浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

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10月24日 ◇道場ブログ…【空手道の向こう側 〜武道教育としての大会の見方〜】

2022年10月24日 | 教室の出来事






皆様、先日の東海地区大会(低学年の部)、お疲れ様でした。

今回はコロナ禍で2年も大会の開催がなかったので、初めての子、久しぶりの子も多く、特別な緊張感の中、力が上手く出せなかった生徒も少なくなかったのかも知れません。

4月の地区大会・高学年の部では、中学生トーナメントのブロックを全て制し、合計8人もの生徒が優勝および準優勝するなどの高成績をおさめ、実力の高さをアピールできた流拳空手勢ですが、今回の低学年の部は、私自身が試合結果を大きくは求めておらず、それよりは気持ち溢れる積極的な組手が出来れば良いと考えてきました。

それはなぜかと言えば、流拳空手は長年に渡る、細かい技術重視での稽古を考えているため、技を身に付けたり、結果が出るのに時間がかかるから。

ですから、やはり結果は予想してきたものに近いカタチとなったわけですが、それよりも嬉しく思うのは、現場にいた齊藤指導員からの詳細報告にあったように、皆が積極的に頑張ってくれたこと。どうしても低学年ですから、技術を出すというよりは打ち合いになるでしょう。でも、それでも大切なのは、精神性を養う武道教育としての側面と、低学年という枠で考えるなら、溢れる緊張感の中で、どれだけ積極性を出せるのかも、一つの重要点だと思うのです。

「黒帯が欲しい」、「金メダルが欲しい」、「優勝したい」などの目標や夢は、子供達のものでイイ。

スタートも個性も全てが違う中で、競技といえど、単純な人間同士の比較などは、本来できるものではありません。

ですから、我々おとな達が捉え方として大切にしたいのは、人間としての総合力を育てる場の一つとして【武道教育】もありますから、礼儀作法や精神性、組手などを含め、ミリ単位でも良いから、子供達のどこが少しでも成長したのかを見極め、声をかけることなのだと思うのです。

海外では意識的にもコロナ禍は半年前に終わっていると、海外住みの知人達から聞きましたが、日本コロナ禍は利権絡みに変化して、まだ微妙に続いています。そうは言っても来年には、ぜひとも表彰式なども含めた、変な制限もない、大会らしい大会を開催できたらと願うばかりです。

保護者の皆様、関係者の皆様、私に代わっての子供達への熱い応援、本当にありがとうございました。

また次回からの大会でも、ご支援ご協力頂けましたら幸いです。


【準優勝】

上野徳謙(年長)
☆若森樹生(3年生)




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