ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

マスクとアルコール

2020年02月10日 20時37分15秒 | その他
入手困難になっているマスク。先々週通りかかったお店には何種類ものマスクが販売されていて、ヘェーここには有るのだと思いましたが、本日通ったら全く陳列されていません。開店早々マスクを求めて来店した人もかなり居て全員空振り。

私は、私のフルートを吹いて見たいと言う人のために「清浄綿」をフルートと共に持ち歩いて居ます。その清浄綿を補充するために薬局に立ち寄ったら、清浄綿としては塩化ベンザルコニウム水溶液を用いたものと、エタノール(慣用名エチルアルコール)を用いたものの2種類が販売されていて、お店の方によれば、塩化ベンザルコニウムは細菌には有効だが、新型ウィルス肺炎の予防を考えるならエタノールの方がベターとの事でした。と言う事で今回はエタノールのものを購入。

工業化学専攻なのにこの方面の知識にはうといのです。なにしろ、化学屋の知識ではエタノール以外はすべて毒物。そのエタノールだって大量に摂取すれば急性アルコール中毒で生命の危険が有ります。

ついでに言うと消毒に使える物質はすべて毒であって、毒だからこそ消毒に使えます。昔、病院で消毒用に使われた昇汞水は塩化第二水銀を用いていて実はかなりの毒性がありました。誤飲を防止するために赤色に着色されていました。僅かでも飲めば生命に関わるので現在では見かけません。

一方でまゆつばな話もあります。例えば新型ウィルス肺炎の話題が出てからウォッカがよく売れているとか。アルコール濃度が高いので新型ウィルス肺炎の予防に役立つと勘違いするのでしょう。同様な観点では焼酎も挙げられますが、ウォッカも焼酎も消毒用のアルコールに比べるとアルコール濃度がかなり低いので、消毒効果は期待できません。時代劇に出てくる医者は焼酎を口に含んで吹き付けていますから、あの連想があるのでしょう。

ウォッカの場合には消毒効果があるからと都合良く解釈して飲用する人も居ると思います。しかし過度の飲酒は肝臓の解毒作用を低下させますから、むしろ感染のリスクを増大させると思います。しばらくは飲酒を控える方が得策なのでは。


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