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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

ルイス・シモン氏  

2022-06-10 09:34:36 | 文化

 

> ▽軍事重要性、目覚めた欧州 東アジア安保にも注力【ブリュッセル自由大・安全保障外交戦略研究所のルイス・シモン所長】  > ロシアのウクライナ侵攻は2014年のウクライナ・クリミア半島の強制編入や08年のジョージア(グルジア)との軍事衝突のような限定的な侵略とは違い、主権国家への全面侵略だ。  >欧州の安全保障にとって冷戦後、最も深刻な危機である。 

 

本当にそうですね。  

 

> 冷戦後の欧州安全保障の主な議論は危機管理や欧州以外での任務についてであり、欧州での抑止力や防衛の議論は軽視されてきた。   >今では主要議題はロシアなど大国を巡る抑止力と防衛に変化した。  

 

そうですね。大国をめぐる抑止力と対処力が大切ですね。   

 

>安全保障と防衛の重要性が再び欧州の政治的な議論の中心に戻った。   > ウクライナ危機によって、欧州は米国との関係がいかに重要であるかを再認識した。  >そして、安全を維持するための軍事力の重要性について欧州が目覚めるきっかけとなったようだ。  

 

そうですね。   

 

()

> 皮肉なことに、ロシアは北大西洋条約機構(NATO)の拡大を阻止したいと主張していたのに、起きていることは逆だ。 

 

プーチン大統領の考えが浅はかでしたね。しかし、いずれはNATOの拡大になるでしょうね。 蒙古の襲来は時代の逆行ですからね。     

 

>北欧のフィンランドやスウェーデンは以前からNATO加盟を議論してきたが、今日ほど深刻に考えていなかった。  > このことが欧州安全保障にとって良いのか悪いのか。  >いずれにせよ、われわれはもう戻れない所に来ていると思う。  

 

蒙古の時代は終わりつつありますね。

‘だが、さらに重要なのはロシア人の性格や制度に歴史が及ぼしている根深い影響である。つまり中央集権、序列に対する盲目的崇拝、人々の素朴な外国人嫌い、疎外された知識人のとるにたりないあら探し、母なるロシアに対するロシア人の強い愛着、最高権力者に対する大衆の習慣的従順さ、支配者と被支配者の間に横たわる深い溝を無批判に受け入れることなどである。’  <<ロシア人>> (ヘンドリック・スミス 

 

>ロシアと国境を接している国々は安全の保証を求めているからだ。  > 欧州と中国の関係は既に人権問題などで悪化していたが、欧州各国は現在、中国の暗黙の支持がなければロシアがウクライナ侵攻を維持することが非常に困難だと考えており、欧州の中国へのイメージは一層悪化した。 

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

 

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

 

> 米国や(日欧などの)主要な同盟国は今、欧州とアジアに現状変更を目指す二つの大国(ロシアと中国)が存在し、地域の安全保障や国際秩序の規範・ルールを脅かしていることを認識している。  >欧州とアジアの安全保障は互いに関連している。   >そのため、アジアにおける米国の同盟国は欧州の安全保障に、欧州の同盟国は東アジアの安全保障に注力している。  > 欧州では、ウクライナ危機で日本が非常に積極的な役割を果たしたと受け止められている。  

>日本はこれまで、理解できる理由でロシアと友好的な関係を持っていた。  >しかし現在、日本はロシアから距離を置きつつあるようだ。  >そして欧州の「法の支配」や民主的規範に対する支持をより明確にしている。 

 

そうですね。   

‘ロシアが力による現状変更を行っている国はG7(主要7カ国)では日本だけだ。 北方領土だ。 だから、ウクライナ問題で、ロシアを一番強く批判しなければいけないのは日本だ。 (小野寺元防衛相 

 

>(聞き手 田中寛)

>   ×   ×   

> ルイス・シモン 1981年、スペイン生まれ。 >米ジョンズ・ホプキンズ大高等国際問題研究大学院の客員研究員などを経て現職。  

 

 

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マルチン・ブジャインスキ氏  

2022-06-10 00:04:43 | 文化

 

> ▽東欧の安全、米関与が鍵 武器供与でロシアの勝利を阻め【カジミール・プワスキ財団(ポーランド)のマルチン・ブジャインスキ上級顧問】  > ウクライナはポーランドの隣国。 >ロシアの軍事侵攻は人ごとではない。 

 

そうですね。ご心配の程お察し申し上げます。   

 

>わが国など東欧やバルト3国に対するロシアの侵攻や攻撃の脅威が高まっているのは確実だ。>ポーランドは地政学的にも歴史的にもロシアの脅威にさらされてきた。 >彼らの思考方法を西欧よりも深く理解しており、危機を肌で感じている。  

 

ロシアの侵攻は蒙古の襲来に似ていますね。   

 

> 特に危険なのは、旧ソ連構成国で北大西洋条約機構(NATO)に未加盟のモルドバやジョージア(グルジア)だ。 >NATO加盟のポーランドやバルト3国に対する軍事攻撃はないと考えているが、挑発行為やテロ攻撃はあり得ると思う。  

 ()

> 各国はウクライナを破壊しようとするロシアの犯罪行為を目の当たりにした。  

 

ITのお陰ですね。   

 

>その真の姿とうそが浮き彫りになった。  

 

‘見ればわかる’ (Seeing is believing.)ですね。   

 

>結局のところ、ロシアがウクライナ攻撃を正当化する論拠は何もないのだ。

 

そうですね。  

 

>だからこそNATOと欧州連合(EU)はロシアの勝利を許してはならない。 >ロシアの勝利は民主主義秩序の終わりを意味し、私たちの文明の終わりをも意味するからだ。 

 

欧州対蒙古に関する文明の衝突ですかね。   

 

> ウクライナは自国の独立を守るためだけでなく、国際秩序や民主主義の価値観を守るために戦っており、多くの兵器を必要としている。 >私は高高度に対応する地対空ミサイルや戦車、航空機など可能な限りの兵器を供給することが欧米にとっての義務だと感じる。 >侵攻拡大を食い止めるため、今この瞬間にもロシア軍に多大な打撃を与えることが最も重要だ。 

 

そうですね。ロシア軍には多大な打撃を与えることが必要ですね。   

 

> ロシアの阻止に向け、各国ができることも多い。 >ウクライナ支援のほか、ロシア産ガスや原油の全面禁輸などロシアを経済システムから切り離し、孤立させる強力な制裁がそうだ。 >欧米や日本、オーストラリアなど民主主義国は一層連携すべきで、可能であれば中国とも新たな関係を構築することが必要になる。 

 

民主主義国の連携強化が必要ですね。   

 

> ポーランドについては米軍が今回の戦いを受けて多数の兵士を派遣しているが、さらに多数の兵士に常駐してもらいたい。 >ポーランドは最前線の国だ。  >米国の関与が明確であればあるほど東欧の安全は保たれる。 

 

そうですね。米国が頼みの綱ですね。    

 

> ポーランドはこれまでに約300万人のウクライナ避難民を受け入れた。  >国民はそれを誇りに思っているが、社会が負担に耐えられる期間はそう長くないだろう。 >財政面を含めた国際的支援が必要だ。

 

そうですね。   

 

>(聞き手 森岡隆)  

>   ×   ×   ×

> マルチン・ブジャインスキ 83年、ワルシャワ生まれ。>政治学者。 >安全保障政策や平和構築が専門。 >国連開発計画(UNDP)や国連児童基金(ユニセフ)でも勤務。

 

 

 


イアン・ブレマー氏  

2022-06-09 14:56:01 | 文化

> ▽ロシアと欧米「永続的断絶」 対中新冷戦、侵攻が後押し【米国際政治学者のイアン・ブレマー氏】 > ウクライナに侵攻したロシアは西側世界、特に欧米先進国から外交的にも経済的にも永続的に断絶されることになる。  

 

そうですね。

 

>世界中からではない。 >世界の大半がこの問題で西側につこうとしているわけではない。 >中国や新興5カ国(BRICS)もそうだし、民主主義だろうと独裁政権だろうと発展途上国はどこもそうだ。   

 

これらの国々は立憲主義・人権・民主主義の発展に力を入れていませんね。   

 

> ロシア経済の大半が欧州を向いており、それが切り離されようとしている。  >(侵攻開始からの)8週間を通じプーチン・ロシア大統領が欧州で失った信用の大きさは信じ難いほどで、それは二度と戻らない。 >プーチン氏が権力の座にある限り、従来通りロシアと付き合うことはできない。  

 

そうですね。プーチン氏は欧州の信用よりももっと欲しいモノがあるのでしょうね。       

 

> 恐らく欧州は2024年までにロシアからの天然ガス輸入を完全にやめることができる。 >欧州は以前から再生可能エネルギーへの転換に動いており、それを加速させるだろう。  

 

そうですね。再生可能エネルギーへの転換は以前からの欧州の努力ですね。    

 

>だが大きな連鎖反応も起きる。  >短期的には食料やエネルギーの価格が高騰し、長期的にはロシアと北大西洋条約機構(NATO)との多くの紛争につながるだろう。  

 

そうですね。何事も良いことづくめとはいきませんね。 

 

(

> ロシアが中国の最大の友好国であることは変わらず、それが米中関係を悪化させている。 >米中の新冷戦に向かう可能性は増している。 >ウクライナ侵攻が後押しした。 

 

そうですね。  

 

> この紛争で、ロシアの核抑止がうまく機能したのかははっきりしない。 >米国やNATOが飛行禁止区域を設けず、ウクライナに兵士を送らないことで、ロシアとの直接対峙を避けようとしているのは事実だが、ほかには最新兵器の供給などあらゆることをしている。  > (8月に予定される)核拡散防止条約(NPT)再検討会議での議論は間違いなく困難になった。 >現在、西側とロシアの間でいかなる問題に関しても建設的な外交はない。  >核軍縮議論は「停滞」よりひどい状態だ。 > 国連安全保障理事会は長年にわたり壊れている。 >世界的な力のバランスが国連創設時と合致していないからだ。

 

そうですね。国連の安保理は時代について行けませんね。     

 

>世界で最も多国間主義と法治主義を支えている2カ国が常任理事国になれていない。 >その2カ国は第2次大戦で負けたドイツと日本だからだ。 >極めて愚かな理由だ。  

 

そうですね。自縄自縛というのですかね。  

 

>そしてロシアは常任理事国だが、たとえ戦争犯罪を犯しても排除できない。 >それは米国などの連合国と共に第2次大戦に勝ったからだ。   

 

これも自縄自縛ですね。 

 

> 指導国なき「Gゼロの世界」で、こうした劣化が進んでいる。 >かつてない緊急事態だ。 

 

そうですね。時代を先取りできる指導者が必要ですね。       

 

>(聞き手 山口弦二)  

 

>   ×   ×   ×  

 

> イアン・ブレマー 1969年生まれ。 >米スタンフォード大で博士号。 >フーバー研究所などを経て調査会社ユーラシア・グループ設立。 >著書に「『Gゼロ』後の世界」など。 

 

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橘玲氏  

2022-06-07 23:43:09 | 文化

 

>「ウクライナ問題とはロシアのアイデンティティ問題」   >ウクライナ侵攻は30年近く前から予測されていた!   >【橘玲の日々刻々】

> ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月がたったが、いまだに戦争終結のシナリオは描けない。 >プーチンは当初、数日で首都キーウを占領し、ゼレンスキー大統領を逮捕したうえで傀儡政権を樹立できると考えていたとされる。 >これが戦略的な大失態であることが明らかになって、いまは東部のドンバス地方に兵力を集め、支配地域の拡大を狙っているようだ。 > もちろん、ウクライナが国土の割譲を受け入れるはずもなく、停戦の条件は少なくとも224日時点の境界線まで戻すことだろう。 >だがこれでは、プーチンにとって、これだけの犠牲を払ってなにも得られないことになり、権力の維持が困難になるのではないか。

 

そうでしょうね。 プーチンの権力維持は無理ですね。     

 

> ロシアへの経済制裁にともなう石油・ガスなどのエネルギー資源の高騰や、世界的な穀物不足により、中東・アフリカなど脆弱な国々の政治・社会が不安定化している。 >ドイツやフランスは早期に落としどころを見つけたいようだが、この状況を収拾する道はまだ見えない。 > 両国の関係はなぜこんなにこじれてしまったのだろうか。  

 

プーチンの大失態が原因ですね。    

 

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>現在の紛争は30年ちかく前にすでに予想されていた   > 中井和夫氏はウクライナを含む旧ソ連圏の民族史・現代史の専門家で、1998年に刊行された『ウクライナ・ナショナリズム 独立のディレンマ』(東京大学出版会)が今回のウクライナ侵攻を受けて「緊急復刊」された。 > 本書は、1991年のソ連崩壊からウクライナの独立、ロシア・ベラルーシ・ロシアによるCIS(独立国家共同体)結成に至る時期に書かれたものを中心に、不安定なこの地域が今後、どうなるのかを論じている。  > 一読して思ったのは「ウクライナ問題とはロシアのアイデンティティ問題」であることと、現在の紛争は30年ちかく前にすでに予想されていたことだ。 >私は「構造的な問題はいずれ現実化する」と考えているが、これはその不幸な事例ともいえる。   

 

そうですね。ソ連崩壊後、彼らは国外からロシアへの引揚者にはならなかったのですね。わが国の敗戦後とは大違いですね。      

 

> 本書の「おわりに」で中井氏は、「旧ソ連圏が抱えている民族問題で最も深刻なのは、ロシア連邦の外に住むロシア人の問題である」として、ウクライナには1200万人の「残留ロシア人」がいることを指摘している。  

 

そうですね。残留ロシア人が祖国に帰らないところが問題ですね。    

 

>そのうえでこう書いているが、現在のウクライナ侵攻を評したものだとしてもなんの不思議もない。 > ロシア人の多くがソ連解体後、ロシアが不当に小さくされてしまった、大国としてのプライドが傷つけられた、と感じはじめている、彼らのナショナリズムは傷つけられたのである。 >「傷ついたナショナリズム」は、失われたものを、民族の誇りを取り戻そうとする。 >「帝国復活」を叫ぶ排外主義的保守派が選挙で躍進するのにはこのような理由があり、基盤があるのである。

 

それは歴史的基盤に基づいた努力ですね。   

 

> ロシア・ナショナリズムが強まり、帝国の復活が主張されると、すぐに問題にならざるを得ないのがロシア以外の地に「差別」を受けながら暮らしているロシア人の問題である。 >不当に苦しめられている在外同胞を救出せよという声がロシア・ナショナリストからあがるのは当然ともいえよう。   

 

国外からの引揚者として彼らをロシア国内で優遇するわけにはいかないのですかね。   

 

>そしてこの在外同胞救援は「イレデンティズム(本来ロシアの領土であるべき外国の領地を回収しようとする運動)」にすぐに転化する可能性が高いので、ロシア人の多く住んでいる近隣諸国との国境紛争になる可能性が充分にある。  

 

そうですね。ロシア人の外国の領地を回収しようとする運動が問題ですね。    

 

>ノーベル賞作家ソルジェニーツィンの提言はその後のロシアを予見  > 1990年秋、在米ロシア人作家ソルジェニーツィンがソ連の2つの新聞(合計2650万部)に『甦れ、わがロシアよ~私なりの改革への提言』を発表して大きな議論を巻き起こした。  > 1918年生まれのソルジェニーツィンは、スターリンを批判したとして1945年に逮捕され、強制収容所で8年の刑期を終えたあとカザフスタンに永久流刑された。 >フルシチョフの「雪解け」後に発表した『イワン・デニーソヴィチの一日』が国内でベストセラーになったものの、ブレジネフの時代になるとふたたび迫害され、1970年のノーベル文学賞受賞のあと、74年に国外追放された。 >ソ連体制下の強制収容所(グラーグ)の実態を告発した大作『収容所群島』はこの時期に書き継がれた。 > ドイツ、スイスを経てアメリカに移り住んだソルジェニーツィンは、やがて西側の物質主義を批判するようになり、正教による「聖なるロシアの復活」というヴィジョンを語りはじめた。

 

ロシア人には宗教改革も無く、文芸復興も無く、立憲制自由主義の経験もありませんからね。西欧とはかけ離れているでしょうね。イワン雷帝の残忍性ですね。         

 

> ソルジェニーツィンの「提言」を中井氏は、「ソ連という国に未来はなく、ソ連を解体することでロシアを救わなければならない」として「帝国維持派」を批判、「ロシア建設派」を支持したものだと述べる。 >「植民地を失った日本が戦後発展したように、また帝政ロシア時代の領土であるポーランドとフィンランドを失ってロシアが以前より強国となったようにロシアは今非ロシアの11の民族共和国を彼らが欲しようと欲しまいとロシアから切り離さなければならない」とこの老作家は述べた。   

 

そうですね。非ロシアの民族自決が必要ですね。これは新ロシアの建設になりますね。      

 

> ソルジェニーツィンの構想する「新しいロシア」の建設にとって鍵となるのは「スラヴの兄弟」たち、すなわちウクライナとベラルーシだった。 >「ロシア、ウクライナ、ベラルーシの全員が、キエフ・ルーシという共通の出自をもっており、キエフ・ルーシの民族がそのままモスクワ公国を創ったのだ」とするソルジェニーツィンは、「血のつながっているウクライナを切り離そうとするのは不当な要求であり、残酷な仕業である」とウクライナの兄弟たちに「同胞」として呼びかけた。   

 

アングロサクソンは英・米・加・豪・NZの五国に分かれましたが、キエフ・ルーシの民族には三国に分かれることができないのですかね。   

 

>ロシアとウクライナとベラルーシのスラヴ三民族で「汎ロシア連邦」を形成すべきだとしたのだ。

 

寄り合い所帯は紛争の元になりますね。ロシア人は暴力的ですからね。       

 

> それに対してユーラシア主義は、「ロシアがヨーロッパとアジアからなっており、スラヴ系諸民族とトルコ系諸民族、キリスト教徒とイスラム教徒から構成されている」とする。  >このロシア二元論では、ロシア帝国はかつてのモンゴル帝国の再現であり、ソ連時代の公式見解では、19172月のボリシェヴィキ革命によって解体に瀕していたロシア帝国がふたたびユーラシアの帝国として統合されたことになっていた。    

 

モンゴル帝国=ロシア帝国であり、正教徒化した草原騎馬民族国家ですね。西欧の仲間になることは難しいですね。       

 

> ソ連が解体の危機に瀕していた1990年前後には、大ロシア主義と小ロシア主義が対立した。 >小ロシア主義者は、「ロシアは周辺の諸共和国に恩恵を施しすぎている、ロシアがロシアのためにその人的・物的資源を活用すればロシアはもっと豊かな国となる。  >ロシアは「帝国」から普通の「ロシア」に回帰すべきである」と主張した。

 

ロシアは普通の国に慣れると良いですね。   

 

>だがこの現実主義は、93年にはロシアの歴史的使命を唱える「大ロシア主義」へと転換していた。 >「ロシアは本来大国であり、小さくなりすぎた。 >大国としての威信を傷つけられた」と感じるナショナリズムが、帝国再建の願望や独立した周辺諸国に対する「侮蔑と怒りの感情」とともに復活したのだ。

 

‘だが、さらに重要なのはロシア人の性格や制度に歴史が及ぼしている根深い影響である。つまり中央集権、序列に対する盲目的崇拝、人々の素朴な外国人嫌い、疎外された知識人のとるにたりないあら探し、母なるロシアに対するロシア人の強い愛着、最高権力者に対する大衆の習慣的従順さ、支配者と被支配者の間に横たわる深い溝を無批判に受け入れることなどである。’  <<ロシア人>> (ヘンドリック・スミス  

 

> その意味でソルジェニーツィンの提言は、汎ロシア連邦からユーラシア主義につながるその後のロシアを予見したものといえるだろう。 >だがここで中井氏は、ユーラシア主義が成り立つためには「ロシア人もタタール人などアジア系民族もともに「ユーラシア人」としてのアイデンティを受け入れる必要がある」と述べ、それが虚構(空理空論)であることを指摘している。   

 

スラブ三民族の団結も無理、ユーラシア人の団結も無理でしょうね。他に恩恵を施しすぎていると考えるロシア人には団結の恩恵などはどのように転んでも廻って来ないでしょうね。    

 

 

 

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岸田外交  

2022-06-06 14:16:13 | 文化

 

>SPA!   >岸田外交の3つの問題点。   >軍事抜きの外交など無力だ/倉山満   > 日刊SPA! 2022/06/06 08:52  

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>◆岸田外交をそこまで持ち上げていいのか   

> 岸田首相の褒めるべき点は、二つ。  >一つは、何もやらないことで、支持率を下げないどころか、高支持率なこと。  >もう一つはマスコミを手なずけていることだ。 >リベラル色が強いと見られているので朝日が、既得権益の利益代表だと見られているので読売が、岸田内閣支持の論陣だ。  > 同じことを安倍晋三元首相がやれば反発するだろうが、岸田首相ならば許される傾向がある。  

 

岸田首相の人徳によるものですね。   

 

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> 今回、アメリカのバイデン大統領が来日。  >多くの外交日程をこなした。 >マスコミは、かなりの大歓迎だ。 >しかし、そこまで持ち上げていいものだろうか?  > そらあ、立憲民主党の姿を見れば、岸田自民党の方がマシに見える。   

 

何事も比較の問題ですかね。   

 

>重要な政策では、「さっさと金融緩和をやめろ!」「防衛費増額などふざけるな!」である。 >日本人が不景気にあえぎ、近隣諸国の脅威に怯えながら生きて行けと主張する野党第一党には消えてもらいたい。  >いっそ参議院選挙の前に消えてもらいたいが、この党は「参議院選挙の後はどうなっても知りませんよ」と、選挙までは何が何でも野党第一党の座を離さないつもりだ。 >間違え方まで間違えている。    

 

至って丁寧ですね。   

 

> ポンコツ野党のおかげで岸田内閣は高支持率、夏の参議院選挙は大勝間違いなしと言われている。 >ならば、いくら批判しても構わない。  >ただし、建設的な批判を心がけよう。  

 

そうですね。未来社会の建設に資する意見が大切ですね。       

 

>◆岸田外交の3つの問題点  > 岸田外交の問題点は、三つ。 >今が戦時だとの自覚が無い。 >軍事抜きの外交など無力だと認識していない。 >戦時には乱暴でも政治力が必要なのであって、丁寧な行政論など破壊工作に他ならないと理解できていない。 > 本欄で何度も繰り返しているが、ウクライナ事変において、日本は中立国ではない。  >少なくともロシアからは非友好国と認定されている。   >つまり、ウクライナと同様の敵国扱いだ。   

 

‘ロシアが力による現状変更を行っている国はG7(主要7カ国)では日本だけだ。 北方領土だ。 だから、ウクライナ問題で、ロシアを一番強く批判しなければいけないのは日本だ。 (小野寺元防衛相

 

>大多数の国民は、ロシアや周辺諸国の脅威に備えねばならないとわかってくれている。 >戦後の防衛政策を根底から見直すのは、今しかない。 >この機を逃すと、熱は冷める。   

 

そうですね。鉄は熱いうちに打て。 Strike while the iron is hot.    

 

> この状況で軍事抜きの外交など敵を怒らすだけで、有害無益だ。 >そして、防衛力を増強しなければならない根拠を丁寧に立証しようとしたら、査定の段階で潰されるに決まっている。 >政治が大枠を決めて、細かいことなど後回しにしないと決まらない。   

 

そうですね。防衛力の大枠を決めることが大切ですね。      

 

>◆バイデン大統領との約束を果たせるかは財務省の匙加減次第   > 岸田首相は戦後の防衛政策の抜本的見直しを行うと宣言、バイデン大統領に公約した。 >防衛費も大幅に増額する。  >ただし、連立与党の公明党に配慮して、数字は言わなかったと報じられている。 >自民党が「5年以内に防衛費GDP2%」と提言しているが、岸田首相は政府で取りまとめる前に、国際公約とした形だ。  >言うなれば、外圧を利用して国内を押し切ろうとしている。

 

首相には説得力はないのですかね。   

 

> 防衛費増額の障害は公明党ではない。 >彼らは黒幕の武器にすぎない。  >もちろん、ポンコツ野党はお囃子だ。 >黒幕とは財務省。

 

金を握る者は天下を握るということですかね。   

 

>そして財務省は外圧をかわす術を心得ている。  > 戦後の防衛政策を振り返ると、パターンがあることに気付く。 >すなわち、「アメリカが日本に防衛努力を要求する→日本の首相は呑まざるを得ない→しかし日本の大蔵省(財務省)は財源の根拠を首相に求める→首相は板挟みになる→財務省もアメリカを本気で怒らせたくはないので、ある程度の予算支出は認める→申し訳程度の防衛努力は行う→アメリカは呆れる→日本政府はごまかしたと安堵する」だ。  > つまり、首相がアメリカ大統領との約束を果たせるかは財務省の匙加減次第。 >むしろ財務省は、政権に対する拒否権を手にするのだ。 >岸田首相が罠と知りつつ、その罠を食い破るつもりで飛び込んだなら大したものだが、この構図を理解していないなら、相当にまずい。

 

財務官僚には政治責任は無いはずですね。   

 

>◆今からでも遅くない。来年から防衛費を倍増すべき  > 既に「1兆円程度の防衛費増額」との数字が飛んでいるが、それで中国やロシアに張り合えるのか。 >防衛省自衛隊は「そんなに予算を貰っても使いきれない」と言い訳するのが常だが、無い無い尽くしの自衛隊だ。  >「たまに撃つ、弾が無いのが玉に瑕」などと言われて何十年。  >自民党の提言でも実弾訓練の重要性は述べられていた。  >陸上自衛隊がアメリカ軍楽隊より射撃訓練をしていない、海自と空自は射撃訓練が3年に1回、などという冗談のような状況は、即刻やめさせるべきだ。  >陸海空ともに存分な実弾訓練ができるような数字を算出するところから始めてはどうか。 > そうやって計算していくと、「5年で倍増」など、何の根拠もないと自然とわかるはずだ。  > 今からでも遅くないから、「来年から倍増すべきではないか。 >ドイツは即座に国家意思を示したぞ」の声をあげていくべきだ。   

 

日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。思考停止に陥っていて生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようです。この筋道で成功すると、後追いの専門家になりますね。後追いの人は世論指導者としては適格ではないでしょう。 

 

> そうした観点で、今回の岸田外交を採点しよう。  >◆クアッド首脳会談の意義はインドをアメリカ陣営に引き留めること  > バイデンは中国には立ち寄らず、最初に韓国、次いで日本にやってきて多くの外交を進めた。 >ウクライナ事変の最中であっても、主敵は中国である、日米韓は結束するとの姿勢を示すためだ。 >中国は当然ながら反発する。  

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

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中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

 

>賽は投げられた以上、我々は戦う覚悟をしなければならない。 > 日本での大舞台は、インドとオーストラリアの首相も呼んで、クアッドの首脳会談を開いたことだ。  >日米同盟にアジア太平洋の潜在的な大国である印豪両国を加えてインド太平洋地域に中国を出さない! などという威勢の良い話にはなっていない。 >クアッドの意義は、伝統的にロシアよりのインドをアメリカ陣営に引き留めること、せめて明確な親露にさせないことだ。  >その意義は今のところ達成している。

 

インドという国は赤くも青くも成らない国ですね。インド人の考えはアングロサクソンのように過去から未来へとは進まない。インド人の考えは同じ世界を自己の姿を変えてエンドレスで回っている。      

 

> バイデンはTPPに代わる経済的枠組みとしてIPEFを打ちだした。 >だが、国内事情でTPPに戻れない苦し紛れにすぎない。 >そもそも経済で中国を潰せる状況にはない。

 

そうですね。中国は自国の経済力に相当の自信を持っていますね。    

 

>◆日本が自力を示さないとアメリカは動いてくれない   

 

そうですね。  

‘アフガニスタン軍自身が戦う意思のない戦争を米軍が戦うべきでない。米国の国益に合致せず、米国民が求めているものでもない。’ (バイデン大統領)   

 

> バイデンは北朝鮮拉致被害者の家族との面会では親身に対応してくれた。 >こういう時は、民主党の政治家の方が模範解答的に振舞う。 >そもそも、日本が自力を示さないとアメリカは動いてくれないのだから、自助努力をすべきだ。   

 

そうですね。天は自ら助くる者を助く。God [Heaven] helps those who help themselves.     

 

> バイデンの国連安保理常任理事国入りの支持発言など、完全にリップサービスだ。 > ウクライナにのめり込むアメリカに、アジアは冷めている。 >日韓に台湾とシンガポールだけがアメリカについていっている。 >アメリカが過半数のエネルギーをあちらに注いでいる今、日本が大国に戻るしかないではないか。>大国の条件は軍事力だ!     

 

そうですね。力は正義である。 Might is right.  神様でさえ力を示さなければ人は信じない。 ましてや、それが日本人ということになれば、、、、、、。      

 

>【倉山 満】 >73年、香川県生まれ。 >中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。 >在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。 >ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、「倉山塾」では塾長として、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交についてなど幅広く学びの場を提供している。 >著書にベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』のほか、9月29日に『嘘だらけの池田勇人』を発売   

 

 

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