今日は、朝7時ごろに目が覚めて、どこか行こうかなと思ったが、親のおかずなどを作っていなかったので、まずは昨日の夜購入した食材を料理しなければならなかった。それから洗濯していた時に、用を思い出して、時々ハイキングをご一緒する友人に電話したら、今高尾山に向かっている電車の中だとのこと。
私も行こうかと迷っていたところだと言ったら、城山で待っているとのこと。
作りかけの料理を完成させ、洗濯物を干してから、身支度を整えてから出かけたが、すでに大幅に遅れていた。もう山頂あたりかもしれない。
高尾山口駅について驚いた。天気が良いわけでも紅葉真っ盛りでもないのに、結構な人出。人をかき分けながらケーブル駅に着いたのが11時過ぎ。追いかけるためにはケーブルカーに乗らないと!
ケーブルカーはまだ来ていなくてしばらく待ってから乗り込む。初めての方も多いみたいで、その急なことに驚いていた。楓はわずかに色づいたものがある程度。脇に咲き終わりのギボウシとかアザミなどが見られた。
ケーブルカーの終点で、天狗焼きを買おうと思ったのだが、30人以上ならんでいて、あきらめて薬王院の方へ。時間短縮のために階段コースを行く。
薬王院から山頂まで20分と言うが、相当に飛ばさないと20分ではつかないですね。こちらも人が多くて、なかなか早くは行けなかった。
山頂に着くとこれもまた大勢のハイカーが、展望のない展望台から山々を見ていたり、敷物を広げてお昼を食べていた。
皆さん、台風を控えていて、近場に来たのかもしれない。私もそうだし。
それから休む間もなく、城山方面へ向かう。
意外にお花が多いし、ススキもまだまだ見頃だった。もみじ台からは巻道中心に歩く。階段はないけれど、湿った道は滑りやすかった。しかしストックを出すほどではなかった。
ガマズミの実とその先には紅葉した楓が見えた。
脇にウメバチソウかしらと思って見た小さな白い花があったが、通りがかった女性がセンブリの花ねと、教えてくださった。これは多分初めて見たと思う。
センブリはここにしか見られなかった。
巻道を歩いていくと人だかりがしていたので、聞くとツルニンジンの花だった。人だかりがなかったら見つけられなかっただろう。横向きの花は薄緑色で目立たないからだ。この間石割山神社の方で見た花だ。
ツリフネソウの群落などの横を通り過ぎて少し登ったら、一丁平の裏手に出た。
ヤクシソウ
ヤマハッカかしら?
ナンテンハギ?
ヤマゼリ
イヌショウマ?サラシナショウマ?
ロープで保護された荒れた登山道。しかしそこに入ってしまう輩もいた。結構なお年の人のようだったが。
日陰のアザミ
アザミとチカラシバ
それからは巻道は少なくて、本道を主に歩いて行くと整備された道になり、城山は近いと分かった。
階段を登るとお茶屋さんの広場に出た。てっきり一人だと思い込んで一人の人を探したが見つからない。やっと、相手が見つけてくれたのだが、メンバーは二人だった。あらっ!お邪魔虫だったかな?まあ、来てしまったのだから仕方がない。
キノコ汁を購入していただき、途中で買ったお稲荷さんを食べたのだが、後で喉が渇いて仕方なかった。食べた時は余り感じなかったが、後で喉が渇くこと乾くこと。よほど塩分が多かったみたいだ。
私が今日は城山に降りようかなと言ったら、皆さんも同じコースになさるという。食事していたらだんだん寒くなり上着を着込んだ。
東海道自然歩道の大きな看板の下側に歩きやすい階段状の広い道がある。以前も下ったことがあるのだが、久しぶりで下りたので忘れてしまった。こんなに単調だったかしらね。花も少ないし、展望もない。ひたすら階段状の登山道を下りていく。
途中に掘っ建て小屋があったと思ったが見当たらないまま、千木良の集落が見えてきた。立派なお墓が見えた。どのお墓もゆったりしていた。
民家のフジバカマ?
お茶屋さんの所に出て、思い出した。確かに飲み物を出す店があったわ。以前は何か草もちを買ったような気がする。今日はお饅頭を売っていたが、そのまま住宅街の中を道路の方に向かった。
千木良のバス停でバスの時間を見たが30分以上後でないと来ない。一時間に一本だ。
それで道路を渡り、弁天橋方向の標識に従って道路を下りると公園の横にトイレがあった。水洗だった。そこから見覚えのある柵の付いた細いトラバース道があり、弁天橋のたもとに出た。
後で気づいたのだが、天下茶屋と言う日帰り入浴もできるという茶屋の方から歩いた方が近かったようだ。そちらに回るハイカーもいたのだが、その時は分からなかった。
橋のたもとの清流。こちらは澄んだ流れだ。釣りをしている人が居た。
そこには見覚えのある掘っ建て小屋があった。時々山菜などを売っているのだが今日は誰もいなかった。先の方に、女性が崖の細い道を登っていて、怖くなったのかなかなか進まなかったのだが、私たちもそのまま彼女の後に続いた。上に出てみたら、ちゃんとした広い道が右手の方に有ったのに気付かなかったのだった。まあ、無事で良かったけれど。
弁天橋を渡り見下ろした川は、濁った相模川の水だった。いつもそうだったかしら?
弁天橋
それから、少し登りになる。先ほどの女性、疲れからか少し筋肉に震えが出ているみたいだったが、大丈夫だったらしい。私たちが丸太づくり風のトイレを見ていたら、追いついていらっしゃった。
それで4人で歩いていたら、反対側を登って来た年配の方が駅は近いかと聞いて来たので30分はかかると思うと伝えたが、もう少し早く着くという方もいらした。その方は神社にバイクを置いて来たと言っていらっしゃった。
あいにく、今日は地図を置いてきてしまったので、その神社が良く分からなかった。千木良の方に後戻った方が近かったのかもしれないのだが、一緒に相模湖駅に向かった。
途中の農産物直売所には人がいらしたが、今はやっていなくて、野菜などの端境期だとおっしゃっていた。夏にはブルーベリーを扱っているとのこと。
発電所の横に出たら、湖面に木材とかその他のゴミがどっさり浮かんでいた。前の台風の時のものかもしれない。
坂を登って駅に向かうのだが、晴れてきて暑いくらいだ。駅の手前でソフトクリームの看板が目に留った。皆でソフトクリームを購入し、ホームに。まだ電車の発車の時刻には15分以上もあるのに、電車が入ってきた。立川行き。高尾から立川行きになるらしい。それで、これでいいのかしらと思いながら乗り込んだが、本当に15分も待ってから予定通りに発車だった。よく相模湖駅で電車が10分くらい待つことがあったけど...
まあ、早めに帰れて良かった。お邪魔様でした。かなり飛ばして歩いたせいか、短時間だったのに、疲れた。