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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

一時停止について(2回シリーズその2)

2013年07月19日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 徐行とは直ちに車を停止できる速度での運行をいうが、多くの車では一時停止と徐行とが区別できるような走行をしていないことが多い。特に優先道路にはいるためのT字路では、必ず一時停止の標識と路上には停止線が引かれている。ここでは車の先端が停止線に掛からないように車体が止まることが求められている。停止線の位置は道路の幅員や環境によって異なる。一方通行では、車の進入はないが、自転車や歩行者がやってくる。

 しかし、多くの車は、減速して徐行の状態のまま、一時停止をせずに走行している。なぜ徐行ですませるのかといえば、おそらく運転者は軽くブレーキを踏んで、車が停止したと思っているからに他ならない。また後続車も、確実に一時停止した前方の車に対し、大いに間違っているのであるが、早く進めといわんばかりにクラクションを鳴らすこともある。どの車であっても360度遮蔽物のない車はない。人間の目は首を回すことをしないで360度は見えない。そこに死角が発生する。事故を起こす原因の一つが死角である。

 窓ガラスを保持するピラー(柱)によって遮蔽された歩行者を発見しても、スピードが出ていれば歩行者との接触は避けられない。
 一時停止の停止線手前で停止した後は、ゆっくりと左右の安全を確認しながら車を進めることを習慣づけることが必要である。

 一時停止は、設置路面に対し車輪が止まることで、車外から目視し、停止が確実に行われたことである。つまり、ミクロ的に見れば、走行は連続した停止が継続することなので、一瞬であるが車は停止したといえないこともない。車輪が路面に数秒間とどまり、それが目視できる状況が停止である。一時停止の状態は、エンジンの動力を強制的にブレークペダルによって、車輪を止めており、エンジンが止まるわけではない。車輪を止めているブレーキシューは油圧でブレーキペダルに繋がっており、ブレーキペダルを踏んでいた足をペダルから離せば、車輪がブレーキシューから開放され、走行することになる。従って一時停止の場所ではブレーキをしっかり踏み込み、確実に車輪を停止することが肝要である。
(このシリーズ最終回です)