鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

スパイスの世界20フェンネル・セージ(2回シリーズその2)

2013年07月13日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 【セージ】サルビアのことで、よく知られているソーセージは豚肉にセージが入った腸詰めのことである。シソ科の多年草。セージは葉を乾燥し、フレーク状にしたものを使い、さわやかな芳香の主成分はシネオールで、ヨモギに似た匂いがする。ほろ苦さと僅かな辛みを持つ。セージの持つ矯臭効果を利用し多くの挽肉料理、鶏肉料理、煮込み料理など料理に使われる。ハンバーグに是非利用されたい。古くからセージは頭脳の働きを良くし、強壮作用や長寿によいとされてきた。そのような研究成果は見あたらないが、サイモンとガーファンクルが歌ったスカボローフェアにセージやパセリ、ローズマリー、タイムが登場する。

ウキペディアから引用(スカボローフェア)

"parsley, sage, rosemary and thyme"の繰り返し句は現代人にはよく理解できないが、象徴的意味に満ちている。パセリは今日まで消化の助けになり、苦味を消すと言われており、そして中世の医者はこれを霊的な意味としても捉えた。 セージは何千年もの耐久力の象徴として知られている。ローズマリーは貞節、愛、思い出を表し、現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習がある。 タイムは度胸の象徴であり、歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯にタイムの像を付けた。 歌での話し手は、4種のハーブに言及することで、二人の間の苦味を取り除く温和さ、互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ、孤独の間彼を待つ貞節、出来ない仕事を果たす矛盾した度胸を具えた真の恋人、そして彼女がそれらをできた時に彼の元に戻ってくることを望んでいる。また、一説にはスカーバラの市には処刑台があり、そこから魔除けの効果があるとされるこれらの香草が歌に織り込まれたともされる。
(このシリーズ最終回です)