ヴァイオリンとフルートのRio

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わらびワラビ蕨

2016年09月14日 07時30分32秒 | その他
 埼玉県民、特に県南部に住む人は「蕨」と言う珍しい漢字の読み書きが出来ます。蕨市やJR蕨駅があるためで、こういう例は他所でもあると思います。地名の蕨の由来は植物のワラビと言う説と、藁の火と言う説があります。

 学校の国語の授業で蕨が登場するのは、万葉集などにある蕨摘みや源氏物語の「早蕨」、早蕨は色の名前でもありますけれど、それくらいでは他県民の方々の記憶には残りそうもありません。むしろ蕨が知られているのは「わらびもち」のせいではないかと思います。

 「わらびもち」は本来わらび粉から作られたもので、本物のわらび粉はワラビの根から取りますが、生産量はごく少ないと聞きます。一部の高級なわらびもちはともかく、手軽に食べられるわらびもちはジャガイモから作られた「わらびもち粉」を原料として作られ、わらびもち粉には本物のわらび粉は含まれていませんので、別途わらび粉を加えない限り、ワラビとは関係の無いお菓子と言えます。

 ついでに言うとジャガイモからは片栗粉も作られます。可憐な花を咲かせるカタクリの根から作られたのは昔の話。それからお菓子のくずもち。関西の葛餅は葛粉を使用して作られると聞きますが、東京や埼玉の久寿餅の原料は小麦由来のものとの事。


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