今日は、高尾山で忘年山パーティを考えていたが、感染者増大で、お酒を飲んでの飲食はやめた方が良さそうだということで中止にした。
ただ、リーダーが田舎の家のことで忙しく、ここ2か月ほど、山から遠ざかっていて、このままだと山登りが面倒になりそう、とおっしゃるので、こんな時にどうかなとは思ったのだが、思い切って、金時山に登ることにした。今年は雪もなく、登りやすそうだったので。
小田急の新宿6:30頃の急行で小田原に。直前に着いたが空いていて座れた。のんびり待ち時間の多い電車だったが、小田原で箱根登山鉄道に乗り換えて、箱根湯本に。バス停に行ったら、すぐに8:50発の乙女峠行きのバスが出るというので飛び乗った。
バス停の乙女峠には9時半ごろに着いた。長いトンネルを出たところにある乙女峠からは、少し雲が下の方に出ていたが、雪の少ない富士山がばっちり見えた。昔あった茶屋はきれいなカフェに変わっていた。
乙女峠バス停前からの富士山(山梨側にはうっすら雪が積もっていたが、静岡側は雪がなさそうだった。あまりにも少雨だからだと、私は思っているが、地震や噴火の前触れと騒いでいる人たちもいるらしい。)
追記:28日のニュースでは山梨側はだいぶ雪化粧していました。
写真を撮ってから、道路を渡ったところにある登山道に入る。ロープが渡されている林道のような登山道で、ロープの横から入って進む。登山姿ではない中年の男女の方が、後から進んで追い抜いていらした。革靴とか普通の靴だが歩くのが早くて、すぐに見えなくなってしまった。
私たちはいつも通りの感じで歩いたが、リーダーは久しぶりのせいか、若干遅めで私は助かった。
乙女峠の近くでは急坂とか階段とかもあった。
乙女峠でまた写真を撮ったりしてから、すぐ先にあったテーブルとベンチで、少しだけ持参したパンとフルーツなどを食べた。男性のグループが追いつき、若い男の子たちのグループも追いついた。
そこからは、大涌谷から立ち上る噴煙が見え、早雲山、仙石原、芦ノ湖、相模湾の方まで見渡せた。
私たちは入れ替わりに出発して、緩急のある登山道を進む。葉が落ちた木々の合間から日差しが届き、温かい。衣類の調節が大変。
しばらく進むと長倉山頂上に着く。展望はないので、写真だけ取って、進む。平らな尾根道を進むと下りになり、意外に岩場があったりする。何回か下っては少し登る。後30分くらいで金時山と、標識があったが、なかなか最後の登りにならなかった。こんなに急な岩場あったかしらと思いつつ、登ると人声が多くなって、金時茶屋の下側にでて、皆さんが食事休憩している露岩帯の横の階段を上るとお茶屋さんに出た。
富士山はほとんど雲に隠れてしまっていた。また頭を出すかもしれない。まずは外のテーブルを確保してから、金時うどんを注文した。まだ何人か待っているようだったので、横の公衆トイレに寄った。日差しはあるが、頂上あたりは風も多少あった。富士山の頭が見えだしたので、大急ぎで写真を撮ったが、さほど良く映ってはいなかった。
茶屋の中のテーブルが空いたので、そちらに移動。まもなく、うどんが出来上がったので、テーブルで頂いた。うどんには、丸い油揚げと小さなさつま揚げになめこがたっぷりでミョウガと新鮮なネギが刻まれていて。美味しかった。お腹すいていて、写真撮らずに食べだしてしまった。
何気なく撮ったのだが、登頂回数なのですね。1000回とかすごいですね。
食事が終わるころ、席を探している人もいらしたので、すぐに退出。こちらの店には登山バッジがなかったので、隣の茶店で購入。こちらは7~8人の団体のお客さんでにぎわっていた。新型コロナ、大丈夫かしらね?
茶屋のあたりから芦ノ湖方面
遠く海も見えていた
それから、金時神社方面への下山口から下山開始。湿って滑りやすいところがあったと思って、私はストックを出した。結構若い人たちが登ってきていた。こちらも以前の印象とは違ってかなり岩の多い道で、それほど楽ではない。階段も多くて、こちらから登るのも大変そう。小学生の遠足などでも使うみたいだったけれど。
標識には、下山55分とあったが、階段とか岩場とかを下りて、その後両側が箱根笹に囲まれたU字型の細い土の道が続いた。しばらく降りたところで神社方面と仙石バス停方面への分かれ道があって、早い方がよいと、私たちは仙石への道を選ぶ。しばらく降りると、背の高い箱根笹に囲まれたところにテーブルがあったので、おやつ休憩。椅子だったものは台が壊れたらしく、放置されていた。青空が戻ってきて、箱根笹と青空がきれい。こんなところで昼寝でもできると良いのにね。
そのすぐ先にうぐいす茶屋跡があって、道が左右に分かれていた。私は確か右だったと思ったけれど、左はどうなっているか見に行ってみたら、左は明神岳に向かうみたいで、明神までは1時間半とある。もう1時過ぎだから無理ですね。一種の足慣らし登山だし、無理はしない方がよいです。
それで、右の道に出て、降りて行った。杉林の中を下りて、車の音もよく聞こえてきたが、まだしばらくはかかったが、何か道路のようなものが見えて来て、使われない別荘とかがあり、別荘や会社の寮などが続く道路に出た。コンクリートの道路は膝に応えるが、まもなく普通の道路に降りた。
すぐのバス停を見たら5分前に出たところ。休憩しすぎましたね。仙石連絡所に出たら、いろいろとバスがあると思っていたが、よく分からず、追い抜いてきたハイカーたちが前方に進むので、私たちもついていったら、信号のあたりの人たちはバスを見つけたらしくて走り出したので、私たちも走っていった。私たちはだいぶ離れていたのだが、前の若い人がゆっくり目に乗り込んでくださって、私はダッシュして、膝が痛くなっていたリーダーを待った。仙石小学校前のバス停だった。幸い、全員乗れて、小田原行きのバスは発車。また、リーダーには、いつもぎりぎりと言われてしまった。帰りのバスのことはあまり調べていなかった。
バスでそのまま小田原にも行けたが、箱根湯本あたりで、軽い渋滞もあったので、私たちは電車に乗り換えた。ほとんどの人たちは小田原に出るようだった。圧倒的に若い人たちが多かったですね。
箱根湯本は、時間のせいか、小田原行かロマンスカーしかないので、小田原行に乗っていったが、もたもたしていたら、急行は発車して、次は各駅かロマンスカー。各駅で行けば新松田で急行に乗れるということで各駅に乗った。新松田で、すぐに始発の急行が発車した。早く帰れてよかったです。
今日はお天気に恵まれて、富士山の展望もあり、比較的暖かく、風もなかったので、楽しいハイキングになりました。
追記:最初、地蔵堂からの裏(北)金時コースも考えたが、なんと昨年の台風で鉄梯子かな?が落ちて、危険なので今も通行止めとのことだった。いまだに2019年の台風被害の爪痕が残っているのですね。