鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

大掃除 油汚れ(2回シリーズその2)

2014年01月11日 00時00分01秒 | マニュアル

 フライパンや鍋の底、外面にこびりついた油は熱によって炭化しているため、簡単には剥がれ落ちない。少々傷ついても良い場合は、クレンザーを使い、洗剤成分と細かい砥粒とで削り落とすことになる。金属たわしを使っても良いが、傷が付きやすい。アルミ製の鍋の表面は、金属が腐食しないようにアルマイト加工が施されている。極薄い膜であるのでアルマイト部分を削るとアルミの腐食がすすむ。最近のフッ素樹脂加工(テフロン加工)されたフライパンについてもコーティングされた部分を削り落とすと同様に腐食が進み、削られた部分と削られなかった部分との熱伝導が変わるため、焦げやすくなってしまう。従って金属製の調理器具は使わないようにする。再度コーティングを行えばよいが、フッ素樹脂は焼き付け塗装をしているため、家庭では不可能である。さほど高価ではないので、消耗品と思い、新たに買い求める方がよい。

 水を張ったフライパンに重曹を小さじ1杯ほど入れて沸騰させ、そのまま1晩置いて、木のへら等でこそげ落とすと良いと物の本にはあるが、成果のほどはよく分からない。内側は落とせても外側はフライパンより更に大きい容器を使うのであろうか。多分ホーロー引きの鍋やフライパンであろうか、ホーローは一種のセラミックを鉄に高温焼き付けしている。表面がガラス状なので傷を付けないようにしたい。

 中華鍋は鉄製で長年使っていると油や焦げが内側と外側に着き、重たくなる。ガスレンジでから焼きすれば油分は炭化する。炭化すれば金属たわしで落とせばよい。から焼きはガスレンジも加熱し、調理場が高温になるため、換気をし、火災報知器が鳴る場合もあるので十分注意して行った方がよい。鍋が熱くなっていて決して素手では扱わないように火傷にも注意する。

 ステンレスで光沢がある鍋では洗剤だけでは落ちない場合もあり、クレンザーでは傷が付きやすいので歯磨き粉をクレンザーの代わりに使うとさほど傷が付かないできれいに磨くことが出来る。鍋の底などで試してみて状況を確認し、使うと良い。歯磨き粉は風呂場や洗面所の鏡に付着した水垢を落とす場合やステンレス製の蛇口の汚れを落とす場合にも使う。(このシリーズ最終回です)