7月に両神山に行った後は、山には行っていない。親しい友人は田舎に帰っていらっしゃるし、11日は暑いし、用事もたくさん抱えていたので、行かなかった。それで今日こそどこかに行こうと思った。しかし、5時に目が覚めたが出かける気力がなく、7時に起きてから、山の服を着て、気持ちが変わらないようにした。
親の薬と朝食の世話などしていたら、結局出かけたのは8時30分近く。
高尾山口には9時半ごろ。お盆休みで遠出をしている人が多いのか、それほどの人出ではないみたい。
川沿いの木の花、去年の種も残っている。何の木かしらね。この種がピンクできれいで以前も写真撮ったけれど。
途中にピンクのきれいな花が咲いていた。
やっぱり時間短縮のために病院の横から琵琶滝コースに入った。もう降りてくる方々がいらした。始発くらいから上ったのでしょうね。幸い雲がかかっていて、日差しがない分過ごしやすい。
そういえばケーブルカー沿いにあったと思ったウバユリが見当たらなかった。もう遅いのかな?
琵琶滝コースは森の中で、風がないので汗は出るが、それほど暑い感じはしない。霞台に出るとさすがに人々でにぎわっていた。
今日は親に高尾山に行くと言ったら、代わりにお参りしてきて、と言われたので、本堂の方から上った。親子連れも多い。本当に2歳くらいのお子さんを連れているおじいさんもいらした。手を振りほどこうとするので大変だ。階段が多いからね。
じっくりお参りしてから、奥の院を経て、山頂に出た。人々が思い思いに食事をしたり、ソフトクリームを食べていた。あいにく、富士山は見えなかった。
まだ11:00過ぎ。混み合っているし、もみじ台くらいで食事にしよう。
奥高尾の表示を見て進む。もみじ台の茶屋では何も頼まないで駅の近くで買ったおにぎりだけをいただく。途中の八百屋で買った青いみかん、これが甘くてとてもおいしかった。
まだ11:30、夕方お客さんに会う約束もなくなったので、もう少し足を延ばそうかな?
一丁平のほうにセンブリ咲いているかもしれない。
それで足を延ばしたが、ススキの横の方を見るが見当たらなかった。登山道も整備されていたので、工事で無くなったのかな?それとも季節が早いのかな?
くずの花
それでも終わりかけのギボウシや咲きだしたアザミが見られた。
一丁平から戻るのもつまらないので、小仏城山に向かう。
城山茶屋の大きなかき氷の写真をこの間友人に見せていただいたので、ちょっと興味があった。かき氷は苦手だけれど。
他人が頼んだものを横から無断で写真を撮らせていただいた。
こんな木像いつからあったのかな?
今日は涼しいせいか、それほどの売れ行きで無かったが、それでも何人かの人が注文していた。大きいのを頼むのは男性ばかりだった。5~6人で二つを分け合っている家族連れもあった。
その写真を山の仲間に送ろうとしたが、電波の調子が悪くて、下山してからやっと送れた。この辺は電波が弱いのね。一瞬送れたのだが。アンテナが立てられているところなのにね。
それから、展望のよい景信山まで行こうかなと思って、足を延ばしたが、2キロとあっても山の2キロは遠いですね。足元は湿っていてすごく滑りやすい。山の日に来た友人は稲荷山の方で滑って打撲したと聞いたが、こちらの方も滑りやすかった。今日は往復してすぐに帰ろうと思っていたのでストックは持ってこなかった。
よその若い女の子にこっちを歩いた方がよいですよ、と言って階段状に木が埋め込まれているところを指さして、その子と入れ違いに私が右手に移った時に、私のほうが見事に滑って転んでしまった。ちょっと岩のあるところで、肘と手のひらに擦り傷を負ってしまった。馬鹿ですね。日焼け用の上着は日差しがなかったので脱いでいたのだ。やっぱり長袖を着ておかないとね。
ヘクソカズラの花がやけにきれいに見えた。
こんなに距離があったかしら?急坂の向こうに景信山があるかと思ったが、小仏峠に一度降りないとならなかったわ。全体に湿っていて滑りやすい。
小仏峠のあたりにイヌショウマの群落があったと思ったが、もう種になってしまっていた。残念!
そこから上りになって、やっと見覚えのある坂にたどり着いた。オヤマボクチがあったと思った通り、あることはあったが、何か花の後か茎が切り取られていて、一本だけはこれから咲きそうだった。
景信山の山頂からは、シシウドなどの花の先に展望が広がって風情があると期待してきたのだったが、なんとそのあたりは切り払われてしまっていて、風情も何もなくなっていた。展望はよかったが。南側はいまだに富士山は雲の中だった。
公的なベンチのあたりは日当たりがよくて休むのも暑いので、お茶屋さんの方の木陰でしばらく休憩。でも何も注文しないので、ゆっくりできなかった。
バスの時間、確か45分くらいだったかな?急げば乗れるかしら?
それでどんどん降りて行こうとしたら、小さな可愛らしい女の子がついてきた。しかし親が後ろから来ている気配がない。それで親御さんたちが見えるまで一緒に待っていて、その子には、お父さんとかお母さんが見える範囲にいるように言い聞かせた。
とても滑りやすいコースだったし、途中分かれ道もあった。また急な坂の途中で私も道を間違えそうになったし。子供は見える範囲にいないとね。。。
ともかくも私は気を付けながらも超特急で下山。ごくまれにこれから上ってくる人もいらした。舗装道路のところまで来たら、何人かのグループがいたけれど、あまり人が通っていなかったので木の棒を拾って歩いた。たまにイノシシも出るらしいので。
バス停に着いたらバスが待機していて、かなり人が乗っていた。幸い私は座れ、後から来たグループの人たちも座れたので良かった。
5分もしないうちに発車。途中の釣り堀では結構人が釣りを楽しんでいた。またタカサゴユリがたくさん植えられているところがあって、下車して寄ってみたいくらいだったが、結構疲れていたので高尾駅まで直行した。
駅横の喫茶店で、シュークリームセットで一息つき、するさしのおぼろ豆腐を買って帰ったが、甘みがあり、おいしかった。横にいらした高齢のご夫婦の奥さんが、ビールを召し上がりながら、ご主人に今日は歩けて幸せだったとおっしゃっていた。本当にいつまで歩けるでしょうか?
ともあれ、暑さもそれほどではなく、いろいろな花が楽しめたハイキングでした。