【鬼怒川の紅葉】
関越道沼田ICを降り、金精峠のトンネルを抜けて日光へ・・・
丸沼も菅池も紅葉は終わっていた、勿論金精峠の紅葉もすっかり落ちていた。
見下ろす湯の湖も、そそり立つ男体山の紅葉も初冬の景色に代わっていた。
湯の湖は白樺が白さを増して寒々しい感じだ。
僅かに残ったモミジがススキの中で寂しく色添えをしていた。
戦場ヶ原は、いちめん草紅葉に代り、冬の訪れを感じさせる。
中禅寺湖には、道路わきに色ついた何本かのモミジをバックに、外国人
旅行客が楽しそうにスマホで写真を撮っていた。
鬼怒川まで下りて来ると、色着いた景色を見ることが出来た。
鬼怒川楯岩大吊橋・・・温泉街と名勝「楯岩」を結ぶ、全長140mの吊り橋
から鬼怒川の流れを下に見て、揺れる吊り橋の手すりにつかまりながら、
オッカナビックリ橋の真ん中で折り返した。
震度7程度の揺れだろう、立っていられないくらいで怖かった。
会津鬼怒川線に沿い、鬼怒川を遡って湯西川温泉に向かう道路わきの紅葉が
いろ鮮やかで、見事な紅葉景色を展開していた。
会津鬼怒川線の鉄橋を、電車が跨ぐ一瞬を捉えようと、鉄道写真マニアが
ずらりと並び見構えていた。
鉄橋をこえると間もなく福島県である。
11月中旬ともなると紅葉の見ごろは下に下りて来る。
東照宮前の神橋の紅葉も終わりだ、紅葉が終わっても東照宮の人気は高く、
駐車場に向かう車で大渋滞だ。
奥日光の紅葉は何度も見て来たので諦めもついた。
今まで来たことのなかった鬼怒川沿いの紅葉の見事さに、来た甲斐があった。