浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

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3月28日 ◆道場長ブログ‥【拳流院 雷禅のヒトリゴト - 子供達の帰還 -】

2016年03月28日 | 教室の出来事

総合空手・東海地区選手権、中学3年生の子供達は、武道空手少年クラブとしては最後の大会となった。

ボクは、かつて豊橋市にてリュウトやコウヤ達を指導してきたし、今ではリョウガやマナミ達を指導している。

そんな彼らとも、ここ数年の泣き笑いの中、共に歩む中で、たくさんの想い出と学びを得た。

豊橋の子供達がいたからこそ、浜松の子供達も彼らを目指し頑張れただろうし、また、その逆もしかり。

今大会、少年部としては最後である試合結果を、ここに書くのは、あまり意味をなさないだろう。

もちろん結果からも学びはあるし、それも大切なのだけれど、それでも学びの多くは、その過程の中にあるように思う。


【君がいて‥ボクがいて‥】


生命として、人間として、誰にでも共通する『生きる』ことの部分、関係性の中の自分。

空手武道の世界で考えたとしても、それは同じ。

親いて、指導者がいて、多くの稽古仲間達がいて‥

その関係性の中で存在する自分と、そこから生まれゆく事象‥


大会当日、なぜか前日から予感はしていたのだが、彼らを応援に、かつての稽古仲間であるダイスケ‥カユウ‥トモヤ‥マサナオ達が集まってくれた。

久しぶりに見る彼らの笑顔には心動かされたし、その笑顔の中には、ここ数年、部活動と勉学の世界で自分との闘いを乗り越えてきた逞しさと、あの頃のままの純真さが見え隠れしていた。

彼らを代表してのリョウガやマナミ達の闘い‥最後の試合。

積み重ねられた多くの時間と想いは、言葉にならず涙に変わる。

リョウガの涙も、マナミの涙も、なんと気高く尊いものなのか。

そして、それを見守る仲間達の応援も、また。


子供達が帰ってきた‥
    子供達が帰ってきた‥

そして彼らは、また旅立ってゆく。




儚さの中にも優しさを持つ、とても暖かい風が、心の真ん中を、そっと吹き抜けた‥