためと思われます。現在値は、146.861円付近。東京タイムでできた日通し高値と安値をまだ更新できない様子。
しかし、世の中よくしたもので、このような狭い範囲でのレンジでもみ合う場合、このような相場を得意とする投機筋も存在します。彼らは今、一生懸命「吹いたら売り、押したら買い」を繰り返して利益を上げていると思われます。