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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

一年の計(2回シリーズその2)

2014年01月05日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 日系移民で英語圏に行った一世はまず英語は話せない。二世になって日本語半分英語半分での生活、三世になって初めて英語が話せるようになると聞いたことがある。一世代を25年と考えれば、75年の年月が必要と単純計算できる。そこまで年月を掛けなくても、今流行のスピードラーニングで学んだとしても、1年でものになれば優秀の部類に入るであろう。

 交渉ごとや会議の受け応え、説明やディベートといった段階には英会話だけでは用を足さない。従って、何のためにどのレベルまでの英会話力を目標にするかによって、その展開と取り組み方法が異なってくる。

 自分は、海外の仕事を長年続けてきたが、正直、講義には通訳の手助けが必要である。
日本語でも同様であるが、双方の立場や考え方の違いによって理解の仕方が異なることもある。 微妙なニュアンスまで英語圏の人と対等に会話が出来るようになるには経験が乏しく無理があり、早々とあきらめている。であっても、常に流暢にしゃべりたいという思いは継続している。
 特に約束事や金銭が絡むことは国際問題まで発展することもあるので、早計な判断は難しい。そのようなときは専門家に振ることにしている。

 つまり、目標の設定にはレベルがあり、目標をより細分化し、具体的に決めておいた方がよい。漠然とした目標では達成目標も揺らいでくる。まずは3ヶ月ぐらいの計画を立ててみてはどうであろうか。達成目標を段階的に小さなパッケージにしておいた方がよいということである。逆説的であるが、目標を達成できないことの方が簡単に達成してしまうよりは根気がいるし、より深く捉えることにもなる。達成出来ることが当たり前ではないと思う。

 大切なのは目標が達成できない場合であっても、そこで自らを卑下し、卑屈になり、落ち込まないことである。誰しも達成できている訳ではなく、自分だけが意志薄弱で達成できないと考えない方がよい。仕事を遂行するために必要となる資格等については、おそらく多くの啓蒙書や受験対策の専門書があるし、資格を取得している人が回りにいれば、その人に聞くのが手っ取り早い。

 年の初めから説教じみた内容になってしまったが、一年の計は元旦にあっても、別段、新年に拘る(こだわる)こともないし、思い立てばそのときで十分である。禁煙など目標を立てて、達成できた例し(ためし)はなく、挫折の連続で、自らを律しなければならないことは重々承知で、老婆心ながらその心構えを申し上げた。(このシリーズ最終回です)