鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

アカデェミー出席第六回目(2回シリーズその1)

2014年06月09日 00時00分01秒 | 日記

 平成26年6月5日

  今回の講座は川崎駅からバスに乗り、水江町にあるゼロエミッション工業団地の工場見学であった。エミッションとは放出、放射、噴出という意味の名詞である。零(ゼロ)が付いているので排出物はないとの意味で使われている名称のようである。団地には13の企業が参加していて、組合を結成しており、事務所(エコタウン会館)を団地内に持っている。企業誘致には川崎市が噛んでいて、市は「エコタウン構想」を推進し、通産省から平成9年にエコタウンの承認を得ている。全国で26地域が承認されていて、川崎市は承認第1号となっている。

  川崎市のエコタウンの基本方針は以下の通りである。

1.企業自身がエコ化を推進する。

2.企業間の連携で地区のエコ化を推進する。

3.環境を軸とし、持続的に発展する地区の実現に向けた研究を行う。

4.企業・地区の成果を情報化し、社会、途上国に貢献して行く。

 ゼロエミッション工業団地の特徴については以下の通りである。

・環境に配慮した企業の集まりとして、加入企業全体として環境ISO14001を取得

・操業に際しては、重油を使っていない。

・電力は、製鉄所から取得(停電無し)

・紙類廃棄物は団地内でトイレットペーパーに再利用

・企業で発生する廃棄物は目標を定め、積極的に抑制。マニュフェストを発行して適正処理

・雨水を貯めて洗車や花壇の潅水に利用

・焼却灰をセメント原料として再利用

・工業用水は下水処理場から中水を引いて使用

・メッキ液を外に出さない循環型メッキシステム

(次回へ続きます)