私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

飛騨【古川祭】起し太鼓編

2016-05-07 16:20:41 | お祭り

飛騨【古川祭】起し太鼓編

天下の奇祭と言われる「越し太鼓」見たかったお祭りだ。

今年正月はじめ飛騨古川の旅館「大関屋」の名物女将ちよ子さん

から”今年の祭りに来ないか~”と電話があった。92歳になる

女将さんからの誘いに、昨年雨にあっているので今年こそと決心

した。夕闇迫るころから町は腹帯を巻いた男衆が目立ち始める。

暖かい夜だがそれでも裸の体には寒さが沁みてくる。

各町内から続々と御旅所に集まると、出立祭の前に、各組の若者

が付け太鼓を使い様々な技で度胸を試しあう、神事が始まり神前に

供えられた酒樽が叩き割られ、集まった裸男の祝い唄の唱和で

起し太鼓の幕が明けられる。

 

出立祭の前、各組の若者たちによる度胸比べのパフォーマンスが始まった。

太鼓上に乗る「太鼓打ち」は一生に一度あるかと言う名誉なことだ。

太鼓を叩くバチは、柳の生木を自分で切り削って作ったものだ。

腹帯をまく間の、緊張感が伝わってくる。

組頭の唄う”祝い唄で”いよいよ起し太鼓が動き出す!

”ドーン!ドーン!”と太鼓打ちのバチが音を響かせるこの瞬間!古川の男

たち興奮が最高潮に達する。

起し太鼓の先頭は、女子供を加えた提灯行列だ、誰でも参加出来るので、

時間が過ぎていくと提灯の数も増えていく。

この意気込み!勇壮な姿に伝統と古川人の心意気を感じる。

泊まった旅館「大関屋」の前を起し太鼓が通って行った。宿泊客も興奮冷め

やらぬ顔をしていた。

起し太鼓を追って各組の付け太鼓が勇ましく突っ込んでいく。

付け太鼓が大太鼓の櫓の直後に付けることが最大の名誉である。

各組が我先にと争う必死の姿が激しさを増してくる!

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする