カワウが羽根を乾かしながら途中からパフォーマンスです。
水産資源も化石燃料と同様枯渇されることが予測され、環境庁の絶滅危惧種に指定される魚種が増えている。絶滅危惧種に指定され、その後の規制等によって個体数が現状維持か増加することは、自然の食物連鎖を考える際の重要なポイントになる。南氷洋の鯨については国際捕鯨委員会(IWC)の許可で我が国は継続してきた調査捕鯨が国際司法裁判所から現行の方法の調査捕鯨は認められないとする判決が出た。我が国は目視による調査とするよう変更を促される事態となっている。
ウナギを食用とする国民は日本ばかりではない、イタリア、フランス、アメリカでもウナギ料理がある。エジプトに派遣されていたときに紅海で捕れたウナギ料理を食べたことがある。最近の新聞報道によって、ウナギの稚魚が乱獲によって個体数が減り、日本人の高級食材である日本ウナギの蒲焼きが口に入らなくなるかも知れないということが伝えられている。
関係者の憂慮は計り知れないが、ウナギの人工授精による養殖が軌道に乗っていないこともあり、漁獲規制が強まれば価格の高騰を招くと共に、環境省から絶滅危惧種に指定されたことで、価格の高騰は避けられないであろう。今後は徹底した管理が期待されている。
水産資源は科学技術の発展と共に漁船が大型化し、漁獲方法も魚群探知機を使い、トロール船など根こそぎ網で取る方法等の乱獲が漁場を狭め、公海においても多くの国が参入している。一国だけが規制を強化しても他国でも同様な規制が行われなければ資源保護は無意味となる。(次回へ続きます)