日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

空海の言葉より

2013年05月23日 | Weblog
空海の言葉より

生生生生暗生始   死死死死冥死終

どこからか、生まれきて どこへ行くかもわからず
死してはなおのことどこへ行くのか全く判らない。生きてなお分からず死してなお分からず。これが人間の定めであると僕は解釈していた。

今日生駒の近くにある霊山寺へ行った。バラの季節で2万本のバラが所狭しと咲き誇っていた。
あまりにも美しいので一つ一つ棘があるかどうか確かめながら鑑賞した。あのビロードのような美しい花とは裏腹に枝には棘がいっぱい付いている 。美しいと思ってむやみに触ると棘が刺さる 。

霊山寺のパンフレットには次のように書いてあった。
生を出てこの世に現れ出た時も救いの光は見えず、死によりこの世に別れを告げる時も救いの光明は見えない。
無明長夜の暗闇の中で果てしなく、生と死の苦しみを繰り返す輪廻から離脱するには、仏の真理の光にすがるしかない
ああ、こういう意味だったのか。僕の読みは浅かった。