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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

樹木の剪定(2回シリーズその2)

2014年01月07日 00時00分01秒 | マニュアル

 刈り込みのポイントは、高いところから作業を始めるが、まずは今年伸びた徒長枝を切り落とす。木が繁茂し過ぎていれば、枝を落としていかなければならない。この場合は、樹木は上に伸びるため、樹勢は葉先や上部が強い。一定の高さを維持したい場合には樹勢の強い枝から詰めて切り落とす。剪定後の姿をイメージ(一般的には樹形の種類は多くあるが、直幹、模様木、株立ち、双幹、等である。直幹は円錐状なるよう、枝が下から螺旋状を描くように配置する。)し、日光と風通しを良くするため、車枝(同じ高さの幹の回りに数本生える枝)は樹勢の強い枝を1本にする。

 かんぬき枝(幹の同じ高さに左右に出た枝)は枝の螺旋の順番で一方を切り落とす。立ち枝、重なり枝、交差枝、かえる股、懐(ふところ)枝、逆さ枝なども切り落とす。切り口は幹や太い枝に沿うように切る。幹自体が二股に分かれたものはあまり左右に離れると形が悪くなるため、一方を切った方がよい。木の形が決まったら刈り込み鋏みを使って葉と小枝を切りそろえていく。

 電動バリカンを使う剪定はツツジや五月のような密生した花や垣根に沿って植えたサザンカ、マサキ、槇、トショウ等の平面やつげ、ドウダンツツジ等曲面を出すときに使うときれいに仕上がる。電動バリカンはコードを巻き込むとショートして電源が切れるので注意する。また、雨天では感電する恐れがあるため使用しない。

 柿の木や、松、などは害虫の防除のために幹に菰を巻いて剪定作業は終わる。切り落とした枝や葉はゴミ出しのルールに沿って切りつめ、袋に詰めて作業終了である。最後に樹木の栄養補給に化学肥料を撒いておくと良い。

 剪定作業は当たり前のことであるが、樹木の性質に応じた剪定時期と剪定方法で行うことが大切である。散髪屋に行って様々なヘヤースタイルを選択するのと同じである。前にも述べたが、木々が樹勢を持ち、成長するのには日光と降雨と栄養が必要で、特に葉に日光が良く当たるように考えて剪定することがポイントとなる。最近はバランスを崩し、脚立から落ちる事故も多いと聞く。どうか、刃物を使うこともあるので、家族等の見守る中で行うことをお薦めしたい。(このシリーズ最終回です)