昨日は、瑞牆山登山予定だったが、どうも天気予報がコロコロ変わって、天気どうかしら?レンタカーも借りたけれど、延ばすことはできる。土曜日か日曜日か?しかし前日朝の予報では、土曜日も15時ごろまでは雨大丈夫そう。日曜日は晴れそうだが、山沿いで午後雷雨の予報があった。気温も高くなりそう。
一応、茅ヶ岳の情報も、読んでおいた。当日朝まで延期か強行か悩んだが、結局そのまま出かけることにした。曇り空、晴れてくれないかな?
7時発のスーパーあずさ、友人に回数券を買ってもらっていたが指定席は取れなかったとのことで早めに並ぼうと話していたが、天気も悪いし、そんなに混まないのでは?と私は高を括って、25分位にホームに着いたが、友人が早めに並んでくださっていたがすごく並んでいた。友人に感謝。新型車で人気が高いのだそうだ。皆座れて行けたが、立ち席の方も結構いらっしゃった。
韮崎駅前で、ハイブリッドの小型車のレンタカーを借りる手続きをして出発した直後から、雨が降り出した。車内で仲間と相談。運転のリーダーは、行き先が定まらず、ちょっとイライラ。でも小雨でも3時間半コースなら大丈夫と、結局深田久弥の終焉の地である茅ヶ岳に変更した。
なんとなく瑞牆山に未練があったが、もたもたしている間に、時間が遅れて、瑞牆山だと頂上に立てるのは13時半~14:00ごろになりそう。絶対岩場で雨に会いそう。やっぱり茅ヶ岳にしよう。それも地図を間違えて、ハイジの村の金ヶ岳経由の登山口を目指してナビを入れたが、金ヶ岳から茅ヶ岳は痩せ尾根の岩場があるというし時間も長くなる。普通は深田公園登山口からね、とまたナビを入れ替える。慣れないナビで、仮名を入力するのも、もたもた。ハイジの村が見れないのはちょっと残念だったが。
結局、深田公園登山口(道路沿いには標識もなく、少し通り過ぎてしまった)に着いたのは9時半ごろだったかしら?
登山口の駐車場には観光バスも一台あり、どうして気づいたかといえば、大勢のハイカーが集合していたからだ。水洗トイレも完備していた。結構車も止まっていて、最後のスペースに停めることができた。
9:45ごろ、なだらかで広い登山道をリーダーがどんどん進み、私は必死で追いかけていった。深田公園の標識と登山口の標識のある場所で林道を横切って登山口に進んだ。
その後、登山道は岩もゴロゴロしてきた。まだしばらくは緩やかだった。霧が出てきた。
しばらく登るとその一団に追いついた。水場があるらしかったが、混みあっていたのでスルーして進む。
3班に分かれている3班目の団体だったらしい。それから侵入禁止のロープが張ってあるあたりで、1班目と2斑目の方々が休憩していて、リーダーは追い抜こうとなさるので、私たちも休憩取ることを提案。彼らの先に陣取って、休憩。その団体のガイドさんはこれから岩ゴロゴロの急登になるので、その登り方を説明していた。小幅に斜度の少ない場所を選んで登るように言っていた。浮石をつかんだり落としたりしないようにとも。後から調べたら、その侵入禁止のロープの先が女岩だったらしい。
岩ゴロゴロの急登
この右手の急斜面に一班目が行った後、私たちが進んだ。確かに岩が連なる急坂を岩をつかみながら登る。ここは小股というわけにも行かない。ふうふう言いながら登りつめたあたりに深田久弥の終焉の地の碑が置かれていて、お花などお供えされていた。私の後には2班目の女性のガイドさんがついてきていた。
私は青味の強いコアジサイを見つけて声を出すとその方も話されていた。地面にたくさんのサラサドウダンらしい花殻が落ちていて見上げたが花は見つからなかったが、後続のガイドさんは、ドウダンツツジがあるとお話しなさっていた。ホソバのウスユキソウなども見られたが、何しろすぐ後にハイカーが控えているので写真を撮るわけにも行かず、ひたすらリーダーたちを追いかけて登った。
途中最初の方で私たちを追い抜いた大きなザックの若者がもう降りてきていて、あと15分くらいですよと、教えてくださったが、その方の足では15分でも、私たちは30分近くかかった。空が開けてきて、頂上の一角に着いたら、アヤメが一輪茂みに咲いていた。その方、晴れていたら2往復しようと思っていたが、天気下り坂で再往復はやめるとおっしゃっていた。
途中雨がぱらついたりしたが、まあまあ雲が明るくなり、山頂からの景色も堪能できた。ここは国定公園でも国立公園でもないので、木が切りはらうことができるので、360度の景色だと、男性のガイドさんが話していたとおり、多少木々があるけれど、八ヶ岳方面、金峰山、瑞牆山、小川山の方、南アルプスの山は雲が多かったが雲海が見事で、富士山も到着時には多少見えていた。
八ヶ岳方面
金峰山方面
左手の方が瑞牆山だが、小川山に重なって見えて、独立峰に見えない。、
南アルプス方面だったかな?
山頂のシモツケ
ちょうど12時ごろでさあ、ランチタイムとおかずなど並べだしたところで雨が降り出した。傘をおかずの上に広げ、片手でおにぎりやおかずを頂いた。友人の用意してくださったおやつのドライフルーツのヨーグルト和え、美味しかったです。
団体さんの一班目はあっという間にランチタイムを終えて、もう出発とか。私たちがそろそろ撤収の準備をしていたら、第2班も第3班も手早く食事して下山とか。立派なお弁当のようだったが全部食べられたのかしらね?雨は食べ終わるころにはほぼ止んできた。ほとんど真っ白だった周囲も少し晴れてきて、到着時よりはぼんやりだた、金峰や八ヶ岳方面は見えてきたが、富士山は全く見えなくなっていた。(写真撮りそこなった)
それから周回コースの尾根道の方に下山開始。団体さんはどちらに降りたかは見ていなかったが、別のグループなのか千本桜の方に降りる方たちもいらした。私たちは深田公園という標識の方に降りて行ったが、前後には誰もいなかった。
しばらくは岩の多い狭い下山道だったが、間もなく広い防火帯の尾根道となる。ただ雨がぱらついたりしたので、滑りやすい。時折滑りそうになった。
こちらはコアジサイが多いが日蔭のせいか、白っぽい花が多かった。日当たりが多いと青くなるようだ。
登りでは写真撮れなかったウスユキソウ。もしかしたらミヤマハハコグサかしら?
野生のヤマボウシ
しかしヤブも茂り、赤い目印も少なくなって、果たしてこの道で良いのか心配になる。だいぶ後ろで時折人の声がするのでついてきている人たちがいるようだけれど。
しかし、他の道もないので、そのまま降りて行ったら、駐車場へという標識のあるところに出た。林道にはバーが渡されていて、そこを左に行くようだった。
舗装された林道にでると駐車場という矢印がまたあった。林道を渡ったところに登山道らしいものも見えたが、そちらには何の標識もなかったので、雨がもろにあたる舗装された林道を進んだが、この林道を通っていたら相当に時間がかかりそう。
ふと友人が杉の幼木の植栽地の下に、見覚えのある看板を見つけた。やっぱり、あの道路を渡ったところの道が登山道だったらしい。それで戻ろうかこの斜面を降りようかと悩んだが、ガードレールの脇の方を通って端っこを下りれば荒らすこともなさそうだし大丈夫というリーダーの提案で、そのようにして降りたら、やっぱり登山道で間違いなかった。それで元来た道をたどった。そしたら軽装の男性がこちらにやってきたのだが、それが団体のガイドさんで、遅れた人たちがまだ帰ってこないので、迎えに出たようだった。友人が自分たちが間違えて車道を歩いたことを話したみたい。無線をお持ちで連絡が取れたようで、良かった。
私たちも石が多い道を雨に濡れながら歩いて、やっと駐車場に出た。私は雨で冷えたせいか、お腹具合が悪くなり、トイレに駆け込んだ。
それから皆びしょ濡れなので、やっぱり温泉に行こうと温泉を検索。駅に一番近そうな、武田の郷 白山温泉に行くことにしてナビを設定。韮崎の南側で思ったよりは遠かったが、源泉かけ流しの温泉だった。
ここはご一緒した方によるとノーベル賞を受賞した大村智先生が開いた温泉だとかで、隣にあるのは大村美術館だそうだ。ここのおそばも大村先生がお好きなおそばを出していて美味しいという話だったが、温泉の中には見当たらなかった。後で調べたら隣にあったみたい。どっちみち私は具合悪くて食べられなかったけれど。お風呂上りに冷たいリンゴジュースを飲んでしまったのが良くなかったようだ。何かまたお腹がおかしくなった。ホカロンを貼って、薬を飲んでしのんだ。
レンタカー屋さんで近距離ならガソリン補給せず、距離で清算もできるとのことで、直行し、清算したら、ハイブリッドのおかげでなんと、223円だった。茅が岳登山口も白山温泉も近いけれど、すごいですね。
帰りは鈍行でということで、甲府で乗り換え。待合室で見ていたら、隣に特急が止まっていた。私の体調からは、やっぱり早く帰った方がよさそう。それで特急券を急いで買い求め、皆で乗り込んだ。途中高尾で先行の車両が点検とのことで運転見合わせになって、到着は45分遅れたが、ずっと座っていられたので良かった。飲める方々は酒盛り。ゆっくりできてよかったみたいでした。
お天気が予報よりも早く悪くなったが、ほぼ標準時間通りで回ることができた。期待できないと思っていた景色も楽しむことができ、良かったです。運転のリーダー、切符を用意してくださった友人の皆様ありがとうございました。茅ヶ岳も広葉樹が多いので紅葉のシーズンも期待できそうです。ツツジも多くてもう少し早ければたくさんの花を見ることができたと思います。それと、トリカブトもまだ花はついていなかったが、たくさん生えていた。新芽をセリと間違えるというが、それもありそうだと感じた。