新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

秩父御岳山―雪山ハイク2019.2.2.(写真付き)

2019-02-02 | ハイキング・登山

昨日は、1月に企画していた、秩父御岳山にメンバー3人に出かけた。木曜日から金曜日にかけての降雪で多少の雪があるらしかったが、友人が秩父市に電話して、たらい回しで最終的には警察に電話してお聞きしたところ、深いところではくるぶしくらいまでの積雪があるので、十分に気をつけて、途中で撤退も考えるようにと言われたそうだ。強石コースは歩く人が少ないから、ふみ跡なかったら危ないとも言われたそうだ。

それで宝登山あたりに変更したら?とも提案したが、リーダーは初志貫徹で行こうということで、秩父三峰口に降り立った。途中電車から吾野の氷柱をちらっと見て、秩父鉄道に入ると、霧氷も見られきれいだったが電車の中からは写真に撮れなかった。

三峰口では、外国の方なども降りられたが、皆さん、三峯神社にでもいらっしゃるのかバス待ちの様子で、私たち以外に御岳山方面に行く人はいなかった。駅前には案内板はなく、ブログの情報に基づいて車道を右手に向かって歩いた。

リーダーがあれっ?ポピュラーな山ではなかったの?と聞かれて、マイナーな山ですね、と答える。頂上付近はかなり急な痩せ尾根があったりして、小さな山の割にはハードらしい。積雪の中、登れるだろうか?

端を渡って右手に行くと贄川(にえがわ)宿に出た。思ったよりは近かった。詳細にコースを説明してくださったブログが参考になった。案山子の里とのことで、あちこちに案山子が立てられていた。

立派なトイレがあり、登山ポストや自販機も置かれていて、ベンチもあった。私たちが登山届に記入していたら、10人ぐらいの団体が見えて、リーダーらしき方が登山届を入れてすぐに登山道に入って行った。

その人たちの後にいけは、安全ね、と話しながら、追いかけたが、年代が若い方たちのグループで、大分先に姿が見えたが、すぐに見えなくなってしまった。

彼らの足跡をたどって、お墓の横の道を歩く。

結構急な雪交じりの道を登る。登りつめていくと今度は緩やかな道になる。高岩という展望が開けているピークの案内があったが、雪道で時間を取られているので、登らずに先に進んだ。しかし、なかなか展望の開けた場所には出ず、また猪狩山への分岐にも着かなかった。

大分歩くと杉林のトラバース道となる。こちら側の杉の木はあまり手入れがされていなくて、細い枝が幹からたくさん出ていた。地図にはヒノキ林とあったので檜なのかな?

尾根に出た。

猪狩山への分岐が出てきた。展望はそれほどでもなかった。

尾根道

この辺りで頂上らしいところが見えた。まだここを登らないとならないの?直登ではなかったが、その回り込んでいく登山道の急なこと。急斜面の林の脇につけられた登山道は狭く、急で、ふみ跡があるけれど雪は深い割には地面がでているところもあり、バランスを崩したら、崖を滑り落ちていくようなところで、アイゼンなしで登っていたので、一歩一歩靴を踏みしめて登るので、すごく緊張し、足も疲れた。急すぎて、写真を撮る余裕はなかった。

やっと平らなところに出てほっとするも、その先には岩場の痩せ尾根が控えていた。

最後の痩せ尾根は両端が切れ落ちているし、雪の間に岩が出ていて、時々木の幹につかまりながら、こわごわ何とか登り、やっとまた平らなところに出た。

少し行ったところに強石への分岐があり、雪が載ったベンチがあった。

そこから一登りで、展望の良い頂上に出た。団体さんのにぎやかな声が聞こえて、なんだかほっとした。

手前のお不動さん。だいぶ設備はさび付いていたけれど。

その先が頂上で祠の周りはにぎやか。もう12時半は過ぎていた。しかしほぼ予定通りに頂上に立てた。えらい!

横には鐘があって、私たちも木の枝の小槌で鐘を鳴らした。良い音色だ。

360度の展望だが、遠くの方はかすみ気味で、どの山かは分からなかった。西側の展望。

狭い頂上は別のグループの二人と団体さんでいっぱいだったので、私たちは強石への分岐にあったベンチに行ってカップラーメンを食べたが、日陰ですごく寒かった。こんなことならお不動さんの所で頂けばよかった。リーダーと友人は山専用ステンレスボトルを持参。さすがに保温力すごいみたい。私のは普通の保温ボトルに保温カバーでくるんで持参したので、カップラーメンには十分だったけれど。

その団体が降りて行ったすぐ後に私たちも片づけてから降り始めたが、急斜面の下降に手間取り、その方たちに追いつくことはついにできなかった。

急斜面を降りきって少し緩やかになる。

また狭い尾根道

下山はアイゼンなしではキケンだろうとアイゼンを装着してから降りたが、南斜面の急坂は雪も大方溶けていて、岩交じりの登山道をアイゼンつけて降りるのも緊張。しかし日陰になると雪は積もっている。

ロープ場が出てきて、慎重に降りていくとさらに鎖場が出てきた。

やっと降りたあたりは緩やかな雪原。ちょっとお遊び。雪の原に倒れこんだりして写真を撮った。写真はお見せできませんが。

それからほっとしたのもつかの間、登りが続く。遠くに秩父湖らしい湖面が見えた。後から調べたら奥秩父もみじ湖(滝沢ダム)のようだった。

林道を横切るところでは、階段があったのだが、横のふみ跡を辿ったら、下に降りる道がなく回り込んでやっと降り口に出た。階段を登って降りればすぐだったのだ。

そこからも、アップダウンを繰り返す手ごわいコースで、特に急斜面が何回も出てきて、慎重に降りて行った。最後は林道に降り立ったが、途中からその団体のふみ跡が見えなくなって、道を間違えた、というかハイキングのショートカットコースを取れないまま、雪の積もった林道を延々と歩き、やっと落合の集落に出た。

国土地理院の地図を拡大したら、最後の林道に出たところで、私たちは左に行ってしまったが、通行止めという看板があった右に行くとハイキングコースがあったようだ。かなり急で途中で橋もあったりするようだが、やはり半分くらいの距離になったみたい。

バスで座れるように大滝温泉まで行った。団体さんがお風呂から出てきたころに、やっと大滝温泉にたどり着いたのだった。最初はここで温泉に入るつもりだったが遅くなって、バスの時間を気にしながらお風呂に入るのもゆっくりできないからと、バスで西武秩父に直行。祭りの湯にでも入ろうと思っていた。

西武秩父でも同じく電車があまりなかったので、結局、中着が湿って寒いという友人はお風呂に入ったものの、私たちはフードコーナーで少し食べ物を頂いたが、なんでも高め。人の入りも今一つの感じだった。

結局友人のおごりでレッドアロー号で帰途に就いたが、電車が暑すぎで困った。今日は気温が高かったのですね。

まあ、雪道をよく頑張りました。皆様お疲れ様でした。

帰り着いたら親は電子レンジにおかずを入れて忘れ果てていて、あまり夕食を食べていなかった様子で、薬を飲んでもらって、軽めに食べてもらった。お土産のそば饅頭は甘すぎず美味しかったようです。何事もなく過ごせて幸いでした。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする