今日は被災者の方々のことや、地震も気になるけれど、自分たちの生活も取り戻そうと、お休みしていたハイキングに行くことにした。
高尾駅に8時に集合して、タクシーで大垂水峠へ。前に下りたところを通り越して、富士屋の手前で下された。くねくねしていて安全のため少し広いところで下してもらったのだ。
後戻って、歩道で準備運動。久しぶりなので、屈伸するとあちこち痛い。しばらく体をほぐしてから、歩き出す。
歩道橋をわたり、湖のみちコースをたどる。すぐに階段状の路が続き、フーフー言う。少しひんやりしていたが、すぐに暑くなった。みちみちナガバノスミレサイシンがたくさん咲いていた。
しばらくすると尾根道にでる。足元の花びらをみて上を見上げるとヤマザクラが咲いている。このコース、足元の花は多いと聞いていたが、ヤマザクラがこれほど見られるとは思わなかったのでうれしくなる。気温も涼しくて空は晴れていて、申し分のないハイキング日和だ。
ところどころにはマムシ草(テンナンショウ)も見られる。慣れるとそれなりにかわいく感じる。キイチゴの花が清楚だ。
新緑もきれいで気持ちが良い。大洞山で小休止。手前のテーブルとベンチの横のリュック掛に、初めての友人が感激していた。
金毘羅山は以前私は登ったが、今日はまき道を行った。途中、ミツバツツジがあって、感激。自然のミツバツツジが見られるなんて思わなかった。たまにエイザンスミレやキイチゴやヤマブキの花を愛でながら中沢峠に。途中ちらほらとヤマザクラの間から、津久井湖が見え隠れする。今日は晴れていて湖面が青い。
日当たりの良いテーブルとベンチがあったので小休止。キイチゴの花が多く、ジュウニヒトエやこい赤紫のすみれ、キジムシロ、クサボケなどが見られた。
津久井湖の展望の良いところにでる。ヤマザクラが多くてとてもきれい。遠くに富士山もぼんやり見える。
写真休憩を取ってからまた歩き出す。西山峠にでると梅の木平への道が通れるようになっていた。梅の木平の方にはニリンソウの群落があるとブログに書かれていたので行って見たい気もしたが、私はセンボンヤリの花が見たくて、三沢峠、草戸山への道をたどる。時間もまだ早くて、草戸山の展望台のところの方が昼食には良い。
それで、まき道中心に歩いて城山湖を見下ろしながら、草戸山に向かう。城山湖の周りにも桜が多く見られた。松見平休憩所の展望台からは湖は見えないが、周囲の山々が見られる。
テーブルに陣取り、昼食を頂く。今日は時間の見積もりが悪くて、おかずがあまり準備できなかったが、おいしくいただいた。じっとしているとひんやりしてきて、日差しが温かくありがたかった。最後にコーヒーを入れてくつろぐ。
それから、高尾山口への道しるべで急坂を下る。しばらく平らな道を行くと草戸峠にでる。そうそう、秋にここにセンボンヤリがあったのだわと、探すが見当たらない。誰かのブログには花が見られたとあったのだが。場所が違うのかな?盗掘されたような穴もあって、掘り取られてしまったのかもしれないと思う。もしかしたら、イノシシの仕業かも。
高尾山口へのアップダウンを2回繰り返したところで、梅の木平への道標があったので、今回はそちらに行くことにした。
そのコース、しばらく行くと急な細い下りになり、しばらくは緊張したが、日陰の路にミヤマカタバミの群落が続いた。最後に林道らしいところに出る直前にニリンソウの群落があった。まだ花数は少なかったが、もうしばらくしたらきれいだろう。残念ながらカタクリは見ることができなかった。
道路に出ると、すぐに何か建物があって廃校かしら?人が住んでいるのかしら?空いていたら、被災者の方々に住んでもらえば良いのに、と思って見ていたらライトが点灯していた。玄関側に出ると老人ホームで、玄関には桜や桃の花が植えられていた。
道路を歩いていくとあちこちの桜や桃がきれい。道端のタンポポも黄色が鮮やかだった。中に一本か細い感じのタンポポがあったので、がくを見てみたら、反り返っていない関東タンポポだった。
気持ちの良い里山の雰囲気を楽しみながら歩いて行ったら、駐車場があり、料亭風の建物が道の両側にあって、よく見たら、うかい竹亭だった。ずうずうしく門の中に入って、水車の写真を撮った。
以前うかい鳥亭のバスに乗ったら、ここに寄ったことがあったことを思い出した。その先で、学生のトレイルラン?の一団とコーチらしい人にであう。友人が走るところを写真に撮りたいと言ってお願いしたら、快く引き受けてくれて、一番若い方が2回も走ってくださった。ありがとうございます。これから、厳しいランニングが待っているだろうに。
道を聞いて、細い道を歩いていくと、イノシシが入り込むから夜は閉じるようにと戸が立てかけてあった。
その先には大きな緑の四角い建物が前方にそびえる。えーっ、原発の建屋?などと冗談を言いながら横にでると、圏央道のトンネル工事の建物だったらしい。どういう作業をしているのかは全く分からなかったけど。
車道にでてさらに歩いていくと圏央道のトンネル工事の部分にでて、かんかん照りの中をひたすら車道を歩くとやっと高尾山口のそばに出た。見かけたこいのぼり泳ぎません。
いつものように有喜堂でお饅頭付のコーヒーとか羊羹付のお抹茶などを頂く。しばらく涼しい室内で火照った体を休めた。まだ時間が早い。
せっかくだから、高尾のさくら保存林に行かないかと誘ったら、皆さんOKしてくださったので、電車に乗って足を延ばすことにした。(続く)