秩父夜祭
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭りに
数えられる秩父夜祭、夜空に浮く屋台はまさに芸術品の輝きを
放っていた。
豪華絢爛ないでたちの笠鉾・屋台が軽やかなテンポで秩父屋台囃子
の調べに乗りながら町中を曳き廻される。
商店や民家の二階からは声援を送る人たちが、屋台に向かい
手を振っていた。
夜空には花火が打ち上げられ祭りに華を添えている。
行列の先陣を切る秩父神社の宮神輿
交差点で方向転換する「ギリ廻し」は、重い屋台を木の梃で持ち上げて
から、掛け声とともに回転させる作業だ。
重さ20トンもある下郷笠鉾の「ギリ廻しは」若者が渾身の
力で動かす重い作業だ!
秩父の若い女性たちは元気が良い!
お神酒が回ったのか大きな掛け声で屋台を引いていた。
祭を差配する大人たち、秩父絹を生み出した秩父、独特の祭り衣装が
男たちの誇りだ!
秩父祭屋台のうち最も古い宮地屋台、水引幕は飛鶴の刺繍である。