鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

オールドファッショングラス

2014年07月29日 00時00分01秒 | 紹介

 洋酒の代表格はスコッチウイスキーと相場が決まっている。それもモルトグレイン、飲み方はストレート、オンザロック、ハイボール(炭酸ソーダ割り)、水割り等があるが、自分はもっぱらオンザロックである。飲み方によって注ぐグラスも変わってくる。どのような容器でも問題はないが、ラッパ飲みは別として、ストレートにはショットグラス、オンザロックはオールドファッショングラス、水割り・炭酸ソーダ割りは、8オンスタンブラーグラスを使うのが一般的である。ストレートで飲む場合はチェーサーといって氷水を別のグラスで同時に給仕される。

 我が国にもカットグラスがあるが、透明ガラスと色ガラスを二層にして吹き上げた容器を素材として、グラインダー等でカットし、模様を浮き出さす手法で加工される。江戸切り子は古くからウイスキー等に愛され、現在でも好評を博すグラスである。

 カットグラスはベネチア(ベニス)が有名であるで、ベネチアングラスとしてご存じの方も多いと思う。カットグラス製品ばかりではなく、大量生産向きに型に入れて作ったクリスタルグラスもある。カットした箇所は削られるため、そこだけ厚みが薄くなるが、カットすることによる繊細な造形美の方を、厚みのある頑丈さよりも好まれているようである。

 カットグラスは全体にカットされた部分とカットしない部分の熱伝導率が異なるため、均一な厚さのものより取り扱いを注意しなければならない。室温でも、熱湯を注いだり、冷凍庫に入れたりすれば温度差によって割れやすくなる。また、ガラス全般にいえることであるが、尖った角を持つ金属、例えばバースプーン、スティック、フォークやナイフ等を無造作に容器内に投げ込むことは避けなければならない。グラスを重ねることも厳禁である。

 使用後は中性洗剤を使って柔らかなスポンジで軽く洗い、傷を付けないようにする。水洗後は水切りをし、水滴が乾燥して水垢となり斑点が残ることに注意し、指紋を付けないようにする。

 先日あるライブショーでウイスキーのオンザロックを注文したところ、オールドファッショングラスに球形の透明な氷が1つ入っていた。透き通っていて、なかなか溶けない代物で、ミラーボールの光線がグラスに入射して幻想的な雰囲気を醸し出していた。バーテンダーが四角い氷から削って球形にするそうで、手の込んだウイスキーの味は格別であった。良いグラスと酒が出会うと量が嵩む。