今日は友人が朝、植物観察会に参加なさったとメールを頂いた、都立小山内裏公園に、午後から出かけてみた。
京王相模原線の橋本の一つ手前の多摩境駅から10分位のところにあるらしい。
それで家族の昼を用意してから出かけてみた。
寝過ごして橋本まで行ってしまったので、いっそカタクリの里に行こうかなとも思ったが、初志貫徹と思いなおして、多摩境に戻った。地図はさっと見てきたので、案内板は何もなかったが、駅の北側?の大通りに出て、少し南大沢に戻る方向に歩いて行くとトンネルの横に広い階段があって、そっちかなと思ったが、念のために通りがかりの方にお聞きしたら、小山(おやま)は階段を上がったところと教えてくださった。
雪柳がきれい。
それで階段を登っていくと案内板があって、地図が書かれていた。少し登ってから、とりあえず南側?の方に歩いた。
山桜系なのか。赤い葉も見える桜が並木になっていた。散策の人たちも結構いらした。散策路の足元にはスミレやタンポポが咲いていた。
先端に出ると橋本方面の景色が見渡せたが、ビルやマンションも多くて、山並みはその間に見える程度。景色がいいとは言えないな、という声も聞こえてきた。
写真では山は全く写っていなかった。
タンポポ
ベンチなどでは家族連れがお弁当を食べていた。右側に回り込んでいくとタマノホシザクラという小さな標識がついた斜めになった木があって、可愛らしい花がまばらについていた。これがおおもとの古木なのかしら?
こちらは違う桜みたい。
それから何種類かの桜やあんず?コブシなどの花を見て中央部に来た。
あんずかな?
センター棟の方に降りて行った。下の方の低地に何かロープが張ってあったので見におりたら、アマナの表示があって、数輪見受けられた。私はどこかでアマナを見たことがあったので、すぐに分かったが、知らない人は見つけられないかもしれない。広い方のロープの中も、アマナがあるらしかったが、見つけられなかった。もう一方は、今咲く花ではなかったので、忘れてしまったが、何か?シュロソウ?を保護しているみたいだった。
そのあたりには、タマノホシザクラのまだ背の低い木が植えられていて、きれい。ソメイヨシノのようにボンボリ状にはならないみたいだった。マメザクラとエドヒガンの交雑種で、種はできないのでヒコバエから育てるらしい。
小さな池もあったがそばには行かれなかった。
それからサイクリングロードのようなコンクリート道を中央部の方に進むと、大きな看板があって休憩所もあるようだった。
靴を脱がないとならないみたいだったので中には入らず、私は自販機で飲み物を買って、外の椅子に腰かけて、数分休憩。子供たちがサイクリングしたりして楽し気な声を聞きながら、日差しがでて、温かくなった庭園を見渡した。それから池があるらしいので、そちらに向かう手前に植物見本園と書かれた場所があって、見て歩いた。
道端のキランソウ
シャガ
春蘭や、白いイカリソウ、ヒトリシズカ、カタクリ、シロバナタンポポ、バイモなどの花が植えられていた。もちろん夏の花や秋の花も植えられている様子だった。どうもピントが合っていないものが多いのですが。
一渡り見てから戻って、池に向かった。
コブシと池
そこは杉か何かが土砂で埋まって立ち枯れたまま水面から出ていて、水を色と規模を覗けばミニ大正池のような風情で、風もなく穏やかな景色を楽しむことができた。濁った水の中に鯉も泳いでいた。
植えられたトサミズキも満開できれいだった。
それから道路を渡って、バス停の方に向かう前に反対側の桜並木を見てから階段を上がって、バス停に出た。 バス停の一つ先にも、内裏谷戸池という公園があるみたいだったが、ちょうどバスが来たので乗り込んで南大沢の駅に出た。
南大沢は昔の都立大学のキャンパスがあるらしいが一度も来たことはなかった。駅の北側?は三井のアウトレットパーク?になっていたが、まあ、心地よく疲れたので、どこにも寄らず、そのまま電車で帰宅した。
この辺りの桜はまだ5分咲き位なので、来週くらいが見ごろかもしれない。気持ちよい多摩丘陵の公園を教えて頂き、のんびり楽しむことができました。ありがとうございました。
5月の連休は都立の公園をめぐるのもよいかもしれませんね。ここは無料開放された公園でした。