鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ハエとりリボン

2014年07月23日 00時00分01秒 | 紹介

 数週間前にお伺いしたお宅の居間に、吊してあったハエとりリボン、昔はどこの家庭でも使っていたし、街場や商店街の魚屋には必ずといって良いぐらいに使われていた。思わず口にした言葉が、今でも売っているのかであった。ハエや蚊を殺すスプレー全盛期であるが、ハエ取りリボンや蚊取り線香が未だ使われているのは唯単にノスタルジアだけではないのであろう。早速、女房がドラッグストアーで見つけ、購入してきた。

 我が家では全窓網戸が付いているが、網戸を閉めていてもどこからかハエや蚊が侵入してくる。蚊取り線香は良く用いるが、火を着けるため、安全とはいえず、外出時には消し忘れがないか心配になる。居間や、台所には食べ物があるので、スプレータイプはどうもと思う方も多いと思う。昔に比べ、ゴミの収集等環境への配慮は格段と向上している。生ゴミ等、腐敗物の放置、肥だめ等がほとんど無くなり、養豚、養鶏業等の畜産業は居住地域には一軒もない。ハエの発生源がないので少なくなっているのも当然といえるが、ヤブ蚊の発生はあるようだ。

  ハエとりリボンは筒状の紙容器に5cm幅のリボンが格納されていてそれを引き出し、天井に吊り下げるもので、リボン表面には粘着剤が塗布されていて、飛んでいるハエや蚊が粘着剤について目的を果たす。ゴマ状に着いたハエや蚊のリボンは見た目ではきれいなものではないが、安全、無害であり、未だ使われている良さがあるので生き残っているのであろう。製品は中国製で、滋賀県の業者が販売しているものであった。プロ使用の業務用である。5本入りで300円前後である。

 孫が来宅し、直ぐに天井から下がったリボンを見つけ、不思議そうに見上げていた。現職時代にエジプトへ技術指導で暫く派遣されていたが、ハエが多いところであった。エジプト人はさほど気にしていないようであったが、部屋を暗くして窓を開けるとハエは逃げるといっていた。また、ハエがたかったエイシという発酵しないパンをそのまま食していたが、ハエがたかるほどおいしいものだと理屈をいっていたことを思い出した。ついでに、アイライン・アイシャドウは目の水分を欲してハエが目の回りに集ることを防ぐ働きがあるそうだ。

 その話を聞くとクレオパトラに扮したエリザベステーラーもそのことを知ってのアイライン・アイシャドウだったのか、ちょっと幻滅を感じたものである。