この間、和歌山県で新型コロナウィルスの感染者が出たが、最初に報告された医師の感染ルートがまだつかめていないようだ。最近病院とは無関係の感染者が見つかったとのこと。どうも有田市の観光施設やホテルに中国の観光客がたくさん来ていたらしい。これからそれらの周辺の人たちの検査をしていくとのこと。
武漢の新型肺炎が報告され始めたころは、人から人への感染はない、といわれていたので対策が後手後手になってしまったようだが、米国ではいち早く、入国拒否したり、飛行機を中国へ飛ばさないようにしていたとか。
日本では、当時これほど無症状感染者がいるとは思わなかったし、症状のある人は入国できないようにしていたとしても、無症状の人たちはフリーパスで入ってきていたのだろう。何せ、今や中国の人たちの観光で儲けている会社が沢山あるから、全面入国禁止などの制限ができなかったわけだ。
今日も、ダイヤモンドプリンセスのクルーズ船の感染者の報告があったけれど、なんと79人のうち、68人が無症状なのだそうだ。
日本の厚生省は、公営の研究施設で検査をすることにこだわらずに、もっと能力のあるところの施設に応援を頼んで、さっさと大規模に検査を進めれば、これほどの感染者が増えなくて済んだのではないかと、悔やまれますね。
症状があって、心配している人たちでさえ、検査させてもらえなかったのが、今日やっと医療機関の裁量で検査できるようになったとか。
こうなってくると、飛行機や新幹線などを利用して旅行することや、人が沢山集まるところに出かけるのは心配ですものね。多分相当の不況になりそうだ。一時的に中国人の観光客がお金を落とすことを期待して、結局大きな損失をもたらしたようなものだ。
中国からの自動車部品などの製造業の影響だけでなく、観光業の影響もはかり知れません。
これから、感染がもっと広がると、米国への日本人の入国禁止などもあり得るという情報もある。なかなか厳しい情勢にあるらしい。
我が家では、東日本大震災の後、家族が置いて行った非常用キットの中に消毒用のアルコールの小さな瓶が出てきた。その時のマスクはもうほとんどないけれど。あと、親の高麗ニンジンの二度漬けの焼酎が残っているのだが、それは消毒用になるかしらね？
今日、マスクいつ入るかと薬局で聞いたら、分からないが、毎日開店前、1時間くらい前からお客さんが並んで待っているのだそうだ。当分こういう状態が続くとしたら、役立つかどうか分からないけれど、私も手作りしないとならないかしらね。生地はたっぷりあるので。
そうそう、今日は海外の家族から、杉並の方で感染者が見つかったというので心配してメールが届いた。親が最後に救急車で運ばれた病院だったから、結構身近になってきてしまった。今まで見つかった感染者と関係している人なら、まだ良いが、まったく新しい感染ルートだと、また調べないとなりませんね。
もちろん、その病院の関係者や救急搬送されたのだとしたら、救急隊員の検査も必要になりますね。やっぱり大変なことなのだと再確認した。
