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企業の採用における差別

2018年10月14日 18時34分44秒 | その他
 入試の差別が問題になっています。しかし企業の採用差別の方が本当はひどい。私が採用業務を担当したのはかなり以前の事なので、以下に記す事は会社の現況ではありません。念のため。

 当時は大卒採用の際に女性を2割未満にするようにしていました。女性向けの商品を扱う業種であれば女性の採用比率が高いと聞きますけれど、一般的な会社なら2割が3割になる事は有っても、男女差別を行なっているのが普通と思います。

 ペーパー試験やすべての面接で合格し、採用担当役員も太鼓判を押した女子学生を順次合格にしていたら女性比率が高くなりかけ、「アンタが合格と言ったからじゃないの」(実際は丁寧語で話しています。)と担当役員にブツブツ言ったら、「比率は君らが見てなきゃダメだ。」と逆ギレされました。以降は担当役員が合格にしても担当者が不合格にすると言う会社秩序に反する事態に。

 会社的発想をすれば、結婚や出産、育児で比較的若いうちに退社すれば賃金も退職金も安く済み会社にメリットになります。高賃金の割に働きの悪い男性年配社員を出向させたりクビにする荒療治をしなくても、自然に人員の若返りを図ることが出来ますから、企業がフレッシュに保たれて活力上プラス。

 次は大学差別。

 どこの大学にも門戸を開いているなんて有り得ない話。あからさまには言えませんが、野球の六大学あたりにボーダーラインが有りました。会社に大学出身OBが居ないか少ない場合にはフィルターが有ると学生は思うべき。

 縁故はその限りではありませんので、採用実績の少ない大学出身者を採用する事にもなります。その意味では入社しても寂しいだろうし、能力不足の場合は本人もつらいだろうね。

 蛇足1・・・縁故入社は採用担当者がもっとも嫌いますので、担当者がそれは熱心にあら探しをします。「あの人は背が低い。」とか「顔が悪い。」との報告も受けましたが、さすがにそれはマズイよね。

 蛇足2・・・理系の場合には大学院生(修士)を採用する事が増えました。ランクの上の大学の大学院に進学する場合も有りますから、学歴の書き換えが起こります。在学中に学力がアップした訳でそれ自体は結構な事と思います。無論、反対に在学中に学力がダウンする事も有り得ます。入学すれば卒業できる日本の大学。大学名で採用するのは本当は博打。

 海外大学の差別。

 米国の大学なら各大学のランクをまとめた本が有り、一番上がmost competitive、一番下がnon competitve、要するに競争率の高い大学、無競争で入れる大学と言うことかな。それらの間に何ランクか有ります。採用側はこんなものを見てその大学のランクを判断しています。

 米国支社で採用する場合、most competitiveの大学のみに絞っても必要人員の確保は十分可能なのだそうで、本社もそれに倣っています。つまりは外国の大学に関してもフィルターはありますから、海外留学で箔を付けようと言う考えは甘いように感じます。


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