私の広場~写真大好き

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【うそ替え神事】

2017-01-28 09:18:44 | 季節

【うそ替え神事】

”鷽(うそ)”は幸運を招く鳥とされ、毎年新しい”うそ鳥”に替えると、

これまでの悪いことが”うそ”になり一年の吉兆を招き開運・出生・

幸運を得られると信仰されてきた。

江戸時代は庶民が自作の”うそ”を彫り交換し合ったそうだ。

江戸時代の庶民の洒落を楽しむ遊び心が伝わってくる。

これが”鷽(うそ)”だ、檜を一体一体神職が手彫りして作るもので、

数に限りがあり、11種類3万体が二日間で売られる。

小さいものが500円大きいものは7000円もするそうだ。

「鷽」の字は「學」の字に似ていることから、学問の神さまである天神様

(菅原道真公)とのつながりが深いと考えられる。

また、大宰府天満宮のお祭りの時、人々が大量の害虫に困っていたところ、

鷽が駆除してくれたとの言い伝えがある、そんなことが天神さんと鷽との

出会いになったのだろう。

鷽3万対を買い求める人が3万人集まる、並んで買おうと思ったが行列の

最後に並ぶ闘志が湧かず、ミニチュアで我慢した。

去年買った鷽を納める人は少ない、縁起ものや飾り物として家に置いて

ある人が多数なのだろう。

今日ばかりは”鷽”に主役の座を奪われ、アオサギもしょんぼりと寂しそうだ。

下町に行くと何処からもスカイツリーが目に入る。

亀戸天神の社殿の上に覗き込むようにして賑わいを見ていた。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らなかったぁ (トミさん)
2017-01-31 11:21:23
うそ替えって何で「鶯(ウグイス)」を「うそ」と云うのか、ずっと不思議に思ってました。人生ン十年。鶯と鷽は漢字も鳥そのものも違うとやっと理解しました。情けないというか、勉強不足というか…子供の頃、九州は福岡県下に住んでた時、毎年2月になると親が大宰府天満宮に連れて行ってくれたのです。その時ふ~ん何でだろうと思い込んで調べもせずに人生を送ってました。オ゛ジサンのお蔭で長い間の疑問が一つ解けました。(馬鹿だなぁって笑わないでください)いやぁ目の前が急に明るくなった気がしますありがとうございました。
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お役にたちました! (トミさん)
2017-01-31 18:34:28
何時もコメント有難うございます。
鷽はスズメ科だそうです、日本海側に多く生息するそうです。亀戸天神は藤の花で知られておりますが初天神の日に鷽替え神事が行われます。
昔は灯りの乏しい中を町民や農家の人達の出会いの場でもあったことと思います。暗がりで袂に入れたお手製の鷽を探り合う・・・なんて想像しますと面白いですね!
府中の”暗闇祭り”も若者たちの出会いの場だったのです、全国あちこちのお祭りの昔は、そんな楽しみが若者を奮い立たせたのだろうと思います。
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