元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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予算委員会~『子どもの森』~

2011年02月24日 11時10分22秒 | 練馬区について
 先ずは、冒頭にニュージーランドの大震災の犠牲者の皆さまに、心からお見舞い申し上げます。日本からも救助隊が出動しましたが、2次災害の可能性や、生存者が著しく低下する分岐点の72時間が迫っていることもあり、安否不明の方々については、1分1秒を争う状況であり、無事に発見されることをただ祈るしかありません。

 ニュージーランドに現地の知人がいたこともあり、大学の卒業旅行でクライストチャーチを訪れたことがありますが、エイボン川が印象的な、時間の流れがゆったりとした、教会と花の溢れるの美しい街でした。
 先日も、練馬区の友好都市であるイプスウィッチ市が大洪水に見舞われましたが、自然災害は予測が不可能なので、一瞬にして多くを奪ってしまう恐ろしいものだと再確認させられます。
 
 
 被害にあわれた方のご快復とご無事と街の復興をご祈念申し上げます。
 


 ところで、昨日の予算委員会においては、先日のブログで視察報告させていただいた


 『子どもの森』


 について質問と要望をいたしました。


 私の『子どもの森』を作るべきという質問に対して、「前向きに検討」という答弁はもらい、実際に平成22年度の予算には約200万円の調査委託料がついたが、その後、検討結果がはっきりしない。
 
 調査の中で、「木工教室」「キウイ収穫体験」「自然観察」などの体験事業が実績として掲げられているが、これは調査とは関係ないと考える。
 調査とは、練馬区内に適した森がどこにあるのか、ツリーハウスに適した樹木は何か等、実現に向けて必要なことを調べるべき。
 そして、『子どもの森』は、一般の公園とは全く違い、新たに作るのではなく、現在ある森に安全性の観点から最小限の手を加え自然との共生をテーマとしたものなので、専門家に委託して調査するべきである。

 平成23年度も調査費として、約500万円が計上されているので、今度こそしっかりと実現に向けて取り組まれたい。

 質問の最後に、茅ヶ崎市「市民の森」の視察の報告と感想を述べて、事業本部長から環境・土木など関係所管が連携をもって、しっかりと取り組むという答弁をいただきました。
 期待したいと思います

 私としても、今後も実現するまで議会での発言と活動を続けてまいります
 


 視察の感想
 
森の地面はすべて腐葉土。歩いていて気持ちが良いし、最初から「子どもが走りまわって、転ぶ」ということを念頭において手を入れてある。また、ツリーハウスにたどりつくまでの吊り橋も適度な揺れがあり、冒険心がある。

ハンモックを持参して吊れるように木の手入れがされたコーナーがあり、大人でも楽しめる。

遊具も木で出来ていて、環境に配慮されている。

茅ヶ崎市の「市民の森」においては、近隣以外にも遠いところでは、北海道から来た人がいるという注目度の高い場所である。

一緒に行った大学生のインターンからは、「練馬区内に子どもの森が実現すれば、練馬区で子どもを育てたいと思う要素の一つとなる」「ツリーハウスは子どもなら登らずにはいられないと思うはず」「都心では、木登りでさえままならないので、子どもにとって貴重な場所となる」等の意見があった。 

 ※ちなみにツリーハウスの設置費用は約800万円とのこと。

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