鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

アカデェミー出席第九回目

2014年07月07日 00時00分01秒 | 日記

平成26年7月3日

 今回のアカデェミーは横浜気象台の見学と講義であった。70名にも及ぶ参加者の出席を取る事務局のお手伝い(当番)の役目があったが、集合時間30分前に集合場所へ行った。既に数名の事務局員や当番で旗を持っている人が来ていた。場所は東急が乗り入れているみなとみらい線の終着駅、元町・中華街で下車し、6番出口からエレベータで上がったところのアメリカ山公園であった。アメリカ山公園は最近整備されたようで、きれいに手入れされていた。気象台はここから徒歩約7分の所にある。建物入り口は外人墓地に面していた。

  高台にあり、新築の建物と大正時代に建てられたという古い4階建ての建物が併存していた。玄関のある入り口近くには30平米ぐらいの芝生が敷かれ、観測機が数台設置されている。観測データは自動化されていて、刻々と代わる気象情報を自動的に作業所のパソコンに送り、記録されていた。毎日6時間毎に4回の測定結果を関係機関や、NHK等の放送機関へ配信するといっていた。思ったより職員は少なく、担当部署2名が5セクションに分かれ、総員10名足らずの体制のようであった。

 観測機器や施設内を見学したが、さほど最新機器があるわけではなく、説明にあたった職員の話も、講義した職員女史の話も平凡であった。就業の辛さや予測の難しさばかりを声高に話し、詳しくは気象協会のホームページに詳しく説明されているとのことで、外来者の応対は満足行くものではなかったように感じられた。一般法人になってから少しは変わったかと思っていたが、気象庁時代の役人気質は抜けてないようで、改善の余地があるように思えた。例えば、今話題になっているPM2.5の観測や放射能の測定は市町村や他の省庁の所轄であるとのことで、データのやりとりはあるようであるが、回答者にも埒があかない。統一したチェック機関・情報発信機関が必要であろう。

 測定結果は天気図に記載されるわけであるが、その前に解析が行われる。気象観測の結果が主力であり、風向風速、過去の現象、視界、気圧とその変化、気温、水蒸気量、雲の状態、気象レーダーからのデータ等が解析要素となる。大気の層は地表近くから、対流圏、成層圏、電離層、外圏に分かれ、通常生活に密接に関係するのは対流圏である。

 先日、講義を受けた国土地理院の等高線の表示方法が思い出され、天気図にもそのような色彩表示方法を考えてみることが、いずれ、必要であろうと思った。