新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

乾徳山登山2 2016.3.20

2016-03-21 | ハイキング・登山

朝は、友人が早起きして、ご飯のセットをしてくださったり、お味噌汁を用意してくださったみたいで、私は出来上がったものを頂くだけ。彼女そんなこんなであまり寝られなかったそうだ。まあ、布団の片づけはやりましたが、申し訳ありません。ちょっと体力を使って、大丈夫かな?

昨日の炭火焼の焼き鮭と納豆とみそ汁にご飯、美味しかったです。

慌しく片づけをして、いざ出発。現地で集合した常連の方々も含めて総勢9人のパーティ。熟練の方もいらして心強い。管理人さんは今日は参加されなかった。

登山口への車道を少し歩き、ゲートを開けて、その先に入る。下の方に駐車場が見えて、車が何台か止まっていた。その辺から登山口に来れるのかな?それともテニスコートがあるらしかったので、そのための車かな?

徳和集落からの山並み

ゲート

林道の案内板

しばらく林道を歩くと左手に、階段状の登山口に出た。最初は杉?木立の中のジグザグの道を登って行く。

  

木立の中をハアハア言いながら登ると、30分ほどで銀晶水に着いた。小さな水の流れが土中のパイプからちょろちょろと流れていた。ちょっと飲む気にならず、写真だけ撮って通過。

木の間から山並みが見える。このあたりから富士山も見えるらしいがまったく見えない。

1か所だけ見られた枯れたツチグリ

左が杉木立、右にカラマツ林になっている登山道をたどると、駒つなぎ石の所に出た。標識はもう文字がかすれていたが。

カラマツ林

 

そこから急斜面の連続となりはあは言いながら登って行くと、錦晶水に出た。そこは水の流れが良く、飲んで大丈夫かなと皆がいう。私は地図に水場と出ていたら飲んでも大丈夫と何かで読んだので、飲んでみた。ものすごく美味しいかどうかは分からなかったが、癖のない味だった。銀晶水からは1時間ほどかかった。

カラマツ林の向こうの乾徳山

水辺の雪

少しなだらかになり、広葉樹林帯をしばらく進み林道を横切るころには雪が少し残っているところに出た。国師ヶ原というところらしい。大平牧場・道満尾根への道が別れていた。少し行くと右手に避難小屋が見えたが、なかなかおしゃれな白い建物だ。

草原の向こうの乾徳山

途中の役小角(えんのおづ)の銅像

役小角って何かしら?後で調べたら山岳修行者の開祖らしい。山伏の始まりとのこと。最初は山の神だったのがいつの間にか仏教の修行僧に変わっていったとか

このあたりは前宮跡とかの岩があって、何か神社関係のものが多いみたい。

大岩があったが、こちらは月見石ではないみたい。ケルンが積まれている。

遠くに見えたのが月見岩だった。ルート変更したのかな?と同行の方がおっしゃる。

扇平にでた。雪も窪地には残っていた。

手洗い石などを見ながら進んでいくと30分ほどで、ゴロゴロした石の多い樹林帯の急登になる。その辺りから少し雪が登山道に見られ始めた。しかし、暖かく凍り付いてはいなかったので助かる。ストックを使って滑り止めにした。

雪交じりの登山道

大きい岩

    

木の根を伝いながら登って行大きな2つの岩の間に隙間のある髭剃岩にでた。

間もなく最初の鎖場に出た。ここは高度感はあってもまあ、足がかりがあって、抵抗なく登れた。雷岩:鎖をゴロゴロ言わせながら登るので、雷岩という名前がついたとか。

最初の鎖場

胎内という岩くぐれるらしい。

それから濡れている木の梯子を下降して(ドキドキ)、回り込むと次の鎖場に出る。

そこは斜めになった斜面で2本の鎖があり左側の方が切れ落ちているのだが、そちら側の方の鎖の方が新しく、手掛かりが多くて、まだ登りやすいようだった。

それで、大丈夫と言い聞かせながら、皆の後をついて登った。まあ、何とかなった。

雪道をたどるハイカー達

展望台のような場所にでた。岩の先は怖そうで覗けないが、皆で岩稜っぽいところで思い思いのポーズを取って写真を撮った。そこからは雪の金峰山と五条石が見えた。

雪道をたどってまた進むと最後の難関、大きな一枚岩の長ーい鎖が待っていた。今まで経験したことのない長い鎖。しかも手がかりが少なくて、大変そう。迂回路の標識が手前にある。

見えた長い鎖。鳳岩というそうだ。これでも20メートルの鎖らしいが。。。

 

私は迂回路に行こうかなと躊躇したが、皆さん挑戦なさると言う。迂回路もなかなか大変と誰かのブログを読んだし、そのために付き添いを一人お願いするのも申し訳ないので、私も意を決して挑戦することにした。

熟練のTさんという方が、ゆっくりで良いし途中で休んでも構わないとおっしゃって励まして下さる。確かに途中に一息入れられる場所がありそうだった。

3人目に親しい友人が挑戦して、その途中のところで難儀なさっているように見受けられたが、何とか登っていらっしゃった。

さあ、私の番。熟練の方の指示に従って、左側の岩の割れ目にわずかに足をかけて登りだす。腕の力が相当に必要だ。何とか。中間点まではたどり着いた。ものすごい体力の消耗感。ハアハアしながら休憩させていただいた。

しかし…そこからが大変。足をかけるところが相当に上で、足の短い私は、大きく右足を上げてそこに掛けたものの、腕の力を振り絞っても体を持ち上げて、左足を次の手掛かりに載せられそうになかった。しかも一瞬右足が攣れかけた。幸い攣れるまでには至らなかったけど。

立ち往生していたら、熟練のTさんが急いで登ってきてくださって、横に立って、足の置き場を教えてくださり、最後はお尻を押してくださって、何とか次の位置に進めた。

それから1,2回は進めたが、また立ち往生。親しい友人の名前を読んで、足がかりを教えてもらおうと思ったが登り終わったところに待機してくださっている訳でもなく(下は見えないのだそうだ)、聞こえないみたい。

そしたらまた、Tさんが駆けつけてくださって、またお尻を押してくださり、やっとこさっとこ、頂上に立つことができた。

Tさん、本当にありがとうございました。いつもの仲間だけでは私はその鎖場を登ることはできなかったと思います。皆様大変お待たせしました。幸いに強風が吹き荒ぶこともなく、暖かったので、待っていらっしゃる方々も寒くはなかったので、気が楽でした。

仲間の方々がどのように上られたのかは見ることができなかったが、皆さん私より足の長い方々ばかりだったので、順調に登られて、全員無事に頂上に立つことができた。

   

余り広くもない頂上ですが、幸いそう他の登山者は多くもなく、私たちは写真を代わりばんこに撮り、持参のおにぎりを頂き、コーヒーが飲める方はコーヒーを頂いて、風もなく暖かい頂上からの景色を楽しむことができました。雪をかぶった金峰山の5丈岩もよく見え、奥仙丈あたりは雪をいだき、大菩薩嶺、牛首方面はよく見えたが、残念ながら富士山方面は雲がかかって、見られなかった。

帰りはさすがにあの一枚岩を下りようと言う人はいなくて、というか順路が決まっていて、迂回路から下りるそうだが、私たちは皆で迂回路を下りた。滑り易いので気をつけるようにと言われる。下山に際して、私は足が攣れると困るので頂いた攣れ防止の漢方薬を飲んでおいた。

確かになかなか大変。そこを登ってくる方もいらっしゃった。慎重にこけないように下って行った。木の梯子もあった。安定したところに出てからはストックを取り出した。シャーベット状の雪は滑り易い。

残念ながら写真を取る余裕はなかった。

先ほど通ったところにでてさっき登った鎖場2か所を降下。まあ、問題なく下りられた。フウフウ言って下りつづけやっと扇平に出てほっとした。

今度は月見石の方に回り、写真を撮ったりして小休止。穏やかな日和で、気持ちが良い。緊張の疲れがどっと出た。

山側の一本白樺。芽吹きの色合いが素敵。

なだらかだが行きよりは少し長い道を通って、国師が原へ。どなたかが、鹿がいるよ、と教えてくださり、広い原っぱの中を、避難小屋の近くにいた鹿の親子連れの方に近寄っていった。皆夢中でカメラを構えた。

 

避難小屋の高原ヒュッテのお手洗いが使えるかどうか、中に入って確かめた方がいらしたが、冬季は使えないとのこと。開いたドアから鹿が入り込みそうな雰囲気だったので、急いでドアを閉めていただいた。

人慣れしているらしく相当に近寄っても逃げなかった。小鹿の一等は、われ関せずと言った様子で黙々と何かを食べていた。枯草の中に落ちている木の実でも食べていたのかな?まだ新芽は見当たらなかったから。

それからまた来た道をたどって金晶水、駒止、銀晶水を経て登山道に出たが、長い道のりで膝がすっかり痛くなり始めた。ストックでカバーしながら歩いた。Tさんがかかとから足を下した方が楽ですよ、と教えてくださった。確かに効果があった。

登山道の階段を降りて林道にでてほっとするが、集落まではまだ30分ほどはかかる。半分泣きそうになりながら、宿に戻った。途中ウサギ小屋があって、行きがけはよく見なかったが、帰りは立ち止まってみたら、かわいい兎の姿が見えた。そこの農家?が飼っているみたい。乾徳山の水の製造元も近くにあった。

やっと宿について、一息入れた。さっき助けてくださった方が手早くニラ玉を作ってくださって、つまんでくださいとおっしゃる。とても美味しい一皿だった。作り方も見て置けば良かったですね。お嬢さんが作ったというパンの耳を揚げたものもお砂糖をまぶしていただいたら、すごく美味しく疲れた取れるようだった。ごちそう様でした。

それから、また白龍閣まで運転していただいて、温泉で汗を流した。日替わりで男女のお風呂が変わり、私たち女性の方が広いお風呂だったが、先に入っていらした方が出られてからは私たち二人っきり。贅沢ですね。露天風呂は昨日とは違って、階段を下りた広い岩風呂だったが、硫黄のにおいもきついみたい。こちら側からも滝が見られた。まあ反対側に道路と何か建物が見えたのでちょっと心配だったけれど。

一度宿に戻って、6時半ごろ残られる皆さんにお別れして、帰途に就いた。しかし中央道が渋滞ということで、運転の好きな仲間はまた大菩薩ラインに入って、くねくね道をひたすら運転。途中雨がぱらついて来たと思ったら、柳沢峠あたりはすごい降り。見る見るうちに気温も2度Cとかに下がり、みぞれか霰かという感じだったがトイレ休憩の丹波の道の駅あたりではほぼ止んでいた。

奥多摩湖にライトが映ってきれいなのを見て、ひたすら青梅街道を新宿に向かい、10時半ごろ新宿について下していただいた。埼玉の方の方はさらに1時間以上かかったみたい。

運転してくださった方、ありがとうございました。皆さま本当にお疲れ様でした。良い経験をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

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乾徳山登山 前日2016.3.19.

2016-03-21 | ハイキング・登山

今日は、山仲間の若い方が管理のお手伝いをなさっている山梨県の三富徳和のロッジに前泊して、乾徳山に登った。

以前山のコーチをしていただいた方からは、「大変だよー」と言われて、戦々恐々。昨年登った友人も大変だったとおっしゃる。しかし、所属の山仲間が参加されるというし、親しい友人も参加なさると言うので、私も頑張って参加させていただいた。

乾徳山の雪や氷の状況は、観光協会でもブログでもあまり載っていなくて、果たしてこの時期、雪がどうなっているか心配だったが、この所気温が高いので、大丈夫かなと思い、荷物が重くなるので、アイゼンは持っていくのをやめてしまった。はたしてどうなりますか?

今日の午後からは気温が下がるという予報もあって、凍っていたらどうしよう?

その若い山仲間の方の運転で徳和集落まで行った。昼前に新宿で車に乗せていただいた。中央道の渋滞を避けて、青梅街道(大菩薩ライン)の長距離ドライブ。

青梅の手前でへそ饅頭を買い求め、ほかほかの饅頭をいただいたり、青梅から奥多摩湖の方にでてのめこいの湯の横を通り、柳沢峠の少し手前に美味しいわらび餅の店があると言うので、そこに寄った。山の中の一軒宿の横にわらび餅の店があった。こんな辺鄙なところになんで?こういうのは車でないと寄れませんね。

いろいろな種類があったので4種類買い求め、柳沢峠のベンチで皆で分けていただいたら、とっても美味しかった。もちもちしているのに柔らかく、黄な粉の風味も新鮮。

夕刻の柳沢峠からは富士山が見られた。頂上付近に雲がかかっているのが残念だったけれど。ドライブインと公共のお手洗いがあった。

  

その後、裂石の温泉宿の横を通り、あら、大菩薩峠に行くときに通る所!後で調べたら、この道は大菩薩ラインというのだった。大菩薩の湯の横を通り、塩山に近づいたところでコンビニ寄ってから、ブドウや桃の畑が見られ、梅の花も咲いている道を通って、今度は雁坂道に入った。

恵林寺の標識を見て、牧丘を通り、徳和、乾徳山登山口への分かれ道に入った。

以前西沢渓谷行きのバスに乗った時、乾徳山登山口に寄ってから、西沢渓谷に行ったことを思い出した。その時の印象とはちょっと違っていたが、バスの終点のところを通り、さらに本当の登山口への道の途中に宿泊施設があった。

そこは個人の方が管理しているロッジらしい。ネット検索では素泊まりだけみたい。

着いてすぐに、皆で温泉に行った。西沢渓谷方面に少し行ったところにある、白龍閣という温泉宿で日帰り温泉が利用できる。500円で、川沿いのなかなか風情のある温泉だった。川に落ちる滝が見えた。

ご飯は自炊。というかその管理人さんが、いろいろ用意してくださって、お手伝いしながら、食事を作った。囲炉裏端で、炭火でいろいろ焼くだけだったが。最後は翌日のおにぎりに入れる塩鮭をじっくり焼いた。最後は相模原の愛川産という肉厚のシイタケを焼いていただいた。美味しかったです。まあ、私はすっかりお客さん気分で余り役に立たず、友人と常連の方々が作ってくださった。御馳走様でした。酒盛りで寝るのは相当に遅くなり、翌日は6時起床とのこと。

私は乾徳山、登山に時間がかかりそうな気がして、早めに出発を提案していたが、これでは無理。お昼用のおにぎりも手分けして作ると言うし。。。

布団も山小屋とは違って、シーツと枕カバーが用意されていて、手分けして布団も用意。雑魚寝だが、寒そうな気がして、私は布団を沢山かけたら、夜中に汗をかくほどだった。

トイレは別棟だが、水洗できれい。シャワールームとかお風呂もあるらしかったが、管理人さんも着いたばかりで、凍結防止に水を止めているところが多くて、その日は使えないとのこと。翌日には使えるようになったそうだ。いろいろ準備が大変ですね。

 

 

 

 

 

 

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