【”23 赤坂氷川祭】
「赤坂氷川神社」は、徳川八代将軍吉宗公が命じて現在地に社殿を造営された。
代々徳川家の尊崇が篤く、最盛期の赤坂氷川祭は豪華絢爛を極め、山王権現・
神田明神に次ぐ江戸三番手の規模を誇っていた。
近代化の影響と度重なる震災・戦災により、祭礼を彩ってきた山車は徐々に
表舞台から姿を消し、二基あった神輿も失われ、「宮神輿と江戸型山車」が
巡行する、と言う赤坂氷川祭の形が失われてしまった。
町の人たちの努力で、徳川吉宗公将軍就任300年にあたる平成28年に、
宮神輿が復元新調し、都心のビル群を背景に約100年ぶりの宮神輿と江戸型
山車の連合巡行が実現した。
5年振りに氏子町会神輿の連合巡行、日本武尊人形の三層山車が初登場し、
昔日の姿が再現された。
艶やかな赤坂芸妓を見らるのは、赤坂氷川祭りならでわである。
神社隊列の先頭は木遣りの面々だ。
隊列の露払いは、お馴染み猿田彦さんだ。
時代屋の人力車が、ここでも活躍していた。
赤坂サカス横を高張提灯が進む、重いけど多くの人の目線を
感じながら、颯爽と!
日本武尊の山車が出番を待っている。
一番神輿は”檜町会”だ!
赤坂新町五丁目の「日本武尊」の山車が坂道を下っていく。
綺麗なお姐さんが軽々と神輿を担でいた。
お囃子も賑やかに。
氷川神社を出て長い坂を下り、赤坂サカスに向かう15基の町内神輿。
赤坂アークヒルズの神輿が続く。
赤坂見附町会のお囃子に、8番神輿(赤坂見附町会)が続く。
新一町会の神輿のお兄さん・・・格好いいな~。
太鼓を叩く子供の姿を優しく見守るお母さん。
一ツ木町会の神輿を担ぐお姐さんが威勢よく格好良かったよ~。
赤坂サカスやTBSビルの前に集まる各町会の担ぎ手たち。
正面から見られなかったが、「日本武尊」の立ち姿が現われた時には集まった
観衆から大きな拍手が湧いていた。
出番を待つ檜町神輿の木頭と担ぎ手たち。
五年振りに赤坂祭りを見て来た。
赤坂・・・名の通り坂道が多いのに老体には一寸きつかった。
都心の高層ビルの合間を縫って練り歩く、山車と神輿・・・赤坂でしか見られない。
江戸型山車は、社殿に納められている「祭礼山車行列額絵」の中に見ることが出来る。
今と同じ姿をしており、守り続けて来た赤坂の人たちの心意気を感じた。
良いお祭りだった!
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