今日は久しぶりの予定のない休みだったので、朝から奥多摩でも行こうかと思っていたが、親の世話もしないとならないので、いろいろ用事をしてから、結局11時過ぎに出かけた。この時間では奥多摩は無理だから、高尾山にした。かなり暑そうだけれど。
高尾山口に着いたのは12時ごろかな。おにぎりとスポーツ飲料と小さめのお茶を買って、出発。
今日は風がありそうだったから稲荷山コースにしてみた。
最初誰もいなかったが、下りの人に時々であった。展望台の東屋でお昼にでもしようかと思ったが、人がいたので、そのまま通過。
トイレは改修中で使えない。こちらのトイレは昔風で、これまでもできれば使いたくない所だった。きれいになると良いですね。良く見たら東屋も大分傷んでいた。
このコースは比較的に花が多いけど、今日はガンクビソウくらいでほとんど花はなかった。途中のベンチでおにぎりとお茶を頂く。のんびりしていたら追い抜いた家族連れに追いつかれた。小さなお子さん3人連れで一番下は抱っこ装置で抱っこしていて、お兄ちゃんたちは結構重そうなリュックを背負っていた。暑さの中大変ですね。お水も少ししか飲ませていないみたいで、ちょっと心配。
でもしっかり子供たちは歩きぬいて、最後の階段も頑張って、頂上にたどり着いていた。
途中、ヒヨドリバナ、キンミズヒキとか、キジョランの花とか、道々ヤマホトトギスとかタマアジサイとかが見られた。
ヒヨドリバナ
ヤマボウシの実
ヤマホトトギス
タマアジサイ
キンミズヒキ
シロヨメナ
たぶんヘビイチゴの実
ノジギクとモンシロチョウ
キジョランのつぼみ
イヌトウバナ
山ホトトギス
青い筋のトカゲがいたので、子供たちに見せたら喜ぶかなと思ったが、大分遅れてきていたので間に合わなかった。
2か所ほど、スコップで掘ったような穴があって、何か盗掘されたのかもしれないと思った。貴重な植物もあるようなので、盗掘したらどんどん花が減ってしまいますね。
頂上からは残念ながら雲が多くて富士山は見られなかったが、丹沢の山々はよく見えていた。
頂上広場で、アイス最中を買って食べていたら、その家族連れが到着してお弁当を食べていた。無事で良かった。帰りはリフトで帰るらしかったので、ほっとした。頂上はいくらか涼しいとはいえ、この暑さの中で帰りも歩いたら子供にはきついだろうと思ったので。
頂上のクズの花
リフトも楽しそうと思いながら下山開始。でもトイレの横から私は4号路に入って行った。
こちらは日陰なので、いくらか楽だった。こちらも山ホトトギスは時々見られた。
途中で、何気なく崖の方を見ていたら、ギンリョウソウらしいものを見つけた。笹薮もない地面に2本生えていた。まだつぼみがしっかりしていて、中を見ることができなかったが、季節的にアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)かもしれない。傍にいた母娘のハイカーに教えてあげたら、初めて見たと言って喜んでいらした。
その後吊橋のあたりからは、次々にヤッホウの声が聞こえてきた。子供たちが大声を出していたようだ。
その後しばらく歩いてから、前に蛇滝に降りる人がいたなと、思って、階段状のハイキングコースを歩き出した。こちらは旧甲州街道にでてバスで高尾駅に出ることになる。歩いても60分とあった。
ノブキ
やや細いコースをどんどん下りていくが人がいない。大分下りたあたりで建物が見え、右に行けばケーブル駅で、そちらに向かう人影が見えた。
私はせっかく来たのだから蛇滝を見ないと、と思ってさらに下りていくと、一人男性が登ってきたが、その後は一人。どんどん蒸し暑くなってきた。
建物が見えてきて、沢らしきものが見えてお堂が見え、その下に、水行の入り口から覗くと細い滝が二つ見えた、一本はほんとに細くて長い。右側は短いが少し水量が豊富。でも奥まで入ることはできなかった。
階段を下りていくと、水行の道場の建物があり、お地蔵さまも見えた。このあたりイワタバコが6月ごろ見られるらしい。
滝から続く沢 ヤブミョウガ
ミヤマカワトンボ
ミヤマカラマツ
林道となり、沢沿いに下って行くと、途中に千代田八幡の鳥居があった。
老人ホームがあり、さらに北に向かうと高尾梅林があって、その横の私有地を通れると書かれていたのでそちらに入った。
川沿いとなり、梅林の横を歩き、橋を渡り、ブルーベリー園の横を通り民家の所に出たら、道路の方に出ないとならないようだった。(もしかしたらそのまま進む道があったかも)
アキノキリンソウ
ともあれ、小仏だったかのバス停の所に出たが、まだ高尾駅北口行きのバスはしばらく来ない。一駅先まで歩こうと、西日を背にかんかん照りの道路を歩いて行った。次のバス停は駒木野だった。
そこは駒木野宿と小仏の関の跡が公園のようになっていて、大きなサンシュユの木やカエデや梅の木があって、木蔭になっていて、バス停には椅子が一つ置かれていた。
それでしばらくバスを待ってから乗り込んで駅に行った。
駅の横の喫茶店でジュースを飲んだ。窓辺の風船蔓が涼しげだった。
今日のコースの途中で、男性がカメラを向けている場所があって、何の花ですか?とお聞きしたが、無視されてしまった。その方がアブかハチがまとわりついて写真を一度あきらめた隙に私もカメラに収めたが、急いでいたので、ピンボケになってしまったが変わった花だった。
茎の足元には丸っぽい網目の入った緑の葉で軸はやや白っぽく花は薄いピンクがかっていた。なんの花かしら?花はランっぽいが葉がランとは思えない。葉は別の植物なのかな?
家に帰ってからさんざん調べたら、富士山麓に多いミヤマウズラらしい。特徴がぴったりだった。
調べていたら、この時期だけ見られる花が一丁平から城山の方に咲いているようだった。また足を運ぼうかな?
家に帰り着くころ、義妹が訪ねてくるというので、ケーキを買い、大急ぎで掃除。
バタバタと忙しい一日になってしまった。でも珍しいお花が見られて良かった。くれぐれも盗掘されないことを祈る。