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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

拡大について(3回シリーズその1)

2013年07月05日 00時00分01秒 | 緑陰随想


 縮小の反対が拡大であるが、ナスカの地上絵は世界7不思議の1つであり、何の目的で描かれたのか、未だに不明である。昔、拡大器という道具を使って文字などを拡大したこと(製図では比例コンパスを使う)もあるが、看板などを作成する業者は、カッティングマシンを使って、パソコンで拡大したプラスチックフィルム文字を自動で切り抜き、基材に張り付ける方法を取っている。

 手作業ではナスカの地上絵と同じ方法を使う場合がある。簡単に説明すれば、方眼紙に書いた下書きに倍率を考慮して、方眼の升目を倍率に合わせた拡大図面を起こせば、簡単に拡大できる。また、スライドに撮影した原画をプロジェクターで拡大し、写し取るという方法もある。

 拡大を更に延長すれば究極は無限大となり、数でいえば無量大数となる。数の単位は零を基準に一から始まり、一、拾、百、千、万、億、兆、京ここらあたりまでは日常会話に登場するが、これ以上となるとなじみが薄い。垓、杼、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙(こうがいしゃ)、阿僧祇(あそぎ)、那由他(なゆた)、不可思議、無量大数へとつづく。無量大数は10の68乗である。恒河沙とはガンジス河の砂の数という意味である。

 無限大は、物事の数量や程度など限界があると認めることが出来ない様子で、限りなく大きいことである。限界がある場合は有限である。数学では無限大を記号 ∞ を使う。

 拡大解釈という言葉があるが、物事の論理、規模、結果などを一定の範囲以上に幅広く解釈することによって、適用範囲以上に含めることで、無理を承知で使う場合がある。屁理屈という場合もあり、余り良いことには使われないようである。(次回へ続きます)