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3.企業の取り組み
スマートハウスの構築には、省エネ、蓄エネ、創エネの3つが備わることが必要である。創エネは太陽光発電事業のことを指し、政府で決定した余剰電力買取制度は平成26年度では37円(税込み)/kWhである。一般住宅での設置は10kWh 以下である。一方、アパートや倉庫など規模が大きくなると10kWh以上の太陽光発電が行われ、買取価格は、32円+税金/kWhである。
住宅の省エネは断熱材を用いて、企業独自に開発されたNS工法による紹介があった。
蓄エネは蓄電池のことで、メーカー各社及び電気自動車のバッテリーを使う方法が紹介された。平成25年度の政府からの蓄電池補助金は設置した機器代金の1/3で、240万円で蓄電池を購入した場合には80万円の補助金が受けられる。当面続くようであるが、今後導入される方にとっては、補助金が無くなることも考慮しておかなければならない。
4.メガソーラー事業
工事を手がけた近隣県の工事施工例の話があった。ソーラーパネル設置に係わる工事コストを低く抑えるために杭の改良や、発電効率を高める工夫が随所にされていて、受注も増えているとのことであった。中でも直流を交流に変換するときに生じるノイズによる変換電力の低下を防ぐためのノイズフィルターを導入することで95%まで押さえられるようで、効率を高めているそうである。
以上の講義であったが、熱心な受講者からの質問にも講師は的確に答えられ、若干特定メーカーの宣伝が気になったが、総じて分かりやすい講義であった。
今回は前期前半の講座が終わったことに伴い、受講者からの評価のアンケートが成された。講座を計画する側にとっては、受講者からの声は次回の後期計画に反映させるとの意図であったが、受講者の満足度は講義を行う講師の評価に直接影響するので、大変良いことだと思った。(このシリーズ最終回です)