ヴァイオリンとフルートのRio

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抹茶スイーツ、蚕の糞で着色?

2016年06月18日 05時38分02秒 | その他
 だいぶ以前に買った新潟のよもぎ餅は緑色がとても濃く、よもぎの香りが高いものだった記憶が有ります。最近、新潟の笹団子が販売されていて、よもぎ以外に山ごぼうの葉を加える事により濃い緑色になると初めて聞きました。以前のよもぎ餅の色が濃かった理由も同様ではないかと思います。

 さて現在、緑色の食品と言うと抹茶○○と称するものがかなりあります。最近は百貨店の物産展でも抹茶○○が多く、そのせいか伝統的なものが片隅に追いやられたり、出展されない事が多いような気がします。何でもかんでも抹茶風味にするのは味オンチを育てる可能性もあります。

 そこで本題になりますが、食品や菓子で抹茶を用いたと称するものの緑色、色が異常に濃すぎるような気がします

 私の経験では安価な抹茶でたてたお茶は濃い緑色になりますが、高価なものになると色が淡緑色に近づくような印象を持っています。しかし淡緑色になると店頭効果の点では魅力に欠けます。ゆえに安価な抹茶で着色したような濃い緑色の抹茶○○が幅を利かせています。

 濃い抹茶色はどのようにして実現するのか。私のような工業化学専攻の者の眼からすると、これだけ色が違うと抹茶以外の物質を使っている可能性が高いと思います。昔ならためらうことなくタール系色素の出番になりますが、発がん性を主張する人も一部には居ます。現在使われている抹茶色素はネット情報によれば蚕の分泌物(ストレートに言えば糞)である蚕沙だと言う説があります。中国の高級茶である虫糞茶のようなものかな。

 見た目の色や香りは人工的に作り出せますので、やはり合成品も使っているものと想像されます。ただし本物を少し加える事も考えられます。日本酒に似せて合成酒を作る場合、水、アルコール、糖蜜、化学調味料などをどう配合しても日本酒の味にはなりませんので、最後に本物の酒を加えるのだと言う実話があります。

 最後にごく最近購入した茶そば。濃い緑色でゆでても色が変わらないし、香りもかなりあります。しかしよく考えれば本当のお茶が入っているのならゆでれば色が変わる筈だし、香りも減る筈。原材料の表記を見ると抹茶と書いてありますが。

 しかし、こんな事をいくら詮索しても楽しくはありませんね。


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