25-26日を山予定に仕事を調整していたのだが、天気予報は雨。最初は山中湖の石割山を全国割が利用できると予定して高速バスも予約もしていたのだが、天気予報は北の方が良さそうと、次は新潟の弥彦山(できれば角田山も)を計画した。今はカタクリと雪割草の季節らしく、ちょっと新幹線代がかさむが、天気予報は晴れ間もありそうだったのでまたまた予約したのだが、月曜仕事が早いから、遠すぎると言われて、またまた変更。キャンセル料はまだかからなかったのだが、なんとポイントが大分消えてしまった。何か注意書きがあったのかもしれない。
それで、北の方で近くて、いくらか良さそうなところとして、栃木の日光にしたのだが、夜に見た直前の天気予報はさらに悪くなってしまった。どうしましょう。中止しても、もうキャンセル料がかかってしまうし。。。
奥日光の方はいくらかましのようだったのだが、まだ雪があるし、リーダーはアイゼンの用意はしていらっしゃらないし。まあ、一時的に雨が止むかもしれないので、予定通り鳴虫山にしておこう。ヤマレコとコンパスにも登録したことだし。そういえば特急は春休みで混んでいるかもしれないと、夜中に予約をした。座席があとわずかとあり、座席指定しなかったら、車両の一番前と一番後ろしか取れなかった。予約だけでキャンセルする人もいるだろうから、もしかしたら近くの席に変更できるかな?
予定通り、大宮で待ち合わせて、東武のアーバンクラインで春日部に出て、特急に乗る予定だったのだが、朝私が、雨なので、一番近い駅に歩いて行ったのが失敗だった。最初に乗る予定の電車は地元の駅を通過してしまった。10分以上の後の電車で行くと、予定の電車には乗れそうにない。
それで、多分間に合わないだろうと、急いでスマホで予約の変更をした。慣れない操作に手間取ったが、次の電車は結構空いているようで、隣り合わせの座席が確保できた。
それから、埼京線に乗り、赤羽で乗り換えたら、最初の予定の電車に乗れてしまって、予定通りの時間に大宮に着いたが、さらに特急の変更をする余裕はなく、お腹具合が少しおかしかったのでトイレに寄ってから、東武の改札に向かった。
最悪その電車に乗っても間に合いそうだった時間に間に合って、春日部では当初の特急に乗れそうになったが、なんと満席で指定券がなければ乗れないと放送されていた。仕方ないので、30分近く待って、変更した特急に乗り込んだ。
幸いなことに、その特急は乗り換えなしで日光直行だったから、結果としては同じ時刻くらいに東武日光駅に着いた。駅にはピンクの花が咲いているのが見られたが、何の花か、分からなかった。
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駅の待合室のベンチで、スパッツやレインウェアを身に着けた。大分以前だが、夕方日光駅に着いたら、弁当はほぼ売り切れて、あまり夕食を買えなかった思い出があって、宿は直前予約で夕食付にできなかったので、お弁当を取り置きできると言われて、注文しておいた。登山中に必要なさそうな荷物をコインロッカーに預けた。高いと思ったら小型ロッカーは2階にあったらしい。
15時から17時の間なら送迎していただけるというので、電話してお願いしてから、さあ、小雨の中出発。
この山は駅から歩けるというので人気があるし、地元の小学生の遠足の山でもあるらしい。特にアカヤシオの季節は。今は花がないし、雨だから誰も登ってはいないだろう。日光市役所の裏手の道から登山口に入るので、大通りを進んだ。
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わずかだが坂になっていて、暑くなり、厚着していた私は、トイレわきの東屋になったベンチで余計な中着を脱いだ。
そこから市役所の前に出た。なかなか素敵な造りだ。
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手前にピンクの花がいくつも咲いていて、近づいて良く見たら、アカヤシオだった。山に咲いているものよりもピンクがつよいように感じたし、花付きもびっしりで、最初は分からなかったのだ。
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駅の花もアカヤシオだろう。山では5月ごろに咲くのだが、このあたりは咲き出していたのだ。
それから民家の彼岸桜やレンギョウ、ミツマタなどを見ながら登山口に出た。
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最初は雨は霧雨程度。階段を登り、やや急坂を登る。木の根が張っているところもあり、濡れているので滑らないように気を付ける。割とすぐに神社があったと記憶していたが、思っていたよりは先だった。丘になったところの小さな神社の祠に一応お参りしてから、登山道に戻り、ピンクリボンを目印に登って行った。
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落ち葉に埋もれた急坂を登ると標識があり、鳴虫山は2.3キロと出ていて、市街地までは0.8キロとある。頂上までは、まだまだ先だ。予定でも1時過ぎ(周遊コースで含満淵までだと15:30頃の予定)だったから当然なのだが、重い風邪を2回も引いて体力が落ちていらっしゃったリーダーはちょっと辛そう。
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そこからしばらく登ったところに神ノ主山(コウノスヤマ)の標識があった。頂上っぽくはなく、三角点なども見当たらなかった。もしかしたら、こちらという標識だったかもしれない。
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それからしばらく登ったところで、雨脚がつよくなり、リーダーが寒くなったのか、もう引き返そうとおっしゃった。私は尾根(そこが神ノ主山だったかも)までもう少しかなと思ったが、この先はさらに急なところもあり、無理をしてケガをしたらいけないので、降りることにした。急な根っこの段差のある場所もあったので、下山の際、注意しないと。
順調に降りて行ったが、1か所、道がどちらか分からなくなった。少し上にコンクリートの柱が何本も見えたので、お墓かしら?と思い、左の落ち葉の積もった、くぼんだ道を降りていったが、来た時と様子が違い、下に道路が見渡せた。ピンクリボンも見当たらない。リーダーが脇の崖を登っていらして、そちら側に家が見えるとおっしゃる。私も登って行ったが、道はなさそうだった。
先ほどの道を降りて行けば道路に出るから、何とか戻れるとは思ったが、間違ったときは元の道を戻る、というのが道迷いの鉄則なので、また登るのは億劫だったが、頑張って登って行った。分かれ道の反対側、お墓だと思ったところの横に道があるらしかったので、そちらに向かったら、なんと神社の所だった。お墓だと思ってしまった柱は囲いの柵だった。
行きにはまっすぐ前を見ているから、横に分かれ道があるとは思いもしなかったのだ。時々振り返って、下山時の印象を確かめた方が良さそうですね。
行きには気づかなかったのだが、登り口のところにカタクリが少しだけつぼみを付けていた。雨でぬれていたから開かないのかもしれない。
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ということで、また市庁舎の横を通り、先ほど衣類を整えたところのベンチでカレーメシにお湯を入れて昼食とした。
見ていると次々に観光客が坂を登っていく。リーダーが何がこの先にあるのだろう?とおっしゃったが私には分からなかった。有名な飲食店でもあって、そこを目当てに歩いているのかもと思っていた。
帰りに横にあった地図を見たら、金谷ホテルがあり、その先に神橋があり、その先に東照宮も二荒山神社もあるようだったが、2キロくらいの距離だろうか?
バス停もあり、どれに乗れば東照宮に行くか、調べていなかったから分からず、乗り込まなかった。とりあえず駅に戻ろうということで、駅に戻った。
私も少し寒くなって、1枚着こんだ。
駅でバスを待って世界遺産周遊?というバスに乗って、二荒山神社に出た。そこが終点で、終点から東照宮に行けると運転手さんが言っていた。停留所ごとに、英語?で、no Tyuzenji lake, no Yumoto、と叫んでいらした。間違える外国人が多いのだろう。神橋のあたりも人が沢山だった。
始発から乗ったので座れたが、途中からは満員で降りるのも乗り込むのも大変そうだった。
以前、東照宮に出た広い駐車場の所(昔総合会館前?今は安川町?)や西参道では、東照宮は終点から行けると何回も話していた。多くの人が階段から降りていて、登っていく人は見られなかったから一方通行なのかなと思ったけれど、そういうわけではなかったのかもしれない。
二荒山神社は初めてだったので、お参りの列ができていたが、お参りした。
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すぐ下に東照宮はこちらという標識があったので、そのまま東照宮に向かった。東照宮に着いた。
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門の所から、拝観のチケットが必要で、大分人々が雨の中、並んでいて寒いので諦めて、バスの終点に戻った。杉並木がきれい。
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ミツマタも咲いていた。
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駐車場でたまたま止まっていたバス、発車間際に乗れて、座れてほっとした。雨の中、重いザックを背負って歩く気にはならなかった。
駅に着いてすぐ、3時を回っていたので宿に電話を入れて、迎えに来ていただいた。その間にロッカーの荷物を取り出し、お弁当を受け取って、その他近所には店はないという話で、若干飲み物などを買い求めてから、ベンチで車を待った。
5分ほどで、車がついて、乗り込んだ。霧降高原方面に向かう道路を進み、別荘地の一角で曲がり、宿に到着した。
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暖かい宿はありがたく、部屋にユニットバスも付いてはいたが、共同風呂の方が気持ち良いですよ!と言われて、お風呂に向かった。お風呂は熱めのお湯だったが、冷えた身体にはありがたかった。
ちょうど相撲中継があったので、見ながら、濡れた衣類などを干して過ごした。
夕食も提供しているのだが、人数制限しているらしく、私たちは朝食のみの予約で、夕食は無理と言われて、駅弁を頂いた。昼に食べようと思って用意したが、雨の中無理そうと思ってそのままになった野菜なども食べることができた。
その後ちょうどスケートの決勝がフジテレビだけは電波が途切れることなく入って見られたので、うとうとしながら見てから早めに休んだ。肝心の宇野昌磨の演技は見ていなかったようだ。
夜中はクーラーの音かボイラーの音なのか分からないが、音がうるさくて眠りが浅かったのだが、前日雨の中の登山どうしようかと思い悩んで、あまり眠れなかったので、何とか眠ることができた。
朝6時ごろに目が覚めて、外を見たが、雨模様。
霧降の滝が近いそうで、道路をそのまま登って15分位で行けると言われたのだが、雨の中行く元気が出ずに、帰り支度をしているうちに朝食時間になり、食堂へ。4~5組のお客さんが席に着かれていた。
サラダにプレートにベーコン、ソーセージ、しめじ入りのオムレツときれいに切ったパイナップルがついて、パン2個が付き、コーヒーや紅茶はお替りできて、オレンジジュースも付いていた。美味しくしっかり頂きました。
食事が終わりに近づくころ、きれいな模様が書かれた箱を開けて、オルゴールが演奏され、大きなスピーカーに繋がれているらしく、割と高音の音色でシェルブールの雨傘だったかが流れた。
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スピーカ―
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それが終わるころ、古い大型のオルゴールの演奏が流れた。こちらはまろやかな音色で曲名は分からなかったが、心地よい音色だった。
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その後部屋に戻り、身支度を整えて、送迎の時間を待った。
行きはご亭主の方が運転して下さったが、帰りは奥さんの方が運転して下さって、ペンション経営の話などお聞きすることができた。ブームのころはお客さんが多くて、若かったからやってこれたそうだ。今は規模を縮小して、家族だけでやっているので、食事を出せる人数を減らしているとのこと。機会があったら夕食付きで利用してみたいですね。
落ち着いてくつろげるペンションでした。ありがとうございました。全国割は利用していたネット旅行会社は売り切れだったので利用できなかったが、その宿は対象外だったそうだ。大手と契約のあるような宿しか全国旅行割の対象にはなりにくいとのお話だった。
なかなか公平は制度というのは難しいようです。
雨にたたられて山登りはうまく行かなかったのですが、色々巡れてそれなりに楽しめました。
帰りのお土産を見てから駅に戻る途中、揚げ湯葉饅頭の店に人が少し並んでいたので、私達も買い求めて頂いたが、なかなか美味しかったです。他のお土産を買い求めてしまったので、もうお土産に買い求める余裕がなかったのですが、20個とか10個とか買い求める人たちがいました。揚げたものは余り日持ちしないのにね。
東武の特急が2種類停まっていた。
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途中の利根川は水量たっぷり。
雨の中の堤防には菜の花が咲いていた。かすんで見えませんが。
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日光近くではまだ梅の花も咲いていて、鹿沼のあたりは桜がきれいなところが見られた。
そうそう、鳴虫山、人気(ひとけ)がないので、寂しくて熊鈴をジャラジャラ、リーンリーン鳴らしながら歩いたが、熊出没情報もあるらしくて、正解だったようだ。