だいぶ大きくなってきたカルガモ雛です。
平成26年5月29日
中原区の生涯学習プラザで行われた講座は「再生可能エネルギーの振興に向けて」というテーマで、年商20億円の中小企業である株式会社イスズ社長の鈴木和彦氏による講義であった。再生可能エネルギーは各種あるが、現在注目されている太陽光発電システムの話であった。
太陽光発電は太陽電池を使った発電のことで、我が国でも住宅用の利用が進んでいる。
最近の新聞にも、放棄された農地や山林等の再利用として、自治体が積極的に導入しようとする動きが見られ、農地転用等の規制緩和を求める声もあるようだ。景観問題や太陽光発電に向かない地域である豪雪地帯等の発電効率、設備投資費用・設備の径時変化による発電量の低下、買電によるコストパフォーマンス、助成金や、買電価格の変動など、将来予測が付かない課題も多い。
さて、講義内容であるが、川崎市新エネルギー振興協会の紹介、株式会社イスズの歴史、企業の取り組み、メガソーラー事業の4項目にしたがって説明がなされた。
1.川崎市新エネルギー振興協会の紹介
2007年10月に新エネルギー産業の基盤確立に向け、新エネルギーの普及促進、技術的知見の拡充などを通じて、持続可能な歳の形成に寄与するという目的で設立された団体である。会員は市内の電力、ビルダー、電設、ガス関連企業と市経済労働局国際経済推進室が参加している。現在に至るまで毎年市内各地で普及や啓蒙のための活動を地道に行ってきている。
2.株式会社イスズの歴史
市内3箇所に事業所を持ち、昭和49年伊鈴電設が創立、現在まで道路照明工事等の仕事をしてきていて、太陽光発電事業は平成7年からである。既に20年の経験を積んでいた、自社ビルに導入設置した発電装置が第1号であった。設置に至る苦労話があったが、太陽光パネルの設置にしても当時は海外からの製品であり、仕様書すらなかった中での作業だったようである。自らが経験することによって、工夫が生まれ、その経験から事業としての自信が生まれたことを強調していた。(次回へ続きます)