新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

親の具合

2011-05-31 | 日常

私が上高地に行っている間に、急に弟から上京した時にこちらに泊まりたいと親のところに連絡があったらしい。いつも、私がいるときに来てね、と言っていたのだが、私の方には連絡がなく、というか留守電も外れたままになっていたから、親に電話したのかもしれない。

それで私が電話した時には、物置小屋になっていた部屋をだいぶ片づけてしまった後だったようだ。電話では、「絶対に片づけたりしないでね!」といったのだが。それで、帰宅して、部屋を見たら、相当に片づけられていた。大丈夫かな?その後、部屋の掃除をして、布団の用意などは私が行った。

翌日、弟を送り出した後、強風で道路やらガレージやらが葉っぱや遠くの家のバラの花びらなどで汚れていたのが気になったらしく、帰宅したらはき掃除がしてあった。私は、強風が続いていたから、風が止んだら掃除しようと思っていたのに!ちょっと肌寒くなったし、掃除してまた発作が起きるのではないかと、こちらはハラハラしてしまう。

心筋梗塞を起こしてから、薬で安定させているだけなのだが、この頃はすっかり治った気分で、塩分もしっかり取っているし甘いものも食べている。それで自分の状態を忘れて、力仕事やら道路掃除やらしてしまったのだろう。

私は帰りがけから、発作が起きなければ良いがと思っていた。ちょうど気圧も大きく変化しているし、発作が出やすい時期かもしれない。

今日会社にいたら、電話がかかってきて「具合が悪いから帰ってきてほしい」とのこと。幸い重要な仕事はなかったので、早退して帰宅。よろよろするしドキドキするというので、タクシーで病院に行く手配などしたのだが、親は着替えに階段をのぼり下りするから、そんなに元気なら病院に行かなくても大丈夫ではないの?と聞いてしまった。

本人も行かなくても大丈夫かな?と言い出したのだが、このところ不眠症気味の私の方が、深夜に起こされたら、こちらの身がもたないか?と一応病院に行った。もう一般外来は終わっていたから、救急センターに行ったのだが、救急車で行かないと待たされる。しかしタクシーで良いというので、タクシーで行った。幸い今日は救急車が少なかったので、それほど待たされなかった。

検査していただいたが、いつもとあまり大きな変化はなかったらしく、そのまま帰された。結構いろいろ手足を動かされて、どこか麻痺とか運動中枢がやられていないかと検査したのだろうが、年の割には元気のようだった。あちこち先生の手の動きを目で追わせたりしていたが、視覚なども異常なかったようだ。

本人はいつもよりも足が重いとかいうのだけれど、他人からみたら、とても病気には見えないだろう。確かに老人の歩き方だし、歩みは遅いのだが、そんなに、くらくらしている人のようにはとても思えないだろう。

まあ、大したことがなくて、本当に助かった。まあ、しばらくは要注意だが。

 

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雨の上高地2011.5.29.

2011-05-29 | ハイキング・登山

昨日の夕方からいつもの仲間と穂高に向けて出発。松本で前泊しようとしたのだが、福利厚生の安いホテルは満員で泊まれず、穂高なら利用できたからだ。通常は2食付だが、素泊まりでも可能ということで、予約しておいた。

少し遠回りになるが土曜日はどこも高いので、仕方ない。最近朝の連続ドラマで取り上げられているせいか、人気も上昇中らしい。

しかし、辺鄙な場所にあって、夜だとまったく目印が分からず、ナビがなければ到着できなかっただろう。

雨の中、予定より一時間遅れて到着。お風呂が11時半までというので、急いで入ったのだが、そんなに遅い時間に今までは行ったことがなかったけれど、混みあっているのに驚いた。と言っても、洗い場がなくて困るほどではなかったが。

それから風呂上がりのビールを皆さんが召し上がり、私も1センチ頂いて、男女別に分かれて休んだ。しかし、枕が変わると眠れない性質の上、アルコールも少なかったせいか、布団が熱かったせいか、なかなか寝付けず苦労した。

朝は5時に目覚ましがなり、起き出す。寝ていたと思っていた友人たちもあまり寝られなかったとのこと。これなら、夜行バスで寝られないのと同じだなと思ってしまった。

持参したパンで朝食。2重窓で雨は大したことなさそうと思っていたが、窓を開けたら結構強い雨脚。ついつい朝食もゆっくり目になり、出発は6時半過ぎになってしまった。

リンゴ畑や田んぼの間の農道を辿り、野麦街道(サラダ街道になっていたっけ)にでてバスがたくさん待機している新島々駅前を通り、風穴の里の道の駅に寄ってみたがまだ開いていなかった。東電の稲核、水殿ダム、奈川渡ダムを経て沢渡に出た。みちみち道路清掃の方々があちらこちらで見られて、感心してしまった。何か行事があるからかしら?

自家用車は上高地には乗り入れできないので、沢渡の駐車場に止める。タクシー会社の人が誘導してくださり、バスを待とうかと思ったが、5人乗りのタクシーがあるか聞いたところ、乗れるタクシーがあるということで、すぐにタクシーに乗って、大正池へ。いろいろ解説してくださる運転手さんで、山にもいろいろ登っていらっしゃるらしい。駐車場の奥の大きな白い花びらで満開(かなり散ってはいたが)の木はなんですか?と聞いたら、エゾリンゴだと教えてくださった。昔はたくさんあったのだが、丈夫でリンゴの接ぎ木の土台に使われて、今は少なくなってしまったとか。根が傷んできているせいか、2年に一回しか咲かないのだそうだ。

  散りだしたエゾコリンゴ

晴れ女3人だから、山の上はひょっとしたら、小雨?と期待したが、大正池も雨。ただどしゃ降りではない。一人雨具を忘れたというので、ポンチョをお貸しした。

        

     

一同雨傘を指しながら、雲の切れ間に見える焼岳の雪渓とかを背景に写真を撮りながら、自然歩道を歩く。化粧やなぎやシラカバの芽吹きや若い新緑がきれい。

あいにく増水していて、石投げ遊びはできず、残念だった。ただ水の色はコバルトブルーを保っていた。

自然研究路を淡々と進み、田代池にでる。霞沢岳方面の山々も時折見える。

田代湿原からは、かすかに穂高の山がたまに見える程度だった。

梓川い  。

それで林間コースを進んで白花エンレイソウをみたり、すみれを見たりしながら田代橋を渡り、上高地温泉ホテル、上高地清水屋ホテル前を通り、ウェストンレリーフの前を通って、上高地アルペンホテルに出た。200円コーヒーがお目当てだった。朝早くから喫茶をやっているかどうか心配だったが、利用できた。

       

            

そこで雲が薄くなって雨も小雨になったのに、ゆっくりしてしまったら、出るときはまた雨脚が強くなってしまった。

ポンチョの方がズボンや腕がぬれてきているのに気付いていたら、河童橋あたりでビニールのレインスーツを買い求めるように言えたのだが、その時は気づかず、明神池まで歩いた時にはかなり濡れて寒かったらしい。私がポンチョを着てもそれほど濡れないのだが、体格が違うので、腕とか足が濡れてしまったわけ。

河童橋では風雨ともにひどくなっていたが、意外に穂高の山々の雪渓は見えていた。

梓川右岸コースをたどると樹木の間の道を歩くので、風はほとんど感じないが、雨は結構降っていて、岳沢の方からの水の流れがすごくて見ごたえがあった。

   

     

  

まだこのあたりの梓川は青みを保っていて、中洲のケショウ柳や対岸のカラマツの新緑が見事だった。時々水墨画のように対岸の山々が見え隠れする。

        

滔々たる水の流れを楽しみながら、たまに花を愛でながら、明神池に近づいていくと、ニリンソウの群落が目立ってくる。その間には白花エンレイソウや、オオカメノキの白い花が咲いている。途中お会いして自然保護の方に伺うと、ツバメオモトはまだ咲いていないだろうと言われてしまった。

     

   

  

   

軽い階段状の遊歩道をアップダウンを繰り返していると、明神池への路に出た。穂高神社の鳥居が見える。晴れていたらその上方に明神岳が見えるのだが、ほとんど見えない。

   

初めての人と一緒に私は明神池の拝観に参加。300円かかるけど、私は明神池の雰囲気が好きなのだ。一艘の船がつながれていたが船首の飾りはついていない。写真を撮ったり取っていただいたりして、2の池も見てから戻る。

          

     

 

嘉門次小屋の岩魚定食でも食べようかと話していたのだが、見ると外のよしずの屋根の下で召し上がっている人たちが見えたが寒そう。もしかしたら中にも入れたのかもしれないけど。

それで囲炉裏のあると書かれていた山のひだやの方にまわったのだが、昼食の営業はしていないとのことで、明神橋をわたり、明神館に向かった。このあたりのニリンソウの群落もなかなか見事だった。ピンクの色の強いものは3輪も5輪も咲いていて、種類が違うのかもしれない。白花エンレイソウも多い。

     

明神館では食堂にストーブが焚かれていて暖かかった。残念ながらストーブの周りに濡れたものを干してはいけなかったので、乾かすことはできなかったが。

暖かい食事をそれぞれ頼み、一同ほっとした。濡れたものを着替えたり、身支度を整え直して、出発。本当は、徳沢のニリンソウの大群落が見事だとそのタクシーの方に聞いていたし、途中で吾妻シャクナゲも見られるというので行きたかったのだが、ぬれて寒そうな方もいらしたので、引き返すことにした。

歩き出してすぐの左手の崖のあたりは花が多くニリンソウ、白花エンレイソウ、エンレイソウ、サンカヨウなどが見られたが、ふと岩の方を見たら、以前から見たかったツバメオモトの特徴的な葉が見られ、小さな可愛らし白い花が咲いていた。写真を撮ったりほかの花を見たりしていたら、先に歩いた人たちの姿が見えなくなって、教えてあげようとおもったのに、追いつくことができなかった。

     ツバメオモト

     サンカヨウ

     エゾエンコグサ? 

下白沢の押し出しのあたりの白い砂地のところまで、たくさんの花が見られて楽しかった。

そのあたり、濁流が歩道にまで押し寄せて、濁流を避けながら歩くのは大変。一部は木の橋が渡してあった。

  

ハシロドコロ

    つくばねそうのつぼみがでている。

 きじばと

小梨平のキャンプ場のあたりに着いたら、雲がだいぶ薄くなって、日差しも出そうな雰囲気。河童橋に行ったら、山々が良く見渡せそうと期待して歩いて行ったのだが、すぐに雨がまたひどく降り出して、隠れてしまった。

土産物屋を見たりしてからバスターミナル方向へ歩く。途中で行きがけに利用したタクシーを呼ぼうと電話をしたら、既に待機しているとかでタクシー乗り場に向かった。私はどうしても河童饅頭が買いたくて、土産物屋に入ったが、お目当てのものはないようで、考えていたのとは違う饅頭を買ってしまった。すぐに店を出てタクシー乗り場に急いだのだが、1人しかいない。

みなさん、土産物屋とかトイレに行ったらしい。ほかの人を待っているときだ。ゴロゴロという音が聞こえて、まさか雷?と思ったら、仲間の人が出てきて、稲妻も光ったということだった。

良かった、明神から引き返して。それで皆が集まってそのタクシーに乗り込み沢渡へ。途中窓を閉めていても硫黄くさいなと思ったら、やはり温泉が湧いているとのことで、冬に道路凍結を防ぐために温泉を利用しているという話だった。

沢渡でも雨が降り続いていたので、急いで仲間の方の車に乗り換えて、出発。

冷えて寒かったので、温泉のことをタクシー会社の方に伺ったら、竜神温泉せせらぎの湯を教えてくださった。細かく行き方を教えてくださったので、新島々の手前で、慌てずに道路を渡り、赤い陸橋を渡って、後戻るようにしてたどり着くことができた。

あまり大規模ではないが、本当につるつるの湯で、小さいながらも露天風呂もあり、内湯にジャクジーもあって、なかなか気持ちよかった。

少し休んでから、中央道に入り、帰路に着いた。雨は降り続いて、慎重に運転してくださり、幸い渋滞もほとんどなくて、早めに帰れたのでほっとした。運転してくださった方、またまた長距離運転、ありがとうございました。最寄駅前ではちょうど小雨で荷物を下すのに支障がなく、ラッキーだった。すぐにまた雨が強くなってきたので。

たった3時間の歩行だが、ずっと雨にたたられて、結構疲れました。防水のはずの手袋もすっかり濡れていたし、防水として買った安物のゴアテックスのレインスーツは、雨がしみ込んでしまった。高い方のゴアテックスを買った方は全然しみてこなかったらしい。やはり出し惜しみするとダメですね。防水だけはしっかりしたものでないとね。これなら、ゴム引きの方がまだ濡れなかったなと思った。

幸い風がほとんどなかったので、これなら大きめの傘を持ってきたほうが良かったと思った。

おまけ:雨でもお猿さんが杉林で遊んでいた。どこにいるでしょう?緑色のふんが落ちていたのだが、どうも猿のふんではないか?と思われた。

きっと木の芽とか花とか若い実とかばかり食べているからだろう。 

それと、帰りがけに落石が起こりかけているところがあるからと、、関係者が見張りをしている中、タクシーは通って行ったのだが、確かに左側の崖は亀裂が入っていて、ちょっと緊張した。見張りの方々も怖いだろうなと思った。

 

 

 

 

 

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明日はハイキング

2011-05-28 | ハイキング・登山

つゆ入りとか、台風の影響が心配だが、予約も取っているので、これから松本方面に出かける。

天気予報ずれて、今日は小雨だったが、明日は本降りかもしれない。

まあ、雨のハイキングもおつなものでしょう。

長野方面の地震もないようだし、大丈夫でしょう。

 

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坂戸山2011.5.15.

2011-05-15 | ハイキング・登山

今日は新潟県南魚沼市の坂戸山にカタクリを見に行った。例年ならば4月下旬から5月初めが見ごろになるところだが、今年は雪が多くて、ゴールデンウィークでも残雪があるということだった。クラブツーリズムのツアーが延期になったという情報もあった。当初は8日を予定していたが、運転してくださる方の都合で今日に延期した次第。

赤城高原SAの八重桜、 水上付近から見た谷川岳連峰

       

カタクリどうかしら?と少し不安だったが、残雪が登山道では溶けたという情報があり、雪が深かったところは多分まだ見られるだろうと期待した。

ところで、今日はおにぎりは途中で買おうということでおかずだけ少し用意して行った。ところがサービスエリアのおにぎりが高かったので、六日町のコンビニで買おうということになり、買わずに六日町に着いたのだが、見まわしたところコンビニが見当たらない。商店街はまだ9時前で空いていないし。

それで大通りの方に出て走行するが、一向にコンビニが見当たらない。六日町にはコンビニがないのかしら?と言いながら、駅の方に出たら、土産物屋さんがちょうど開いたところだったので、話を聞いて、やっとコンビニにたどり着いた。

かなりの時間のロズ。日差しは強く気温も上がってきた。ディスポート南魚沼の駐車場に止めて登山口まで農家の間を歩く。城址のあたりはすでにカタクリは終わりに近かったがちらほらきれいな色のカタクリもあった。

田圃             池の横のムラサキサギゴケ?カキドウシ?の群落

              

花の状態を先に言うと、カタクリは下の方や日当たりの良い頂上部はすでに色あせつつあったが、桃の木平は満開で見ごろだった。道々のタムシバは下の方では終わりかけだったが、頂上付近は十分美しかった。イワカガミが最盛期でイワウチワは遅咲きのものが少しだけ見られ、イワナシ(サルナシと間違えて教えてしまった方々、すみません、間違えていました)も頂上に近づいたあたりにまだ咲いていた。雪国ミツバツツジが、以前来た時よりも薬師尾根にはたくさん咲いていた。ウワミズサクラ、マメ桜、オオカメノキ、ウツギの仲間?などの花も見られた。

昨日は温泉情報などを調べているうちに、坂戸山自体の地図を打ち出していたのに、置き忘れてしまった。

山に地図も持たずに行くなんてね!困ったものだ。

それで、以前のツアーの記憶を頼りに、坂戸城址という標識のあたりのカタクリを見ながら歩いて行ったのだが、途中で道を間違えたらしく、お館のところから城坂コースを登るつもりで標識の方向へ右手に杉木立の中を入って行ったつもりが、変な細い折れそうな一本の丸太の架かった橋があり、いくらなんでもここはコースではなさそうと、戻ると山菜取りか何か作業中の男性に話を聞いたらしい人たちが、細い踏み跡をだどって草木をかき分けて登り始めたので、こんなところ歩いたかしら?とお思いながら、そちらについて行った。上の方に林道っぽいところがあるようなので、急な枯れ草の斜面をよじ登ると広い道にでた。多分桜並木につながる道だろう。まだ登りついていない他のグループの人たちに、残雪の沢に近い方が、上から見たら登りやすいようですよ!と伝える。

 坂戸城址         カタクリ         キクザキイチゲ      紫のキクザキイチゲ

          

それでほかの一団と一緒に右に向かって歩き出したが、桜並木には出ない。しかも、おやっ?下り出しているわ。変ね!

間もなく、先に大きな地図が描かれた看板が出ていたので、見たら、城坂コースは一本杉のところから直登するのだったが、私たちは一本杉から薬師尾根の方につながる道にでて大回りしてしまったようだった。

それで薬師尾根コースを登ることになった。最初のころ、石仏が並ぶ。

  石仏       ガマズミ?

    

こちらは以前は下りに使って、緩いコースだと思ったが、階段続きで結構きつかった。日陰も少ない。しかしカタクリはないが、先に書いた草花がいろいろ咲いていて楽しみながらゆっくり登って行った。

ユキグニミツバツツジ      イワカガミ                   イワナシ       イワウチワ

     

六日町の街並みと水が張られた田んぼが四角くきれいに並んでいて、見晴らしが良い。タムシバや雪国ミツバツツジの間の登山道を登って行くと、今度は南側に雪を頂いた山々が見えてくる。

タムシバ           六日町盆地      7.5合目の標識               ユキグニ三つ葉ツツジ

       

  松の大木         金城山           ウワミズ桜        ウラジロナナカマド?

            

もう少しで鎖場に出るわ、と軍手をつけて歩いていくと、あれっ!鎖場がなく、鉄の階段に代わっていた。地元の人らしい人が、崩れたので鉄橋子にしたのだとおっしゃった。もう一上りで頂上だ。

鉄梯子    ジュウニヒトエ  ショウジョウバカマの種   ミツバツチグリ?   マメザクラ

             

 タムシバの向こうのお社  山頂付近のイワナシ

       

前は坂城コースから登ったので、カタクリの群落の向こうに見える雪山に感動したのだが、今回はそれはなかった。頂上には結構人がいて、杉の木陰で休憩している人などがいた。神社にお参りもせずに、そのまま大城小城の標識を見て、そちらに行くことにした。愛の兜をかぶった地元の方が、そちらの方に白いカタクリがさいていますよ!と教えてくださったからだった。

兜すがたの地元の方    大城小城方面、巻機山方面?   山頂のカタクリとショウジョウバカマ

                  

タムシバの咲く横の階段を下りて先の方まで続いている道をだどって行った途中で、後方でアクシデントがあったらしく周りの人が騒いでいた。誰かが崖から落ちたのかしら?一瞬カメラを構えていた仲間の男性が落ちたのかと思ってしまったが、実は友人が階段状の登山道で滑って、転倒し、頭を打って出血してしまったのだった。私は、頂上で休まなかったので、暑さで疲れが溜まっていたのだろうなと、申し訳なく思って戻った。

先ほど白いカタクリのことを教えてくださった方が、とっさにタオルを貸してくださっていたが、すぐに出血で赤くにじんでしまった。各自少しずつ、ばんそうこうや包帯を持っていたが、まずは傷口の周りをぬぐって、その方がくださった大きめのばんそうこうを貼った。それで包帯を巻いてからタオルで押さえて、神社まで戻った。

神社の方は救急用品をお持ちではなかったらしいが、周囲の方でお子さん連れのお父さんが消毒液とばんそうこうを貸してくださって、応急手当てをして、別の仲間の包帯を巻いた。傷をぬぐったら、縫合しないとならないほどではないようだったので、一安心。

助けてくださった皆様、ありがとうございました。今度から、消毒液と大判のばんそうこう、ヘッド用ネットなどと手ぬぐいを持ち歩いた方がよさそう。湿布薬はもっていたが、傷があるとつかえませんね。

ところで、申し訳ないことだが、私は他の人たちが治療している間に、一人で周囲にカメラを向けていた。

山の上に覗いている三角の山が谷川岳だそうだ。金城山 カタクリ越しの山々

  谷川岳              金城山?

      

落ち着いたので、大城小城はあきらめて、皆でシートを広げてお昼にした。杉の下だが、大きな蟻やら毛虫やら、飛んでいる虫など、虫が多い。一応虫除けをつけたけど。そういえば、以前もここは虫が多かったな。

お湯を沸かしてラーメンを食べる方、コンビニで調達したおにぎりなど食べて、ゆっくりした後、コーヒーを頂き、友人の傷も痛まなくなったというので、城坂コースをおりることにした。

こちらは雪山を背景にカタクリを撮ることができる。

  

それからしばらく歩くと、水場跡の標識。以前は見に行かなかったので1人行って見たら、ちょろちょろと水が流れていた。

水場跡の標識        水場         日陰のカタクリ

   

その横の方が桃の木平で、遠目にもカタクリの大群落が紫色のじゅうたんになっていた。以前のツアーの時は雪が多くて、少ししか咲いていなかったが、今日はすっかり雪が解けて、満開だった。ブログには白い桃の木が満開だったというものもあったが、まったく気づかなかった。山の上部にはタムシバがなん本も咲いていたけど。

桃の木平のカタクリ

  

  

皆で写真を撮り、楽しんだ後は、急坂が待っていた。親子連れの元気な歌声が先ほどまで聞こえていたが、聞こえなくなったと思ったら、かんかん照りの急な滑りやすいジグザグ道をおりるのに苦労なさっていた。私と友人はストックを出したが、その家族は道具なしで何とか下りたようだ。

こちらの道は、カタクリがずっと続いて、その間にたくさんのスミレやイカリソウが見られた。沢には残雪が多く残っていた。途中の水の流れは冷たくて気持ち良かったが飲むのは心配なのでやめておいた。

残雪と新緑         沢の残雪    タチツボスミレ       セントウソウ     イカリソウとスミレ                            

やっと一本杉の木陰にでて、休憩。そのあと、桜並木ののんびりコースをたどり、元来た道を通って、駐車場に向かった。

一本杉        碑             坂戸観世音菩薩    スミレサイシン

           

 くらい杉林のへび   

銭淵公園の芝桜がきれいだし、売店がありそうだったので足を延ばした。ソフトクリームはなかったが、浦佐産のカップアイスがあったので、皆で買って食べた。

その後せっかく温泉地に来たのだからと、けがの友人も大丈夫そうだというので日帰り温泉に。

六日町には郵便局のそばに中央温泉という公営の温泉があるらしかったのだが、小さいし、そのあたりのビルが取り壊しになっていたので、あるかどうか分からないし、満員なら入れないしということで、少し先の五十沢(イツザワ)というところのサクり温泉が安くて(370円)、シャワーまで温泉だと書かれていたので、そこに行って見た。なんとタオルも無料で貸し出してくださるようだったが、私たちは持参のものを使った。六日町には昼食付の値段の高い日帰り温泉はあるが、安いのは郵便局の横の公営のところだけのようだった。

少し先に進んで、曲がり、何にもない畑の間の路の奥まったところにその温泉はあった。風呂は一つだけだが、雪山が見渡せ、早かったせいか人も少なく、のんびりできた。本当にシャワーも温泉で、浴槽に注がれる温泉水は飲めるとのことだった。

無料休憩室や、いすなどもあって、あまり大勢だと入りきれないが、ゆっくり過ごせた。そこの食事も安くて魅力的だったが、時間が決まっていて、道路渋滞が心配で食事はせずに出発した。花園あたりで少し渋滞。その後も高坂のあたりで渋滞したが、食事をしている間にほとんど解消していた。

しかし、運転してくださった方、長距離運転、ありがとうございました。バーナーでお湯を沸かしてくださった方、ありがとうございました。おかげさまで、皆で、カタクリの群落と雪山を楽しむことができました。ケガをした方も早く治ると良いですね。

 

 

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鎌倉2011.5.4.

2011-05-04 | ウォーキング

今日は友人が鎌倉に行こうというので、付き合った。

今頃の鎌倉って、何が見どころかしら?ボタン園は何回も行ったし。

藤沢駅で江ノ電に乗ろうとして驚いた。乗車券を持っている人の乗車の列が2階のターミナル橋上を半周以上していて、こちらが最後尾ですとの案内。1時間待ちとの話も聞こえる。えー!バスで行こうか?歩こうか?

でもせっかく江ノ電乗り降り自由なフリーパスを買ってしまったし。

それで列の最後尾に並んだが、意外に早く誘導されて、駅構内へ。既にホームには人が並んでいて、次の乗車の列に加われた。

電車が来て乗り込んだが、ラッシュ並みの乗車率。海側は見えない。腰越の干物屋さんが見えた。

混み合い方がすごいので、早昼にすることにして七里ヶ浜で下りる。和食の店はなさそうだったので、駅の看板を見て、リストランテ・アマルフィというイタリアンのレストランに行く。途中珊瑚礁という店は既にかんかん照りの路に長蛇の列。

さらに鎌倉高校寄りに戻ったところでそのレストランが見つかり、席の予約をしようとしたら、線路の反対側のピザの店の方が待たなくて済むということでそちらに向かうが、階段から下りてきた人が1時間待ちとのこと。

それで、戻って再度予約した。店の横のベンチで、長時間待つことを覚悟していたら、ラッキーなことにすぐに名前が呼ばれて席に着くことができた。そのあとの人たちは結構待たされたようだ。

開け放たれた窓からさわやかな潮風が吹き込み、海岸のサーファーやヨットが見渡せる。気持ちが良い。空は晴れ渡り、日差しは暑いくらいだが、日陰はちょうど良いさわやかさだ。

せっかくのシチュエーションに一番安いコースメニューを頼んでしまった。

前菜、かぼちゃのスープ、魚(スズキのソテー)料理、そしてデザートとコーヒー、どれも新鮮で程よい味付でおいしかった。

それで、鎌倉七里サブレもおいしいのではないかと、つい購入。家に帰って食べてみたら、レモン風味で歯ざわりは堅いが美味しかった。

満ち足りた気持ちで交通量が多い道路を渡り、浜辺に下りてみた。

家族連れがたくさん来ていて、子供たちが寄せては返す波で遊んでいた。結構海藻が打ち上げれていて、それらを振り回して遊ぶ子、砂のプールを作る子、じゃぶじゃぶ海に使って遊ぶ子など、楽しげ。子供たちを連れて海に行ったことを思い出した。中にはずぶぬれになった子供も何人かいたが、風邪ひかないかな?

こんな時に地震が起きて津波が来たら、皆逃げられるのかな?まあ、崖は近いけれど。

稲村ケ崎の公園で小休止し、駅にでて、江ノ電に乗ろうとしたが、一台目はぎゅうぎゅうで乗れず、2台目でやっと乗れたが、乗るときに、下りる客がいるのに、出口に陣取って人の出入りの邪魔をしていて平気なおっさんがいたので、「下りる人がいるんだから、どきなさいよ!」と思わず怒鳴ってしまった。

長谷の駅でも、左側から下りた人が一段落した後、右側の人たちが下りようとしているのに、乗り込んでくる若者たちがいたので、こちらも「下りる人がいるんだから、待ちなさいよ!」と再び怒鳴っていた。

最初は長谷寺に行こうかと言っていたのだが、あまりの混みように鎌倉まで直行することにしたのだった。

まあ、何事もなかったけど、ちょっと恥ずかしかった。下りる人たちももっと大きな声でアピールしないと分からないだろうに!人減らしで駅員はホームにいないし。

子供たちもぎゅうぎゅう詰めで大丈夫かなと心配したが、皆疲れた顔だったけど、大丈夫そうだった。

鎌倉駅に出たが、すでに藤沢方面に乗る人たちの列がロータリーを半周以上になっていた。

私たちは地下道を通り、つつじがきれいだと出ていた、安養院というところを目指して歩き出す。

郵便局を目指していくと、農協の駅前販売所があって、地元野菜が販売されていた。タケノコもたくさん出ていたが、重そうだから買わなかった。

郵便局の横に出て、逗子方面に進むがなかなかその寺が見つからない。向こうから来た一団に聞くが分からないという。

それで、木綿屋さんのおばあさんに聞くが地元の人ではないらしく分からないというので、もう少し進んでみたら、立派な藤の木があるお寺の横に、オオムラサキつつじの生垣が続いて、先に入り口があった。

確かにつつじが多いお寺ではあったが、心に焼きつくほどではなかった。

入ってすぐのところに大きなカヤの木があって、樹齢が700年で、天然記念物と書かれていた。その周りにエビネと山芍薬が植えられていて、エビネは満開で、山芍薬は一つだけ白い清楚な花が咲いていて感激した。前々から山芍薬の花を見てみたいと思っていたからだ。そのほかにもシャガや紫蘭の花が植えられていた。

その後横道に入って、瑞泉寺の方でも出られないかなと思ったが、山を越える道がなさそうだったので後戻った。

途中に和菓子屋さんがあって、私はみたらし団子がおいしそうだったので、買い求め、友人は餡団子を買って、一緒に店先のベンチでいただいていたら、次々に人が通っては、店に入って行って、私たちはすっかり広告塔になっていた。それで、子供の日のちまきでも買おうかと思っていたが、混みあってしまったので買わずにそのまま駅に向かった。

本当はあちらにもこちらにも行こうかと思っていたのだが、人混みがひどくて、疲れてしまったので、そのまま江ノ電の乗車の列に並び、ホームに並んで入って、ハトサブレだけ買い足した。

並んでいるところの前に多きなテレビ画面があり、鎌倉の震災の歴史を放映していた。鎌倉の大仏の大仏殿は津波で破壊されたということが放映されていた。

藤沢駅でお腹が空いたという友人とベッカーズという店によってパンを食べ、そのまま帰宅した。電車は急行が相当に後にしかなく、結局新百合まで各駅停車の旅となった。

友人と別れ、親戚に寄るのもやめて、私は急行で最寄駅に。新装なった駅横のスーパーの様子を見て、何でも高いので、結局何も買わずに家に帰り着いた。

 

 

 

 

 

 

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