ホウジロのシリーズ4回で掲載します。
お掃除ロボット「ルンバ」の人気は高く、目新しいばかりではないようで、ちゃんと仕事をこなし、充電も自ら行うという。留守をする家庭でもまた、睡眠をしている時間帯でも掃除をしてくれるのであるから、便利であることが人気を博している理由である。構造的な問題もある。段差がある場所や、例えば階段や部屋の境の敷居では乗り越えることが出来ない。平面であることが必須条件である。絨毯などはある高さまでは可能のようである。
吸引したゴミは自動的に処理するのではなく、人の手で捨てることになる。このようなことを知って使うのが賢明である。 居間の床はいろいろあるので、全ての床に適するかはよく分からないが、フローリングであれば、可能であろう。
フローリングの大掃除は床洗いとワックス掛けである。通常、掃除をする場所の机や椅子を片付けることから始める。つまり、2回に分けて掃除をする。
出来るだけ作業面積を広く取るためで、机の上に椅子などをのせる。準備するのはフロアホーキ、モップ、ちり取り、液体洗剤、水性ワックスで、道具は、洗剤を入れたスプレー、革スキ(へら形をした小形刃物)バケツ、T字型のゴムべら(スクイージー)等である。
作業手順はホーキでゴミを集め、ちり取りに入れる。汚れの激しい箇所やこびり付いているものを、床面を傷つけないように革スキで取り除き、スプレー洗剤を吹き付け、汚れを落とす。液体洗剤を規定の濃度にするために水で薄め、モップで床面を洗う。専用業者は電動ポリッシャーを使うが、家庭では機械もないので、T字型のゴムべらを使って洗剤分を取り除く。(汚れが気になるようであれば、洗剤塗布後に、柔らかいデッキブラシで洗うことも可能である)
洗剤を除去した面が乾かない内に水を浸け、絞ったモップで、洗剤分を取り除く。床面が乾いたら水性ワックスをモップに付けて床面に塗り広げる。20~30分間乾燥させる。
業者は床面をポリッシャーで光沢を出す。家庭ではそのまま仕上げとする。始めに寄せた机やイスを仕上げた床に移し、同様な掃除手順を繰り返す。この床面洗いとワックス掛けは半年に1回ぐらいのペースで行うと良い。
玄関のタタキ石版、タイル面、風呂場・トイレのタイル床も同様に行うが、ポリッシャーの代わりにプラスチック製デッキブラシで洗いを行う。注意することはタイルが張っている床面と壁との間に水が入らないようにすることである。タイルの割れがあるときも同様である。