鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

夏場のパソコンメンテナンス(雷)

2014年07月28日 00時00分01秒 | マニュアル

 各地で雷の被害が発生している。特に梅雨の開けの前後には、梅雨前線が列島を跨ぐように停滞し、冷気を持った大陸からの高気圧が南下するため、前線を刺激し、突風や豪雨、雷の発生が起こる。最近調布で雹が降ったのも関係している。地上で熱せられた空気は比重が軽くなり、上昇する。このとき上層に冷気があると水分を含んだ積乱雲(入道雲)は発達し、冷気にあたると水分は氷となり、雹や水滴の摩擦で、静電気を発生し、雷雨となる。

 パソコン等の電子機器は過電流に弱い。落雷すると過電流が流れ、電柱や変圧器に直接落雷しなくても、リークが起こり、瞬間であるが、電線を伝わった過電流が家庭への引き込み線を伝わって配電盤から電線を伝わり電子機器に到達する。過電流防止コンセントを使えば防止できるが、瞬間であるので、溶けて断線する前に機器に到達した場合は機器の破壊を起こす。電話線と直結しているルーターにも被害が及ぶ場合もあるため、雷が鳴り始めたらコンセントからコードを引き抜いておいた方がよい。

 コードを引き抜く前にはパソコンの起動を停止し、シャットダウンする。終了しないで起動しているままコードを引き抜くと、打ち込んだデータが保存せずに終了するため、再度立ち上げても、データの消失やアプリケーションソフトの不具合を起こす場合もある。

 落雷に伴い機器が過電流を受けると基盤がやられてしまい、再起動できなくなることもある。同様な家電機器に被害を及ぼすこともあり、TV、洗濯機、電子レンジ、掃除機、冷蔵庫等現在の製品はマイコンが組み込まれているため、雷が通り過ぎるまで、コンセントからプラグを抜いて、ブレーカーを落としておく方がよいが、再度ブレーカーを入れると大きな起動電流が発生するので、ブレーカーが入らないことがある。全ての分岐したブレーカーを先に落とし、入れるときは分岐したブレーカーから入れていき、最後に統合したブレーカーを入れるようにする。

  ついでに、海水浴場などの周りに高い建物がない場所では直接人間に落雷することがある。水気がある砂浜でも通電するため、雷が鳴り始めたら、海から上がり、乾いた砂浜に身を伏せて避難する。大木の下では大木に雷が落ちると人間にもリークするので危険である。自然現象といって諦めるのではなく、知識を持って行動されたい。